選挙戦の誹謗中傷をボクシングに学ぶ。
YANAGIHARAジムの長男、元日本バンタム級8位松尾佳彦。
彼を抱き称えている人は、兵庫県明石市の同じく元日本ランカー。
ガチンコファイトクラブで辰吉丈一郎の舎弟として名を馳せた、戎岡彰氏。
これは松尾佳彦引退記念試合の光景である。
17歳でプロとなり、母子家庭で育った松尾。20歳頃、眉毛を剃った悪そうな顔で私の元へ来た。現在38歳。お陰様で真っ直ぐに育った。
対する戎岡氏は、兵庫県明石市で泣くこの黙る喧嘩太郎。
現に、彼と同級生の空手の黒帯の明石市の者が「彰が前から歩いてきたら殺されると思って逃げてましたわ。いやあ、丸くなって良かったですわ」
と言われた男。
松尾の引退式の為に、こうして松尾と3ラウンド殴り合い、終わった瞬間、松尾の勝ちだ、とばかりに手を挙げてくれ抱き合う戎岡現会長。
これがボクシングの良いところである。
さて本題の北九州市長選である。
4人の候補は真っ向から戦い、武内氏が勝った。ただそれだけの事である。
少なくともボクシングの様に、顔や腹を殴った訳ではない。
選挙後、FacebookやTwitter始め、つもり候補らに対する誹謗中傷が、多々散見される。
そういう愚劣で情け無い行為は、武内新市長及び、勇気ある今回立候補した三人の候補のみならず、北九州の価値を下げる行為と考える。
ボクシングでは相手が再起不能や、一生後遺症が残る事があった。
しかし誰一人、ボクシングでは相手を恨まない。
せめて北九州市民はこの事を知り、よく考えてほしいと思い問題を提起する。
武内市長の当選第一声の時、最前列に座らされた私は、ある一言を彼が言うかどうか?それを聞き漏らすまいと思い聞いた。
彼は言った。
「選挙はおわった。これでノーサイドです」と。
彼はこの快挙の中、冷静だった。目を見ればそれは分かる。
皆様。彼のこの言葉、ボクシング。良い事は取り入れ素直に実行しようではないか。
それが「我らが誇る北九州」だと私は深く思う。
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