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ボクシングが育む繋がり

2018年から始めた、西部ボクシング地区合同スパーリング。
月一度、山口県から九州までの任意のジムが集まる。

九州はスパーリング相手がいない、という事実を私は許せなかった。

最初はほんの数ジムから始め、今や10には満たない迄も、多くのジムが毎月集まる。
遠くは宮崎県から来て頂いた事もある。

コロナの時は自粛したが、会長だけで集まり飲食を共にした。
何とかこの流れを止めない為に。

飲食店では雑談等、いろんな話をしたが、常にどの会長も前向きだった。

今月は仕事で福岡に来ている、元大型アマチュアボクサー。
今は沖縄の平仲ジム所属のプロで活躍するA級ボクサーや、初参加のYUKOジムも集まり、足の踏み場がなかった。

スパーの途中で若いお兄さんが、ジムの入り口に立っいた。
「お兄ちゃん、どこのジム」と聞くと、うちの会員だった。

「今日練習できませんよね?何事ですか?」と言うので、入ってイイヨイイヨ、と言うのに遠慮をする。

ジムを振り返ると、確かに足の踏み場がない。
しかし、よーく考えると、ここは私のジムではないか!

「俺がいいいと言ってるんだ。俺がいいと言えば練習していい!」

そう言うと、申し訳なさそうにジムに入ったが、なぜ俺は自分のジムの子の顔を覚えられないんだろう、と反省した。

各ジムの選手の皆んなには、遠くから君らを連れてきてくれる、会長、マネージャーに感謝してほしい。

そして、一歩も動かず我がジムでスパーリングが出来る、当ジム選手は、我がジム会長がジャイアンである事に敬意を・・・。
表さなくていい(笑)。

いつの時代もどの世界も、志が同じ人は集まる。
そしてそれを継続すれば、必ず夢は達成する。

隣の芝は青い、と思う者はどこに行っても思考は変わらない。

選手は今与えられた環境に感謝し、トップは更なる環境を作り、より良い環境へと造化せねばならぬ。

今回集まって頂いた、山口から沖縄の多くのジムの会長、マネージャー、選手のみなさん。

本当にありがとうございました!


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