大東京カワセミ日記105ヘビとカワセミとすっぽんと。2022年4月23日 6 柳瀬 博一 2022年4月24日 00:44 昼頃、橋の下にカワセミのオスが。メスは今日は見当たらず。 杭を打ったワンドのところで、さかんに餌取りを。 動画も https://www.instagram.com/p/CcsMJSTgOjo/ 食べているのは、アメリカザリガニの子供。 何度も何度も飛び込んで捕まえる。 おそらく春になって、アメリカザリガニの子供たちがいっせいに活動をはじめた。 カワセミだけじゃなくて、オオサギ、チュウサギなども盛んに食べている。 この川の魚食性の鳥類の体の大半は、アメリカザリガニでできている。 1メートル前後のかなり大きなアオダイショウが散歩。外国人の女の子がおとうさんとおかあさんと一緒にみつけて、おおはしゃぎ。「ヘビだよ!」日本語で教えてくれる。この近所は鳩など鳥が大量に暮らしていて、おそらく巣も多い。アオダイショウ、たぶん餌の宝庫に暮らしている。動画も。https://www.instagram.com/p/CcsWiO7BFZT/ カワセミのオスは5回ほどアメリカザリガニをつかまえたあと、水浴びをして、オオサギがやってきたので、ひとこえ鳴いて、下手に。下手の公園近辺には姿を見せない。 どこで巣作りをしているのやら。 都心の小さい河川に共通するのは、70年代までに公害で死の川になったため、純淡水の在来魚種・水生生物はおそらくいったんほぼ絶滅。今いるのは、その後なんらかの形で川に流された種か、海と行き来する種。だから、フナやモツゴ、オイカワといった普通種の魚をほとんど見かけない。いるのはコイ、ブルーギル、アカミミガメのような放流された魚、止水環境に強い外来種のアメリカザリガニや大陸のヌマエビ、海と行き来するヨシノボリ、ビリンゴ、スミウキゴリなどハゼの仲間、テナガエビなど。 つまり、都心の中小河川は70年代にいったんゼロまでリセットされた新しい環境。いまいる生き物は、そのゼロリセットした環境の種。アメリカザリガニもカワセミも。もうひとつの川では、昼過ぎのいちばん暑い時間(気温が26度)だったせいもあり、カワセミは、上流の川沿いにも船着場にも姿を見せず。 八重桜の花筏。 巨大なスッポンが昼寝をしていた。 #カワセミ #都心 #河川 #スッポン #アオダイショウ #流域 6 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート