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独立型社会福祉士が有料相談について考察する。②それ、食べたい?
架空の4人を登場させて、社会福祉士が有料相談で料金をいただくことの「後ろめたさ」「自信がない」について考えます。
社会福祉士の可能性を探求し、社会福祉士自身が元気であることを望み、世の人々の心が軽くなり、そして私の収入もアップすることを考え続けて23年、フリーの社会福祉士(2001年開業)柳田明子です。
独立に関心のある、社会福祉士として後悔しない選択をしたいあなたに向けて発信しています。
さて。
先日、下記記事で、
社会福祉士が目の前の方から
相談料金をいただくことに対して、
・困っている人からお金をもらうのか
について、
「価値」と「しくみ」は分けて考えよう
と投稿しました。
今日は、
・後ろめたい
・自信がない
について書きます。
今から4人の架空の人物が登場します。
4人とも念願かなって独立(デビュー・開業)したばかりです。
①Aさん(イタリアンシェフ)
レストランで経験を積んだAさんが独立してお店を開きました。
あなたは早速その店に行きました。
Aさん:「いらっしゃいませ。お越しいただきありがとうございます。
経験を積んだとはいえ、私の料理にお金を払ってもらうのは後ろめたいし、そんな自信もないんですけど、さぁ、テーブルへどうぞ」
あなた:「・・・」
②Bさん(歌手)
下積み時代を経てBさんが歌手デビュー。
初めてのコンサートを開催します。
あなたはそのコンサートのチケットを購入しました。
Bさん:「チケットをご購入くださってありがとうございます。
下積みしたとはいえ、私の歌にお金を払ってもらうのは後ろめたいし、そんな自信もないんですけど、どうぞ当日コンサート会場にお越しください」
あなた:「・・・」
⓷Cさん(医師)
勤務医として経験を積んだCさんが開業。
そのクリニックにあなたはさっそく診てもらいに行きました。
Cさん:「私のクリニックに来てくださってありがとうございます。勤務医としての経験は積んだとはいえ、私の治療にお金を払ってもらうのは後ろめたいし、そんな自信もないんですけど、さぁ、診察しましょう」
あなた:「・・・」
④Dさん(社会福祉士)
社会福祉士として施設やセンターで経験を重ねたDさんが独立しました。あなたはDさんの社会福祉士事務所に相談に行きました。
Dさん:「ご相談に来てくださってありがとうございます。社会福祉士として経験はあるとはいえ、私の相談にお金を払ってもらうのは後ろめたいし、そんな自信もないんですけど、で、今日の相談は何ですか?」
あなた:「・・・」
・・・以上4人。
さて、どうですか?
あなたは、
Aさんのイタリアンを食べたいと思いますか?
Bさんの歌を聴きたいと思いますか?
Cさんの診察を受けたいと思いますか?
Dさんに相談したいと思いますか?
・・・思いませんよね。
つまり、
サービスの対価として
お支払いいただくためには、
まずは、
提供者自身が
自分のサービスの
価値をしっかりと認める必要
があるんです。
Aさんだったら、
「私の料理はおいしいんだ」と、
「だから、ぜひとも食べてほしいんだ!」と、
そう自信を持って思えること。
そこがスタート地点。
もちろん、
謙虚さも大事なんだけど、
今は
「まずは自分が自分の料理をおいしいと思わなかったら、
お客さまに出せないよね?」
っていう基本の話。
「後ろめたい」
とか
「自信がない」
とか
言ってる場合じゃないんです。
つまりこれは、
「価値」
の話なのですけれど、
続けて
もう少し
この流れで考えたいです。
が、長くなるので続きは明日。
明日は、
⓷Cさん(医師)
④Dさん(社会福祉士)
に注目して書きます。
(だんだん文字で表現するのは
難しくなってきてるんですけど…。
あと1回、やってみます!)
本日は以上です。
★2024年12月1日に
『ただなぞるだけの本。』(文芸社)
を出版しました。
ぜひ手にとっていただけると嬉しいです。
ことばを選ぶのはとっても楽しかったです♪
イラストも私が描きました(*^^*)
今日も気持ちの良い一日を!
柳田明子社会福祉士事務所
〜聴く・伝える・ともに考える〜
(2001年開業)
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