大東京カワセミ日記 2024年3月30日 カワセミは水に穴を開ける。
カワセミが水に飛び込む瞬間を真上から撮ってわかったこと。
カワセミは水面に「穴」を開けている。
水中に飛び込んだ瞬間の「水の形」を見ると、ほぼ円形にくぼみができ、真ん中に、嘴で開けた「穴」が空いている。
水中に飛び込む瞬間、羽を後ろに伸ばし抵抗を減らし、くちばしから水面に穴をあける。
水面にぶつかる衝撃を最小限に抑え、水面に「穴」を開けることで身体にダメージを受けないで飛び込める。
ターゲットとなる獲物(この時はシナヌマエビ)に水面に飛び込んでから、水面に穴を開けた嘴で、ゼロコンマ何秒でつかまえ、次の瞬間、水中で羽を開き、水底にぶつかるのを阻止する。
ちなみにこの時は狩に失敗している。
この川の水深はおそらく15センチほど。
で、今度は、水中で広げた翼ではばたき、水面に顔が出た瞬間、翼を一旦閉じて、体を捻るように、体全体を水面に出す。
揮発性の高い翼を水面に浮かべたら、ここで一気に羽ばたく。
で、飛び込んだ岩の上に戻る。
以上の行動、2秒強。
バイオミミクリーしたい。すごい行動。