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介助・介護・保護・補助。スーパーの張り紙から考える。

スーパーで貼られていた「ペット同伴不可」のポスター。もちろん盲導犬などは別だと書き添えられていたのですけれど、私、二度見しちゃったんです。その理由を書きます。

社会福祉士の可能性を探求し、社会福祉士自身が元気であることを望み、世の人々の心が軽くなり、そして私の収入もアップすることを考え続けて23年、フリーの社会福祉士(2001年開業)柳田明子です。

独立に関心のある、社会福祉士として後悔しない選択をしたいあなたに向けて発信しています。


さて。

あるスーパーで「ペット同伴不可」の張り紙がありました。もちろん盲導犬・介助犬などは除く旨は書き添えられていたのですが、

ん?

その張り紙に違和感を感じて、私、二度見。

よく見ると…

「ペット同伴不可(盲導犬・介護犬などは除く)」

…となっています。

介護犬

犬じゃなくて、

犬。

介護犬という文字を見て、

私の頭の中には、違和感とともに、一瞬、

介護されている犬」「介護が必要な犬」

の映像が浮かびました。

病気の犬とか老いている犬ですね。

もちろんそうではなくて「(誰かを)介護する犬」という意味で使われていると理解できるんですけど、

それは本来「介助犬」と書かれているものだという認識ありきのこと。

介助犬」といわれたら、間違いなく「(誰かを)介助する犬」だと分かるんだけど、
介護犬」といわれたら、
「(誰かを)介護する犬」なのか「介護される犬」なのかちょっと迷いませんか?

だって「保護犬」は「保護された犬」ですもん。断じて「(誰かを)保護する犬」ではない。

介護犬=(誰かを)介護する犬
保護犬=保護された犬

」と「」の字が違うだけなのに動作の主体が逆になる。

うーん、難しいな。

で考えてみましょうか。

介助者=(誰かを)介助する人
介護者=(誰かを)介護する人
保護者=(誰かを)保護する人

うん。これは意味の逆転はないですね。

いや、ちょっと待って!

だったら、

保護=(誰かを)保護する
保護=保護された

」か「」かで動作の主体が逆になる現象が!

難しいな。

このあたり、日本語教育の先生がたはきちんと説明できるのかな。レクチャーしていただきたいな。

日本語、難しいな。奥深いな。ことばって不思議なことがいっぱいだな。

日本語教育能力検定試験に合格したと言っている私、まだまだ知らないことだらけです。


難しいけど、こうして【日本語】や【ことば】についてあれこれ考えるのは楽しいです。

社会福祉士としましても【ことば】はソーシャルワークの重要なツールですから、ていねいに、しっかりと、アンテナを広げておきたいところです。

こちらも【ことば】について考えた記事です。

ちなみに。
厚生労働省では、
盲導犬・介助犬・聴導犬を総称して補助犬
としています。

厚生労働省リーフレット もっと知ってほじょ犬


本日は以上です。


今日も気持ちの良い一日を!

柳田明子社会福祉士事務所
〜聴く・伝える・ともに考える〜
(2001年開業)

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