【中国動向観察】セルビア大統領が中国ワクチン接種「素晴らしい、何もないみたいよ」
セルビアのアレクサンダル・ヴチッチ大統領(Aleksandar Vucic)が6日、中国から供与された新型コロナワクチンを接種した。セルビアのテレビ局PTCが伝えたところによると、マイダンペク市の保健所で中国の国薬集団製のワクチンを接種した。
ヴチッチ大統領は接種後、「素晴らしい気分だ、何も起きないみたいよ」と述べた。大統領は3週間後に再度ワクチンを接種するとのことである。
中国はセルビアに3回に分けて200万回分のワクチンを提供してきた。
ヴチッチ大統領は「セルビア国民は中国のワクチンをとても信頼している」と述べ、3月21日には自ら空港に出向き、中国からのワクチンを出迎えたほどである。
ロシアのタス通信によると人口700万人のセルビアではすでに260万人の市民がワクチンを接種しており、うち100万人も二度目のワクチンを打ったという。
セルビアには先月26日、中国の魏鳳和国防相が首都ベオグラードを訪問し、ヴチッチ大統領と会談したほか、1999年に起きた旧ユーゴスラビア中国大使館の爆撃事件跡地で哀悼の意を示したばかりである。セルビアはそれだけ中国べったりなのだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?