映像編集未経験の23歳の若造
こんばんは。
前回はじめましてのnoteという事で、何件かスキをしていただいた皆様ありがとうございます。
改めまして、軽く自己紹介。
1990年生まれの34歳、テレビバラエティの編集をしている者です。
前回のnoteでなぜこの業界に飛び込んだのかという内容を投稿しております。
本来ならば映像編集のコツや使えるワザなんかを投稿した方が需要があると思いますが、ポートフォリオや実績がない人のチュートリアルって信用ならないというか、もう世の中にはたくさんあります。
私は編集者なので、関わっている番組の著作権を持ってはいません。なので気軽にSNSでこの番組やってますというのはできない、したくないです。
チュートリアルや小ワザを紹介するのは、自分のバックボーンやルーツをまず話してから。
今のネット社会、フェイクだらけで信用できませんので。
はい!それでは前回のつづきのですが、地元(地方)の大学を卒業して映像編集、映像制作なんかは未経験の状態で大手ポストプロダクションのテレビ番組の編集部門に配属された22歳の私。
イン点、アウト点(編集点、開始の場所、終了の場所)
白(映像にテロップが入っていないテープ)
その他にも様々な専門用語や技術、そして東京という慣れない環境下、私のストレスはすぐに限界に達しました。テレビは好きでもないし毎日やめたくて仕方ありませんでした。
毎日、勤務終わりに上司に伝えるかすごく迷っていました。しかしやめたところで何ができる?
当時はリーマンショックの後で就職氷河期と呼ばれる時代でした。何もできないから辞めた後のビジョンが全く見えず中々やめる事ができませんでした。
そんな中途半端な気持ちが一年ほど続きましたが、当時のテレビ業界、ヤ◯ザ!?と言わんばかりの怖いディレクター、エディターがゴロゴロいて毎日怒られて過ごしていました。今だったら確実にパワハラで問題になっているレベルです。
とはいえ当時は吐くほど嫌でしたが、その時の怒られた経験が今に繋がっていると実感しています。あの時、叱ってくれた諸先輩方がいてくれたから仕事に対して責任を持てるようになったし何より映像編集という技術が身についた。そして人気番組のエンドロールに名前が毎週流れるようになった。
ゆとり世代といわれ散々怒られたけど、当時は考えとか姿勢がほんとにゆとりというか甘かったし世間知らずだった私を矯正してくれた皆様には感謝しています。ただいらないと思う業界の風潮や古い考えには囚われたくないし反骨精神は忘れてはいませんが。
次回は入社して一年ちょっと。この仕事たのしいかもと思える番組に出会えた時の話。
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