【中国軍事動向】パキスタンの軍事パレードに中国製兵器が登場=VT4型戦車,LY-80防空ミサイル,Z-9ヘリ
パキスタンで25日、パキスタンデーを記念した軍事パレードが行われ、中国製の兵器が登場して注目を浴びた。元々23日に行われるはずだった軍事パレードは悪天候の理由から2日間日にちを遅らせて開催された。
動画の27分ごろに中国製VT4型戦車が登場
パキスタンは中国と全天候型友好関係というほど両国の関係は友好的である。それゆえ中国からパキスタンへの兵器輸出は戦闘機の共同開発など様々な軍事協力が活発に行われている。
そのような友好関係を示すように25日の軍事パレードには多くの中国製兵器が登場した。VT4型戦車、LY−80防空ミサイルなどだ。
VT4型戦車はMBT−3000とも呼ばれ、北方工業集団が対外輸出用に製造した第3世代の戦車で、VT1型戦車、すなわちMBT−2000の改良型である。VT4型戦車は2014年に広東省珠海の航空博に登場した。すでにタイ、ナイジェリア、パキスタンが調達している。今回、軍事パレードに登場したのは2020年4月に引き渡された第一陣のものであり、パキスタンはこの戦車を300輛購入する予定であり、これはインドが導入したロシア製T−90S戦車に対するものだ。
パキスタンの軍事パレードに登場した中国製装備
今回のパレードでVT4型戦車が戦車隊の筆頭を務めたように、他の中国製装備も登場した。工兵隊隊列、防空兵器隊列など多くの中国の兵器装備が現れた。地上部隊に続いて、空中隊列が登場したが、各種のヘリ部隊には中国製のZ-9ヘリ、そしてMI−17輸送ヘリ、MI−35武装ヘリという具合だ。ヘリコプター隊列に続いては中国とパキスタンが共同開発したJF−17戦闘機、K-8練習機が登場した。トルコから輸入されたF16戦闘機も現れた。興味深かったのはこの戦闘機のコクピット付近にインド国旗を描いた柄があり、これがインド軍機を撃墜したことを示していた。
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