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【中国動向分析】中国の逆ギレが始まった・「米国が危険な生物実験を世界中で展開」「日本は批判を省みず放射能汚水を放出」

 いやはやである。大変な状況が起こりつつある。新型コロナウイルスを発生させた中国が逆ギレを起こし、米国や日本を批判するキャンペーンを始めたのである。これまでもは反米や反日のプロパガンダは時々行われてきたが、今回は先週から始まった武漢でのウイルス漏洩疑惑に反論するための一大キャンペーンである。

 中国中央テレビは13日、米国が世界各国200カ所以上で危険な生物実験を行っており、中にはその実験室周辺で伝染病が起きたこともあり、世界で懸念を引き起こしていると伝えた。報道はロシアの報道を引用し、米国がウクライナ国内で軍用生物実験室を運用しており、ロシアはこれに懸念を抱いており、ジョージア国内でも危険な生物実験を行っていると伝えた。こうした実験室はロシアや中国との国境近くに存在していると指摘。またこの周辺で普通はあまりない疾病が発生しているというのだ。

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 米国が世界で展開している200カ所の実験室は、アフリカ、東欧、東南アジア、中東に存在し、ウクライナ1国だけで16ヶ所の生物実験室があるという。ウクライナ衛生省は昨年5月、米国がウクライナ国内に開いた8ヶ所の実験室には非常に危険なウイルスが保存されていると明らかにしたと指摘している。

 パキスタン駐在の公使から報道官に昇格して「戦狼外交」を地で行く趙立堅報道官は、なぜ米国はこれだけ多くの生物実験室を展開しているのかと声高に異議を唱えた。

 中国中央テレビは14日には日本が福島原発の放射能汚染水を海に放出することを決めたことを強く批判するとともに、なぜか米国が批判するどころか感謝さえ述べたと伝え、米国がそのような態度をとるのは自身が世界で危険な生物実験室で生物実験を続けてきたからであると結論づけた。

 中国は今後、日本に対しては原発の汚染水の放出決定について、米国については生物実験室の展開について上記のような批判的プロパガンダを声高に展開していくであろう。武漢のウイルス研究所の状況は隠蔽しておきながら、〇〇猛々しいとはまさにこのことである。


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