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捨てるか拘るか。自分の道が正しいかを見定める目を養ったら。


武内新市長誕生。
為すべき事を死に物狂いで為し、そして成る。
これは奇跡でも小説でもない。事実で必然である。

私は、この一週間ずっと迷っていた事があった。

理念が金と自分さえ良ければいい、という、以前顧問をしていた
学校法人の理事長みたいな社員が、当社にいた。

結果、この社員を、先週土曜を以て、斬った。
選挙前日。土曜日の事である。

詳細は省くがこれにより、当社の資産は、約5000万円が滅失。
付随して、月の収入95万円を失わう事となる。

後、5年トータルで約一億円という大金である。

しかし、私は残りの人生を北九州再建に注ぐ、という信念を見つめ
直し、市長選前日明確にし、決断した。

人間は死ぬまでに何を為して、何を残し、どう死ぬか。
その為に人間は神に生かされている。

「あの人は怖い顔で貧乏クジばかり引く、不器用なバカだった。
 しかしこういう良いところもあったなあ」。

それは死んだ後に言われる事で、価値や名誉は今決まる事でない。

生きている時、私欲を捨て、何を為し何を成すか。
そういう事を考え、事を為す。

これからの自分、お金の絡みがある、この利己的な社員を斬る事。

それが、ひいてはボクシングジムでチャンピオンを作り、北九州を
百万人以上の街へ導く王道ではないか。

更にこの二つを成熟させる時、この3年弱、自分のお金の保全の為
だけに生きるこの社員を怒鳴り、連れてる事は重荷だった。

もっと言えば、いつか我がホールディングスに汚名をつける。

一億円は本当に大金だ。

正直欲しいし、惜しいし、悔しい。
しかしこれを捨てれば、もっとスムーズに、目的を達成出来るので
はないか?

数年前から私が行っている、北九州プロジェクトは儲けじゃない。
北九州市民の為、人がやりたくない事をやって行く。

それが死ぬ程辛かったであろう、新市長にお返しできる、北九州で
生まれ育った我々市民の行う、権利と義務ではないだろうか。

だから、いつもくだらぬ嘘や、くだらぬプライドで会社を乱し、
いつも怒らせる事を行い、全く反省せぬこの愚劣な社員を斬った。

トータルで、一億円弱のお金で怒り狂うより、私は正しい方向を向
き、正しく進む事を選んだ。

勇気ある決断とは、そういう事だと思う。

私も武内氏も経営者である。

少なくとも経営者とは、普通の人が考えない、出来ない、発想出来
ない、無理だろう、そういう事を思い付き、実行出来る者である。

問題はそれが義に適っているか。私欲はないか?一面から考え、
更に多角的に捉え、長期的に考え、それでもその答えは正しいか?

それを判断する目を養い、持って判断、実行する。
これを出来る人が、優秀なリーダーである。

日本という国は、歴史や儒教を学んでる人は皆分かるだろうが、
強烈なリーダーが出ないと変わらない。これは歴史で証左できる。

そういうリーダーが現れればその市、国、昔で言うと藩は栄える。

少なくとも武内市長は、今回多くの物を捨て、北九州市長になった
はずである。

であるなら、少し先輩で北九州で生まれ育った私も、何かを捨てな
いと何も成せない。そう考えた。

選挙の投票日。

当選を聞いた選挙事務所は大喜びで、私が北九州で尊敬する、ただ
2人の経営者の一人。岡本会長に労を労い、ハグをしてもらった。

この動画はそのシーンである。

私を抱く、岡本会長の力は、いまだボクシングで鍛える私の力
より強かった。

何かを捨て皆に取って大切な事を、今回、岡本会長と武内市長。
そして不肖、私も得た。

この世にはお金では買えない、そしてお金では変えられない、矜持
と理念がある。

何が大事かを、見る目を養う事は難しい上、時が要る。

しかし少なくとも、今回各々の決断に、間違いと後悔はない筈だ。

目上の岡本会長、年下の武内市長。

少なくとも北九州「自分さえ良く、自分だけお金を儲けたい」。
そんな人間が、生まれない街になるだろう。

 80歳の岡本会長が先陣を切り、改革を行わないといけない事や、
街があっていいはずがない。

後は我々世代が応え、子供達に伝える事の大切さを、諸先輩から学
び、教わる。

今回の選挙は、そういう選挙であった。



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