過去の性被害について(随時更新)

※一旦非公開としていましたが、思うことあり残すことにしました。また、記事購入の形で思いがけぬ多くの方にご支援をいただきました。心より御礼申し上げます。本件に関してすでに様々な費用が発生しているため、いただいた金額はその補填にあてさせていただきます。


※2022-12-13追記
2022年10月22日消印でさらなる返信がありましたことを報告します。従来よりトーンダウンしたようにみえるなか、「法的責任の回避のことばかりを考えているのではなく、幅広にお話を伺い、謝罪してしかるべき点については謝罪させていただきたいと初めから申しています」という、ご自身の記憶をまるごと改ざんされたかのような内容には呆れるばかりです。

2022年8月末に先方が送付してきた書面において、此方の伺い(過去の被害の訴え、現在にわたる心的ダメージ)を一方的に「虚偽である」と断定した上、やっているはずがなくお前が嘘をついているのだ、とご自身が声高に主張するその内容について、「時効を援用する」というちぐはぐで中傷に中傷を重ねる文面から、どこの日本語話者が「法的責任を回避しようとしていない」かつ「幅広に話を聞こうとしている」という意図を見出すことができるのでしょうか?

いずれにせよ、本件については本人にお伺いを立てることはもはや意味を見出せないことから、別の具体的なルートの協力を得て話を進めているところです。なお、その進行を含め、法的な問題がクリアになったタイミングで当該人物の現活動関係者に向けて、いくつかの媒体を通して公に対処を問うアクションを行う予定です。そのときには上記8月の脅迫文書などいくつかの文面も可能な限り公開することとします。

2022年12月

※2022-10-11加筆修正しました
新たに「警告する、この記事を撤回せよ、さもなくば法的措置をとる」という内容の書面が届きました(その他、下段本文太字で既にある従来どおりの主張を含む)。ここに断言しますが、この記事が削除ないし撤回される可能性があるのは、「先方」が自らの行いを真摯に振り返り、非を認め、謝罪した時のみです。

本記事は、僕の過去の性被害について、自らの立場とできる限り精確な記憶、聞き取り記録に基づきその実情、心理状態の変遷と現在の状況を率直に記しているものでしかありません。(もちろん、不快で生々しい記録は表に出すことを現時点では避けています。いささか離人的な表現であることに自分でも違和感を覚えますが、そう書くことによって苦しさに向き合わないようにしている側面もあることをご理解いただきたく思います。)

「先方」は、「この記事はあなたのことではないか」と訊かれた、だから削除しろ、と主張しています(そもそもその主張の真偽にも疑義がありますが、おいておいて。)。しかし、本記事の対象者になりうる「大学生当時から人間関係がある同性の友人で、現在も同業界で活動している方」は僕にはあいにく数え切れないほどいます。本内容のみから対象者を一般的に特定できる可能性はゼロです。無根拠な法的措置を予告し行動(記事の撤回)を強要することは、明白な脅迫行為であることを重々認識していただきたい。

一方もし仮にこの記事から特定することが可能な人がいるとしたら、それはその人が多大な文脈を既に共有している特定少数の関係者であるということです。僕自身このことを10年以上一切黙ってきたわけで、黙ってきたけれども(僕の想像を超える察知能力により)暗示的に察することのできるような距離に居続けた人物でなければ不可能な推論ですし、それに類するような超具体的関係者の方々には、なるべくこのことを知って、願わくば助けてほしいとも思っています。

そもそも「先方」は、自らの行いに対して何一つ疚しい点がないと心の底から思っているのであれば、こんな記事など取るに足るはずがないし、自分とは無関係のものにしかなりえないのではないでしょうか?彼にとってこの記事にいったい何の不利益があるのでしょう?

むろん、実際にSLAPP的措置を仕掛けて、関係者や近しい人間に対し自ら「答え合わせ」するのももちろん自由でしょう。しかし、それで万が一勝ったとして、「性加害の事実を酒を理由にうやむやにし、その上で被害者を黙らせるよう試みた」という自己紹介が公のもとに完結するのみであるわけですが。

2022年10月

本記事をお読みいただいた皆さまにおかれては、これは「創作の物語」ですので、心にしまっていただき、 決してなんの言及もせず、「創作のソース」について詮索せず、わかったような話もせず、次お会いするときもなにとぞ何事もなかったかのようにご対応いただきますようお願いいたします。SNS上での拡散も不要です。当然一切の質問やコメントはお受けできませんのでご容赦ください(送ってこられる方はブロックします)。
身勝手を大変申し訳なく思いますが、皆さまの良心だけは信じさせてください。
2022年9月19日
柳嶋耕太 

初稿時の注意書き

大学生当時の話です。
相手は、同性の、ネガディブな内容やコンプレックスについても共有できるような、いわゆる気の置けない友人でした。

ある日、その彼の実家でお酒を飲みながら話そう、ということがありました。

その日の深夜に、事は起こりました。以降の詳細は吐き気がする内容であるため伏せますが、現象としては強制猥褻に該当する被害を受けました。

このことは、以来今なおトラウマとなっている出来事で、今でも容姿の似ている方が近くに来ると軽いフラッシュバック反応があります。しかし当時、そういった事態に対応する知識も能力もなく、どこにどのように訴え出るものなのか、あるいはそういったことをそもそもすべき事なのかわかっていない/わかろうとしないままに時間を過ごしてしまいました。端的に法律的観点で考えればすでに時効であり手も足も出ない状態であると言えます。

さらに僕にとって大きな問題であることは、当該人物が今もなお同じ業界のなかにいること、僕にとって本当に大切な数々の仲間たちのうち何人かともこれまで関係を共にしているし、それをこれからさらに広げるつもりであるということです。そういった現状のままに、つまり過去を世に伏したままに、生業としていくと誓った音楽活動をこの場で継続することに限界を感じるようになった、というよりはすっかり絶望してしまいました。

このままでは生きるのに限界であり、本当にまずいと思い、(それもおそらく悪手だったのですが)当該人物に直接、当時の事件に対する謝罪と相応の対応を求めたところ、「その日は酩酊しており記憶がない。あなたに好意を表明したのは事実。10年以上前のことに物的証拠が出せないのだから主張をするな。その日以降も気丈な態度であったし、関係性が継続したのだからトラウマなど虚偽である。なお、やっていないが、時効が経過していることをここに確認する。このことをもし公にしようとしたら法的対応をとる。」という矛盾を孕んだ主張を書面にて受け取ることとなりました。

むろんこの過去の出来事が紛れもない事実であることは、トラウマになるレベルで詳細な身体感覚とともに僕には深く記憶されているというのは先方は承知していると思うのですが、その上でこのような主張をしてきているということです。先方の良心の可能性に訴えてみたことは結果として無意味で、単に先方は法的責任回避のことだけを考えているということがわかり、さらに絶望を深めました。

しかし、これで話を終えるつもりはなく、あらゆるチャンネルを通して訴えかけを継続します。昨今のキャンセルカルチャーに決して賛同するものではありませんが、現状をそのままにするということは「それでも」活動を今後も共にするということなのであり、それはひとつの重みのある決断であるということを関係者の皆さまにおかれては誠実に認識していただきたく思います。一連の事実は、僕一人ではもはやこれ以上は抱えきれないことでもあり、今後についてそれぞれがフェアに考えて行動を決定していく材料として共有されるべき事柄であると考えています。加えて、今後の先方からの反応については逐次こちらで報告させていただくほか、特にこちらに加害的に関与してくる場合には、本件を実名付きで公表することも検討します。

この先には現在何も書いてありません(本当に書いてありませんのでただのカンパになってしまいます。)。また音楽の話題で楽しく再会できますことを。

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