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歳を取るのは恥じゃない。苦でもない。素敵に生きれば、老けることもなく美しい。
YANAGIHARAホールディングス&YANAGIHARAボクシングジムの定例街頭防犯パトロール。
そこに今回から、美人会のメンバーが参加。
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女性がいると皆、いやパトロール部隊の本田リーダーの動きが良いらしいが、ここだけの話にしてほしい(笑)。
美人会の皆さんとは食事会や、私のオフィスで歓談したことがあるが、一言で言うと「無邪気」であり「聡明」である。
それなりの育ちと、ご主人のお人柄が分かる女性ばかりだが、何故彼女達はそうなのだろうか?
つらつら考えた。
美人会は野良猫のボランティア団体である。
今後は当法人も、彼女らの悩みに対する善後策をとるが、やはり彼女達はお金の前に、心が満たされてる。
だから、聡明で素敵なのだと気付いた。
理由は後述する。
時を同じくして最近、いみじくも若い女性に男性と、個別に色々な話しをする機会が起きた。
あーでもないこーでもない、と言う彼女、彼に対し、今の私は決して怒らず、最後まで話を聞いてあげるようになった。
しかし、心が残念な子の場合、話せば話す程悲しくなる。
結局、お金や目の前の何かを求めてる、彼や彼女のオチが分かる。
彼女、彼達は何も分かっていない。
世間の厳しさを。
いみじくも、聞いてもいないのに「私は苦労をした」と言った。
二十歳そこらで苦労する程、日本は厳しくない。
平和ボケした日本の大人達のお陰で、いや、そうでなくても、苦労した人は苦労したと自分で言わない。
心のあさましい人間となのに、つい「ん?それで。何で?」と聞く私がいる。
理由を最後まで聞くが、聞けば聞くほどさっぱり分からない。
二十歳前後の頃、生きる権利のなかった私でさえ、プライドはあった。
お金の為に知人を騙す。
私はこれだけはやらなかった。
だからそう言う嘘はつかなかった。つく必要がなかった。
お金の為に人の褌を借りる位なら、貧乏した方がいいや。
そう言う最低限の矜持はあった、と思う。
しかし、人の力を借りて。
今回の場合、私の力だが、いくら美辞麗句を並べても、終着駅はお金と力、と言う事は始発駅を出た辺りで分かってた。
という事は彼女、彼らは終着駅まで、各駅停車で嘘をつかねばならぬ。
嘘と言うのは、停車駅で停車する回数が増えるほど、多くなる。
当然、嘘は多くなる程バレやすい。
私は25歳で金融を起業したので、寄ってくる人の半分は、お金を貸してくれ、だった。
だから「金の匂いについて来る人の匂い」はすぐ分かる。
所が最近、お金のみならず、行政とお話出来た、大手企業と交渉し、経営コンサル業の方でクライアントに喜ばれる。
そういう事が多くなった。
それはいい事だが、そうすると金なのか、力について来てるのか。
最後まで話を聞くと、この彼女、彼の話も沸点の限度を超し、まあまあ最近怒りが溜まっていた。
そこに美人会がある依頼に来た。
依頼を聞いて「彼女らの言い分を叶えたとしても、彼女達の労賃や苦労の分はお金にならない」と思った。
しかし最後まで聞くと、結局我々と同じ。
それが世の為になるからやってる。
しかし誰もやりたがらないから、アタシ達がするんです。
でも監督官庁をたらい回しにされる。
それで、ストンと肚に落ちた。
こう言う正しく弱きを助ける為に、当団体を作ったのだという、原点を思い出した。
だから彼女達の要望に、素晴らしい結果を出そう、と思う。
そう思った途端、それまで怒りに感じていた上記の子達とは、もう話すのをやめ、上手にいなしておこうと思う。
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この可哀想な子達には、師がいない。
いたとしてもそれは師でなく、悪魔である。
二十歳そこらで、ここまで心が汚れた落ちこぼれは、先々どうなるのだろう?
YANAGIHARAジムでも反抗期や、拗ねる子が出る時がある。
そんな事は苦労と思わず、選手が辞めない限りぶつかって来た。
結局皆、いい子なので時を要するが、きちんと元に戻る。
この写真は殆どが、教え子だが美人会のリーダーから「YANAGIHARAジムの選手は目がキラキラしてる」。
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そう言われたので、心の中で「当たり前だ」と呟いた。
悠太郎は試合を控えてるのに、ゴミを拾う。
中野は社員だが、そのキャパを超えボランティアを引率する。
こいつらが苦労した、なんて言うものか。
うちのジムにいる子の中に、誰1人悪い子はいない。
いや、誰よりもいい子ばかりだと自負する。
私のやる事は、この子達が道に逸れぬよう、若い時と違い遠くから見て、一から十まで口に出さないようにする事だ。。
もうそう言う年になった。
しかし、歳を取ると言う事はいい事だ。
こいつら全員も、私の歳になった時、そう思える人間にしたい。
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