
【本の紹介】映画と原作。コーダと社会福祉士。
以前に観た映画の原作を読みました。「コーダ」と呼ばれる「聴覚障害のある親に育てられた子(CODA:Children of Deaf Adults)」である著者。でもその言葉を知ったのは大人になってからだそうです。社会福祉士の関わりは?
社会福祉士の可能性を探求し、社会福祉士自身が元気であることを望み、世の人々の心が軽くなり、そして私の収入もアップすることを考え続けて23年、フリーの社会福祉士(2001年開業)柳田明子です。
独立に関心のある、社会福祉士として後悔しない選択をしたいあなたに向けて発信しています。
さて。
私は10月5日に久々に映画を観たと
つぶやいているのですが…
…その原作となった本を
ようやく読みました。
その本とは、
『ろうの両親から生まれたぼくが、聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』(五十嵐 大著 幻冬舎 2021年)
です。

私は先に映画を観ているので、
映像が頭に浮かびます。
映画にはあったけど原作にはないシーンや、
映画にはなかったけど原作には綴られている部分もあり、
それぞれに味わうことができました。
なんといっても、
著者が正直にその時々の
自身の思いを書かれているので、
ひとつひとつが胸を打ちます。
著者が初めて
「コーダ」という
自分を「カテゴライズする言葉」を
知った時の衝撃と安堵感は、
映画よりも文字で読んだほうが
私にはいっそう伝わってきたと思います。
この本は、
子の立場、
親の立場、
祖父母の立場、
聴こえる立場、
聴こえない立場、
こどもの立場、
青年の立場、
中高年の立場、
手話を使う立場、
手話を学ぶ立場、
近所の立場、
関係者の立場、
ともに生きる社会の一員としての立場
・・・など、
自分自身をいろんな立場に
投影したり、
推し量ったり、
考えたりすることができます。
社会福祉士としても、
です。
私は、
この著者の、
【まえがき】に書かれているような
「苦しみや葛藤に満ちていた」
人生のどこにも
社会福祉士が関わることは
なかったのだろうかと、
あるとすればどのタイミングだろうか、
なかったとすればなぜだろうか
と考えています。
まえがきに、
それでも、いまは聞こえない母の元に生まれてきたことを、とても幸せなことだと感じている。母とぼくとの人生は苦しみや葛藤に満ちていたものの、驚きや発見も溢れていた。そしてなにより、いまは彼女との間に”ひとつの夢”ができた。それをとても誇りに思っている。
と書かれている「ひとつの夢」は、
最後まで読むと
分かります。
実現すると素敵だなと
思います。
本の詳細はコチラ(出版社HP)から↓
↑オンラインショップへのリンクあり。
本日は以上です。
★2024年12月1日に
『ただなぞるだけの本。』(文芸社)
を出版しました。
ぜひ手にとっていただけると嬉しいです。
ことばを選ぶのはとっても楽しかったです♪
イラストも私が描きました(*^^*)
今日も気持ちの良い一日を!
柳田明子社会福祉士事務所
〜聴く・伝える・ともに考える〜
(2001年開業)
今日の記事に共感してくださった方や社会福祉士の独立に関心のある方はぜひ下記からご感想やご質問をお寄せください。お待ちしています。
①note「クリエイターへのお問い合わせ」フォームから
→ お問い合わせ | note(ノート)
②公式LINEから→
★独立型社会福祉士を考察した記事を集めたマガジンです。無料です。
★社会福祉士が独立を考える時のワンポイント5選をマガジンにしています。有料です。
1本100円です。4本以上読まれるならマガジンのほうがお得です。
★福祉教育者 テリーさんの共同運営マガジンに参加しています。