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【中国動向観察】恐怖!中国監視システムの「海外進出」が暴露される:カナダ火鍋店の監視カメラ大量設置で「炎上」騒ぎ拡大

 いやはやなんたること。日本にも進出し、人気を博している火鍋店「海底捞」のカナダ店舗での監視カメラ設置で、その映像が中国当局に提供されていたのではないかとの憶測が広まり、「炎上」している。

 日本でも歌舞伎町や池袋などに進出し有名になりつつある中国の有名な火鍋店「海底撈」だが、カナダのバンクーバー支店で本社から60台以上の監視カメラを設置するように指示が来て、それが中国国内の「社会信用監視システム」と関係していると暴露されてネットで「炎上」している。監視カメラの映像が中国に送られていたというのだ。カメラは全部で60台以上で1つの席に2台設置され、録画映像は中国に送られていたというものの、その理由については回答を拒否しているという。

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  これは中国の「社会信用監視システム」が世界に広がりつつあり、バンクーバー支店のパン経理は本社からの求めに応じて60台のカメラを設置して「監視カメラは決まりに従わない従業員を罰するためで彼らを追跡するものだ」と明かした。また映像は中国に送っていると明かしたがその用途については答えなかった。

 台湾の支店にも同様に多くの監視カメラが設置されており、その大部分は中国の監視カメラメーカーの「海康威視」だという。同社の株式42%は中国政府が保有しているとの報道もあり、中国当局による監視ネットワーク「天網」の大きな助けになっているだけでなく、新疆ウイグル人のキャンプなどの顔認証監視システムなどでも利用されているという。

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 海康威視社は米国の制裁を受けているものの、台湾市場では3割4割を占めるまでになっている。こうした報道をみると、日本について心配になってくるが大丈夫であろうか。。。。

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