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メディアの話。ハヤブサのいる街。

糸島の海っペり。
朝、散歩していたら、周囲で一番高い塔に、白い鳥が舞い降りたのを見た。

ハヤブサだ。


ハヤブサは、あたりを睥睨した。
そして、突然翼を広げると、一直線に眼下の川面へと飛び降りた。


水面スレスレを飛び、一瞬にしてチドリを捕まえる。

塔の上に戻ると一心不乱にチドリを啄む。羽がハラハラと舞う。
5分ほどで食べ終わると、再び、眼下を見据える。
時々、鳥の声がする。そのたび、ハヤブサはキョロキョロと顔を動かし、声のする方に目を向ける。
次の獲物だ。
ハヤブサは、くるりとターンして、川面へと飛ぶ。


ふたたびチドリを啄む。

その後、四回飛び降りた。
残り四回は、狩を失敗。

ハヤブサは、どうやら「円」の使い手だ。
自分の円の中に入ってきた獲物を狩る。

塔には、巣もある。ここでおそらく子育てもしている。



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