慰みでおわるなら、やらなくていい (2020-05-09)
いま日本でも多数の合唱団がやるようになった「オンライン練習」は、基本的には、再び会って生で演奏できるという期待に基づいて、その準備として行われるもの。もちろん、その期待は裏切られることはないだろうと僕自身信じています。
多重録音をつかってアウトプットまで行く「リモート合唱」「テレコーラス」「ヴァーチャルクワイア」も、その大半は、やっぱりその先のオフラインの、というか本来の合唱を忘れないでいられるために行われるもの。少なくともそういうものだと言っておいたほうが慰みになる、という人が多いのかなと思っています。
ただ、せっかくやるなら「慰み」「ヴァーチャル」で終わらないアウトプットに挑戦したいという思いもまた、僕にとって偽らざるものです。
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ある音大共同のプロジェクトの折、デトモルト音大の最新のホールを案内されたことがあって、そこにはMac Pro100台以上と多数の巨大スピーカーが配置され、そこに存在しない生楽器の定位を実空間上に配置する音響シミュレーションが行われていました。それがもう、6年以上前のこと。
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僕と谷郁が主宰するセミプロ室内合唱団vocalconsort initiumも昨今の影響を免れることなく、残念ながら6月末に予定されていた5th concertを中止することとなりました。
しかし、ただで終わらせるつもりはありません。
中止になったコンサートと同じ時期に、新しい企画を立ち上げます。
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