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ライゼオルについて
≪スター・ライゼオル≫登場後の「ライゼオル」について知識の共有ができればと思います。
よろしくお願いいたします。
≪スター・ライゼオル≫の影響
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スターの登場によりデュオドライブを出す前にクロスに触れるようになりました。
大きな変化は主に下記の2点です。
・エクス1枚の後続問題の緩和
・誘発を初動に当てることが強要される
1つ目は非常にわかりやすく、
クロスに触りやすい=エクスを戻しやすい
というシンプルながら、新弾前の課題の一つを難なく解決しています。
2つ目はデュオドライブ前にクロスに触れることからライゼオル下級に打つ事が強要されるようになった点です。
デッドネーダーが重くない手札でもデュオドライブまで誘発を待つことができなくなりました。
下級に無効系等の誘発を受けた場合、+1枚ライゼオルネームやそれに繋がるカードが絡めば、そのライゼオルモンスターとデュオドライブで3枚の誘発を強要できるのが強みです。
構築論
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https://twitter.com/jinsei_owata_yp/status/1885994429976346985?s=46&t=s3q3xv5lQbai1Qc_EWgEHg
先日のつりおcsにて使用し、準優勝した構築をベースに解説します。
メインデッキ
基本的にメインデッキは
初動16枚
誘発16枚
指名者3枚
スター、ノード、クロス、プラグ、スラスター
の40枚で組むのが良いと考えています。
○初動16
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選択枠:スモワ2、金謙1
初動1枚に無効系誘発やうららで負けないよう、2枚引く期待値に達する16枚は最低限必要だと考えています。
選択枠はライゼオルネームに直接触れる
≪スモール・ワールド≫ 2枚
それらにアクセスする期待値が高く、初動が充分であれば他のカードを選択できる
≪金満で謙虚な壺≫ 1枚
を採用しています。
ライゼオル要素に無効系誘発を受けた際、貫通要素がライゼオルネーム以外の星4供給ギミックだと、初動とデュオドライブへの無効系×2でも展開が止まってしまうことから、ライゼオルに直接触ることが最重要だと考えています。
また、プルリアやドロールの受けを良くするアイス、デッドネーダー等に対し後手捲りに貢献するエクスに触れる点で後先問わず強力です。
対「M∀LICE」等でアーティファクトや誘発に触れる点も評価しています。
○誘発16
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使用した構築はミラー意識
初動同様2枚引く期待値の16枚
この構築ベースの固定枠11枚
・増殖するG
・灰流うらら
・フワロス
・プルリア
(ミラーが相当少ない場合を除けば固定)
マルチャミーは質が高い誘発であるものの、1:1交換で直接のデッドやデュオからの相手ターンデッドが成立するため、採用できるデッキの限られるカードです。
メインギミック内にデッドを解決できるカードが存在し、残りの誘発のスロットも充分取れて、尚且つレベル4としてエクススタートへの無効系誘発に対して召喚権からデュオへ繋がるこのデッキだからこそ採用できると言っても過言ではありません。
選択枠5枚
分布によって入れ替えが必須となる枠です。
基本的には下記の5種類を振り分けることになります。
≪ドロール&ロックバード≫
・ライゼオルと白き森が多い場合に優先
・ミラー先攻時にマルチャミー複数枚等を通され妥協盤面で返す場合に自由枠がドロールではないと耐えきれないシーンが多々あり
・今まではデュオドライブに無効系を撃って生存して再度切り返すことができたが、スターの存在でそれが難しくなった
先日はライゼオルミラーが多く
採用率もマルチャミー>無効系
と予想していたため優先しました。
≪無限泡影≫
・マルチャミーやドロールを通した際にデュオドライブやアイスへの誘発としてもデッドネーダーへの捲り札としても使える
・非モンスターでスモールワールドで変換不可
・組合せ中心の性能で単体では期待できない
メインは単体で期待できる誘発を優先しサイドから捲り札と併せて追加する形を取りました。
≪アーティファクト-ロンギヌス≫
・「M∀LICE」が多い分布ではメインから採用
・スモールワールドや時空の七皇で加えることで、誘発を受けた妥協展開で返す場合も勝ち切る
≪エフェクト・ヴェーラー≫
≪原始生命態ニビル≫
・スモールワールド経由用の光属性誘発
・Gつっぱの回答
・抹殺の択
光属性攻撃力1700で被ってしまっているアイスとロンギヌスを繋ぐ為の役割を持っています。
ヴェーラー
・泡影同様で対ライゼオルでマルチャミーやドロールを通した際のデュオドライブやアイスに有効
(デッドネーダーストップには撃てないが)
・抹殺の指名者の選択肢として優先
ニビル
・守備600のためマルチャミーからロンギヌスへ繋ぐことが可能
・メイン戦でマルチャミーを止まる場合にスターを使用していても変換を問題なく行えるため、ロンギヌスメインの構築では優先度高め
・対M∀LICEにおいて期待できる誘発
ロンギヌスを通した際のバックアップ展開
ドロー系誘発にドロールを受けた展開 等
残りライゼオルネームの固定札+指名者
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エクストラデッキ
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ノーブル、ドナ
≪蝕の双仔≫2枚目
先攻展開でエクスで落とす。
返しor誘発を受けた際に2枚目を使う。
基本的に≪無限泡影≫であっても誘発は初動に撃つという認識だが、デュオドライブまで待たれた際に使うこともある。
≪エクソシスター・アソフィール≫
破壊以外の除去でデッドネーダーや双仔の処理の選択肢を増やす。
双仔やプラグで釣ったデッドに割られない。
打点が低いためデュオドライブの素材数に注意。
≪ライトドラゴン@イグニスター≫との択
≪ヘルフレイムバンシー≫
先攻展開で使用。
≪空牙団の懐剣 ドナ≫
ミラーのバグースカ用。
誘発をケアした展開にエクスをデッキに戻せないパターンがあるので詰まない為に必要。
基本展開
新弾後特有の怪しいタイミングに撃たれるうららヴェーラーやスモールワールド用のニビル等の本来踏まないカードが噛み合ってしまうのは避けています。
また、あくまでベースとなる基本展開で、相手のデッキタイプによって意識する誘発や捲り札を考えながら回していくことになります。
スター、ノード、クロス、プラグ
辺りを追加で引いている場合や誘発を意識した1人回しもしておくと良いと思います。
○アイス1枚①
アイス通常召喚
ソード特殊召喚、エクスサーチ
双仔落としエクス特殊召喚、ノードサーチ
バンシーX召喚、スターサーチ
スター特殊召喚、クロスセット、発動
デュオX召喚、素材追加
ノード特殊召喚、ノード効果バンシーコスト
ソード特殊召喚
デッドX召喚、双仔素材追加
デュオ効果 プラグ+スラスターサーチ
クロス効果1ドロー
盤面
双仔ソード素材3デッド(最大6破壊)
1デュオ、クロス、プラグ、スラスター
1ドロー、墓地バンシー
スラスターが有効なメイン戦で行う展開です。
手札にノードを構えた状態でクロス+星4×2が揃うのでニビルの受けが良く、深淵の獣等の変な誘発が直撃することもないシンプルな展開です。
バンシーが墓地にいることでデュオを場に残した2破壊スラスターを維持しながら双仔の蘇生も使えます。
○エクス1枚①
エクス特殊召喚、ソードサーチ
ソード特殊召喚、アイスサーチ
アイス通常召喚、スター特殊召喚、クロス発動
アイスソード素材デッドX召喚、
エクスで落としたモンスター素材追加
デュオX召喚、効果プラグ+スラスターサーチ
クロス効果1ドロー
盤面
3素材デッド
デュオ、クロス、プラグ、スラスター
1ドロー
アイスと比較するとニビルは全く受けなくなりますが、最終盤面は多少劣ります。
○アイス1枚②
アイス通常召喚
ソード特殊召喚、エクスサーチ
双仔落としエクス特殊召喚、ノードサーチ
バンシーX召喚、スターサーチ
スター特殊召喚、クロスセット、発動
デュオX召喚、素材追加
ノード特殊召喚、ノード効果バンシーコスト
アイス特殊召喚、デッドX召喚、双仔素材追加
デュオ効果、アイス+プラグサーチ
デュオ墓地にアイス特殊召喚
クロス1ドロー
盤面
3素材双仔デッド
アイス、クロス、プラグ、1ドロー
捲り札をケアした展開で、2本目以降は基本的にこちらを行います。前期ライゼオルと同じです。
相手ターンプラグで後続を拾いつつランク4を立てる展開です。
≪共界神淵体≫や≪月女神の鏃≫を受けてもプラグインで除去されるデッドにスラスターを埋めることですぐにデッドを出し直すが可能です。
捲り札が無ければバグースカも出るので妨害の質も維持しています。
また、≪エクシーズ・オーバーディレイ≫に対してはプラグインをチェーンできませんが、デッドの素材の正規召喚していない双仔が墓地に送られることでデュオとバンシーを対象にデュオを蘇生、プラグインでデュオにスラスターを埋めてクロスで外すことでこちらもデッドを出すことが可能です。
捲り札と墓穴等の組合せでプラグインが通らなくても双仔でデュオが出てクロスだけは残るので誘発と合わせて耐えることもあります。
○エクス1枚②
エクス特殊召喚、ソードサーチ
ソード特殊召喚、アイスサーチ
アイス通常召喚、スター特殊召喚、クロス発動
アイスソード素材デッドX召喚、
エクスで落としたモンスター素材追加
デュオX召喚、効果ノード+プラグサーチ
ノード特殊召喚、デュオコスト蘇生
バンシーX召喚、効果アイスサーチ
バンシー墓地にアイス特殊召喚
クロス1ドロー
盤面
3素材双仔デッド
アイス、クロス、プラグ、1ドロー
アイス②と盤面は同様で、最後にバンシーを経由することで墓地ランク4を用意して捲り札の受けを同じように良くしています。
○ソード1枚①
ソード通常召喚、エクスサーチ
エクス特殊召喚、ノードサーチ
デュオX召喚、効果スター+プラグサーチ
プラグ発動、スラスター素材追加
スター特殊召喚、クロス発動
デッドX召喚、ノード特殊召喚
コストデュオノード効果エクス特殊召喚
盤面
3素材デッド
エクス、ノード、クロス、墓地スラスター
エクスで落とすのがアグリゲーターなら1ドロー
双仔なら墓地にデュオを残して効果使用可能
ソード1枚からの捲り札の受けが良く、ミラーもクロスデッド+バグースカでイージーウィンを狙いにいく展開です。
しかし、最大値こそ高いものの誘発の受けが悪いため、残りの手札の質が低い時の割り切りの動きと考えておくと良いと思います。
○ソード1枚②
ソード召喚、エクスサーチ
双仔落としエクス特殊召喚、ノードサーチ
バンシーX召喚、スターサーチ
スター特殊召喚、クロス(orスラスター)発動
ノード特殊召喚、バンシーコストノード効果蘇生
デュオX成功時素材追加
デュオサーチ効果、プラグ+スラスターサーチ
プラグ発動、デッドX召喚双仔素材追加
盤面
3素材双仔デッド、デュオ
クロス、スラスター、1ドロー
バンシーから動くことでデュオに誘発を受けても最低限クロスorスラスターの妨害を残すことが可能です。
○アイス+ソード(orエクス)
アイス召喚、スター特殊召喚
クロス発動、デュオX召喚
ソード特殊召喚、エクスサーチ
双仔落としエクス特殊召喚、ノードサーチ
デッドX召喚、双仔素材追加
デュオ効果、アイス+プラグサーチ
プラグ発動、蘇生、スラスターをデュオに追加
ノード特殊召喚、コストデュオでノード効果
デュガレスX召喚してドロー
デュガレス墓地にアイス特殊召喚
クロス1ドロー
盤面
3素材双仔デッド、星4×2
クロス、墓地スラスター、3ドロー1捨て
ドロール等も拒否する展開です。
アイス+エクスの場合は
ソード→エクス→ノードを
エクス→ソード→アイスにして
デュオのサーチをノード+プラグ
にすることで同様の展開になります。
デュオ+3素材デッド+手札アイスorノード
の盤面を作ることで
デュオ効果への無限泡影はデッドで避け、
効果前の無限泡影は双仔を立ててアイスorノードで墓地に送ることで再度出し直して貫通可能です。
場に残るレベル4×2もスターアイスのため戦闘から踏む動きにも強く、墓地のスラスターで好きなタイミングでランク4を出せます。
展開の都合上エクスがデッドの素材に埋まったままになるため、ドナを採用し、バグースカの耐性を上げています。
各カードへの意識
先攻展開や後攻の捲りの際に意識している点をまとめていければと思います。
・マルチャミー・フワロス
アイス召喚で受けないようにエクスから動く意識をしています。
対ライゼオルのニビルは基本的には不要なため
・対面のデッキの基本的な構成(スモールワールド採用のミラーのメイン戦は注意)
・対面のサイドチェンジへの信用
の考慮をした上で
エクス→ソード→ランク4→アイス→スター
の流れで動くことで受けを良くすることが可能です。
また、アイス召喚から受けた場合にも
アイス→エクス→デュオ効果
デュオが通らなくても
ソード→スターでスラスター
相手ターンスラスターからランク4
と最低限受けることが可能です。
・ドロール&ロックバード
受けても損失無くランク4を構えることを意識しています。
例えば≪篝火≫+≪時空の七皇≫の様な手札
エクスサーチから受けてしまうと展開が止まってしまうため、アイスからサーチしドロールを確認。その後フワロスの受けを考慮してエクスをサーチしてエクスから動く、といった流れで動くことでケアします。
手札が透けることによる無効系誘発の撃たれ方の変化はありますが、初動以外に受けても展開が大幅に弱体化することもないため、直撃して負けに繋がる動きを避けることを最優先としています。
また、エクス+サーチカードの様な手札はどちらから動くか判断が難しい場合が多いですが、サーチから動きアイスが絡めばドロールを受けても
アイス→スターでプラグセット→エクス
の流れで3素材デッド+相手ターン後続+ランク4を構えることも可能ですので、やはり残りの手札と相談となります。
後攻の際のエクス+ソードorノード+魔法罠の様な手札でドロールを受けた場合のレイランサー+デュガレスのワンキルをしたい際に、バンシーの効果はサーチだけじゃなく墓地送りも付いているので素材を外してノードの蘇生先を用意(今までは深淵に潜む者でやっていましたが)することもできるのは覚えておきましょう。
・無限泡影
初動に撃たれる場合はケアも特にないですが、待たれる場合も想定しておく必要があります。
基本的に撃たれる泡影1枚でこちらが+1持っている場合、展開でも説明した3デッド+デュオ+手札ノードの様な構えを取ることで避けることが可能です。
展開抑制でなく捲りに使用する場合も充分に考えられるカードですので、双仔素材のデッドを出すことやバグースカを出すタイミングに注意する必要があります。
・共界神淵体
妨害として使用する際に、除外だけでなく、場にレベル4を供給できるカードとして認識しておく必要があります。
特に誘発を受けて妥協展開でターンを返す際に、このカードでモンスターを追加し、スラスターでランク4に繋げることは多々あります。
特にソード→エクス→バンシー→スターでスラスターセット→ノード効果からデュオの流れで展開する場合、デュオの効果が誘発で止まってしまってもスラスター1破壊+共界神淵体の効果無効+墓地スラスターからのランク4と構えることができます。
・次元障壁、アーティファクトの神智
スターからスラスターに触れるようになったため、アイスやノードから墓地に送って相手ターンにエクシーズして耐える動きを意識します。
逆に自分がこれらのカードを発動する場合も、ノードの蘇生を意識して相手にモンスターの相打ちや自爆をさせないような表示形式や盤面の選択をすることで、より相手の手札の要求値を上げる必要があります。
さいごに
ここまでご覧いただきありがとうございました。
まだまだ浅い部分もあり、改善案等あれば頂けると非常に助かります。
また、その他疑問点などございましたらDM等でも対応致しますのでお待ちしております。
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