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【中国動向観察】パキスタンの首相、大統領が二人とも中国製ワクチン接種も陽性に:

 中国の政府系公式通信社である新華社は1日、習近平国家主席が新型コロナウイルスの陽性反応が出たパキスタンのアリフ・アルヴィ大統領に慰問の電報を打ち、早期回復するよう願うと表明した。習主席はさらに両国は「全天候型の戦略パートナー」であり、ともに新型コロナ疫情に立ち向かおうと呼びかけた。

 アルヴィ大統領は中国の「国薬集団(Sinopharm)」傘下の「中国生物技術」(CNBG)社のワクチンを接種しており、中国当局にこれが広く宣伝されていた。しかし、同大統領は3月29日にツイッターでワクチン接種後に陽性反応が出たと公表していた。

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 パキスタンではカーン首相も先月、中国のワクチンを接種してからわずか2日後に新型コロナウイルスの陽性反応が出ていた。ただ同国政府関係者は彼についてはワクチン接種前に既に感染していた可能性があると考えている模様だ。新華社は中国政府は2月1日にパキスタンに50万回分のCNBG社製ワクチンを寄贈したと報道しており、大統領や首相は60歳以上の成人としてこのワクチンを接種していた。

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