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【中国を巡る地政学】印海軍が潜水艦建造で戦力倍増を目指し中国に対抗:原潜6隻と通常潜水艦18隻の建造許可は下りるか?

  インドの歴史ある英字紙「ヒンドゥスタン・タイムズ(Hindustan Times)」は7日、インド海軍は原子力潜水艦と通常ディーゼル潜水艦の建造の青信号を得られるよう求めていく旨を明らかにしたと伝えた。これが実現すれば、インドの核パワーは、中国への牽制となり、インド洋における戦略的な力のバランスを変えうるものになると米専門家は指摘した。また潜水艦を中国がインド洋に入る海の要衝であるマラッカ海峡とスンダ海峡に配備するよう提起した。これはマラッカ海峡の出入り口に位置するアンダマン・ニコバル諸島を意味すると思われるが、アンダマン・ニコバル司令部(Andaman and Nicobar Command)として諸島の南アンダマン島のポートブレアに海軍の拠点司令部を置いている。

  ある情報筋によるとインド海軍は政府と協議を行い、戦略核司令部(Strategic Forces Command,SFC)の戦略原潜のほか、原潜と通常潜水艦を求めていく考えを示したという。南部区域の政府関係者によると、海軍の新計画は、政府内閣が空軍の42中隊に示した配備計画に触発される形で、6隻の原潜と18隻のディーゼル潜水艦の建造許可を求めていくという。

 潜水艦の建造に際しては非大気依存型推進技術(AIP)を導入した潜水艦の配備や水中での長時間待機を可能にし、原潜よりも静かな潜水艦開発も含まれる。こうした動きはまさに現在、6隻の戦略原潜(SSN)を建造する認可を国防調達委員会に求めようとしていた海軍の動きに合致する。

 インドには原潜はロシアから租借した「チャクラ2(INS Chakra II)を運用しており、通常型のディーゼル潜水艦は15隻で、うち3隻にはAIP技術を装備する計画があるという。この3隻とはカルバリ級潜水艦のことと思われる。

 インドはフランスDCNS社の潜水艦を国内で建造中であり、このカルバリ級潜水艦を6隻発注しているが、先月この3番艦が就役したばかり。

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 インドは6000t級の戦略核ミサイル潜水艦(SSBN)であるアリハント(INS Arihant)を有していたが、ハッチのしめ忘れで浸水してしまうヘマをやらかしてしまったため、次世代のアリハントの建造中で2022年に就役予定だ。K15とK4という中距離大陸間弾道ミサイルを配備する予定であり、K15は射程1500キロあり、K4は最長で3500キロにもなるという。

 インド軍はさらに射程が5000キロにも及ぶK5ミサイルやアグニ5地対地ミサイルも計画しているという。 


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