エヴァンゲリオン新劇場版：Ｑをシンプルに考察してみる。(その３）

2021年3月9日 12:19

前回（その２）についてはさんざん書いたあげくもう一度観返してみたら間違いに気づくといううっかりが発動してしまいましたがめげずに続けようと思います。今回はセントラルドグマでのなんやかんやを、よりシンプルにより慎重に考えていきます。

【ドグマ降下】

絶望のどん底にいるシンジ君をカヲル君が説得して2人は第13号機へ。どうやらカシウスとロンギヌスの槍、2つの槍を使えば世界は修復できるらしい。で、第13号機にダブルエントリー。

そしてドグマ降下。綾波じゃないアヤナミのMark.09とともに。

壁に人っぽいものが。カヲル「全てインフィニティの成りぞこないだ。君は気にしなくていい」…じゃあ、気にしません。

そして「リリスの結界」へ。14年間誰の侵入も許していないらしい。「リリスの結界」という位だからリリスが張ったのだろう。なんで？わからない。

「2人ならできるよ」ってことでエヴァの何かの機能が起動して結界突破。

そしてセントラルドグマの最深部へ。カヲル「サードインパクトの爆心地」。

ここで分かるのは「サードインパクト」はセントラルドグマから起こったという事。リリスがいるわけだから当たり前っちゃあ当たり前なんだけど、勘違いしがちなのが「破」の最後で起こったのが「サードインパクト」ではないという事。

カヲル君がシンジ君に14年に何が起こったのかを説明したシーンで、「君が初号機と同化している間に起こったサードインパクトの結果だよ」と言っている。同化している「間に」起こったとわざわざ言っていることからシンジ君が直接的に起こしたわけじゃないというニュアンスに解釈できる。

また「覚醒した初号機がガフの扉を開きサードインパクトのトリガーとなった。リリンでいうところのニアサードインパクト」とも言っている。「破」のラストシーンがインサートされている事から「破」で起こったのはありあくまでも「トリガー」だと。

「ガフの扉」ってのがなんなのかは置いといて、初号機が覚醒して、どれくらい後なのかは分からないがおそらく1年以内には「サードインパクト」が起きているということ。リリスの結界はその時に出来たと思われ、「14年間破られていない」わけだから同じ年の出来事なわけだ。

そしてドグマ最深部でリリスを発見。「だったもの。その躯だよ」と言っていることからもうリリスは死んでいる。体が変化したのち首を切り落とされている。

そしてリリスの頭があった部分から「Mark.06」が生えている。「Mark.06」は自律型に改造されたらしい。

ここで2本の槍が登場する。1本はリリスの背中に刺さっていて、1本は「Mark.06」が自分で胸に刺している。カヲル君はそれが「ロンギヌス」と「カシウス」だと思っている。

とここまで書いて挫折して中断している間に「シン・エヴァ」が公開されてしまった。もう、めんどくさい。