※一旦非公開としていましたが、思うことあり残すことにしました。また、記事購入の形で思いがけぬ多くの方にご支援をいただきました。心より御礼申し上げます。本件に関してすでに様々な費用が発生しているため、いただいた金額はその補填にあてさせていただきます。
大学生当時の話です。
相手は、同性の、ネガディブな内容やコンプレックスについても共有できるような、いわゆる気の置けない友人でした。
ある日、その彼の実家でお酒を飲みながら話そう、ということがありました。
その日の深夜に、事は起こりました。以降の詳細は吐き気がする内容であるため伏せますが、現象としては強制猥褻に該当する被害を受けました。
このことは、以来今なおトラウマとなっている出来事で、今でも容姿の似ている方が近くに来ると軽いフラッシュバック反応があります。しかし当時、そういった事態に対応する知識も能力もなく、どこにどのように訴え出るものなのか、あるいはそういったことをそもそもすべき事なのかわかっていない/わかろうとしないままに時間を過ごしてしまいました。端的に法律的観点で考えればすでに時効であり手も足も出ない状態であると言えます。
さらに僕にとって大きな問題であることは、当該人物が今もなお同じ業界のなかにいること、僕にとって本当に大切な数々の仲間たちのうち何人かともこれまで関係を共にしているし、それをこれからさらに広げるつもりであるということです。そういった現状のままに、つまり過去を世に伏したままに、生業としていくと誓った音楽活動をこの場で継続することに限界を感じるようになった、というよりはすっかり絶望してしまいました。
このままでは生きるのに限界であり、本当にまずいと思い、(それもおそらく悪手だったのですが)当該人物に直接、当時の事件に対する謝罪と相応の対応を求めたところ、「その日は酩酊しており記憶がない。あなたに好意を表明したのは事実。10年以上前のことに物的証拠が出せないのだから主張をするな。その日以降も気丈な態度であったし、関係性が継続したのだからトラウマなど虚偽である。なお、やっていないが、時効が経過していることをここに確認する。このことをもし公にしようとしたら法的対応をとる。」という矛盾を孕んだ主張を書面にて受け取ることとなりました。
むろんこの過去の出来事が紛れもない事実であることは、トラウマになるレベルで詳細な身体感覚とともに僕には深く記憶されているというのは先方は承知していると思うのですが、その上でこのような主張をしてきているということです。先方の良心の可能性に訴えてみたことは結果として無意味で、単に先方は法的責任回避のことだけを考えているということがわかり、さらに絶望を深めました。
しかし、これで話を終えるつもりはなく、あらゆるチャンネルを通して訴えかけを継続します。昨今のキャンセルカルチャーに決して賛同するものではありませんが、現状をそのままにするということは「それでも」活動を今後も共にするということなのであり、それはひとつの重みのある決断であるということを関係者の皆さまにおかれては誠実に認識していただきたく思います。一連の事実は、僕一人ではもはやこれ以上は抱えきれないことでもあり、今後についてそれぞれがフェアに考えて行動を決定していく材料として共有されるべき事柄であると考えています。加えて、今後の先方からの反応については逐次こちらで報告させていただくほか、特にこちらに加害的に関与してくる場合には、本件を実名付きで公表することも検討します。
この先には現在何も書いてありません(本当に書いてありませんのでただのカンパになってしまいます。)。また音楽の話題で楽しく再会できますことを。