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侵略レクスターズの可能性

《キャンベロ<レッゾ.Star>》をはじめとした侵略を持ったスター進化クリーチャーの登場でますます強化されたレクスターズ。
今回は、多くの方が考察されているような”綺羅.Star”には組み込む型ではなく、”赤白レクスターズ”という別のデッキタイプを紹介します。

こんにちは、はじめまして。いちごオレです。
デュエルマスターズをするときはトナベと名乗っています。

前回投稿した”NEXダンテ”についてのnoteは「リモート大会全勝」という強い言葉のおかげもあり多くの方に読んでいただけたようです。
スキ!をつけていただいたかたもいらっしゃり、本当にありがたい限りです。

今回は、冒頭でも触れた通り侵略持ちレクスターズについて考察していきます。
事前公開情報により、各文明に存在することが判明しています。
特に、火文明の《レッゾ.Star》と光文明の《究極.Star》が頭一つ以上強力です。
強固なロック性能を持っているうえ、侵略による高速着地が狙えます。
赤と白というカラーリングから、既存の”綺羅.Star”デッキに組み込むことを考えた人は多いのではないでしょうか?
ですが、”綺羅.Star”には組み込まず”赤白レクスターズ”という別のデッキで運用することを提案します。(《綺羅.Star》は使います。ややこしいですね。)

別のデッキにする理由、その他のカラーリングでの可能性など紹介していきます。

※注意※

この記事では9/15時点で未発売カードについて取り扱います。
デュエマ公式Twitterやデュエチューブなどで発表されたカードのみ取り扱います。
カード画像は、未発売のものは公式サイト先行カード公開一覧から、発売済みのものはデュエマ公式サイトのカード検索から、それぞれ引用させていただきます。

1.”綺羅.Star”デッキとの差別化

”綺羅.Star”とは《綺羅.Star》の効果で大量のクリーチャーを展開して圧倒するデッキ、だと考えています。
ですが、そんな《綺羅.Star》もある弱点を抱えています。

それがコスト5という絶妙な重さです。

その弱点を克服するため、時間稼ぎとしてメタクリーチャーで妨害したり《エヴォルピア》などで早期着地を狙ったりして確実に殴り切るいわゆるメタビートとしての地位を獲得しています。

ここで《レッゾ.Star》や《究極.Star》のメタ効果に目が向きます。
「メタビートに投入される大型メタクリーチャー」
かなり聞こえはいいですが、彼らにも弱点があります。

進化元が存在しなければ侵略できない問題です。

侵略元は『コスト4以上のレクスターズ』です。
優秀な《ダイナボルト》や併せて登場する《キャンベロ》が存在しますが、当然メタ能力は持っていません。
《綺羅.Star》経由で《ダイナボルト》を出すことができればきれいにつながりますが、それよりは《シャッフ》や《カタブランプラー》でそのターンに殴り切ってしまったほうが有利になる場面のほうが多いです。
既存の”綺羅.Star”には「《綺羅.Star》から出す前提のワンショットカードを8枚追加で投入する」スロットはないように思います。
《究極.Star》は《綺羅.Star》から侵略できますが、その場合せっかくの展開力を無駄にすることになります。
《エヴォルピア》から進化もできますが、その場合も追加で《綺羅.Star》を乗せたほうが有利になるのではないでしょうか。

かみ合うようで絶妙にかみ合わない、そんなちぐはぐさを感じました。
そのため、ワンショットに特化したデッキとして”赤白レクスターズ”を提案します。

2.デッキレシピ

未発売カードを数多く含むため、テキスト形式でのレシピ紹介とします。

4 x 爆衆聖者トップアイト
2 x Re:奪取 トップギア
2 x 「正義星帝」
4 x CAPTEEEN 〈ヘビポ.Star〉
4 x 大爆龍 ダイナボルト
4 x モモスター キャンベロ
4 x 「火球の祈り手」&「伝承の語り部」
2 x ビリボー・チュリス
3 x 閃メク星戦 絶十
3 x 「正義星帝」〈鬼羅.Star〉
4 x キャンベロ 〈レッゾ.Star〉
2 x 富士山ン〈ジャック.Star〉
2 x 絶十〈九極.Star〉

”綺羅.Star”が活躍しているオリジナル環境での使用を想定しています。

「”綺羅.Star”ではない」と再三主張しましたが、STクリーチャーを抜いて《テスタロッサ》などを採用することで折衷案のようなデッキに組み替えることも可能です。
”綺羅.Star”ではできないこととして受け札を厚めに取りましたが、メタクリーチャーを採用する型も間違いなく強力ではあると思います。

3.各カード解説

《爆衆聖者トップアイト》 4枚

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赤白の2色で組む最大の利点です。

3ターン目に侵略元を呼び出し、速攻でロックをかけます。
ワンショットに振り切る分軽減クリーチャーは非常に強力です。

《Re:奪取 トップギア》 2枚

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デュエチューブで公開された《トップギア》のRe:メイクカードです。

《トップアイト》4枚だけだと足りないため採用しています。
同時に《Reアクロアイト》も判明していますが、侵略元が《ダイナボルト》など赤のクリーチャーなのでこちらを採用しています。

レクスターズなので進化元になれるほか、GSで受け札にもなり得ます。

《「正義星帝」》 2枚

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4ターン目の着地を狙います。

《ヘビポ.Star》の進化元としての役割が大きいです。

《CAPTEEEN <ヘビポ.Star>》 4枚

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このデッキの屋台骨です。
このカードがあるからこそ赤白で組もうと思えるほどです。

《レッゾ.Star》と《究極.Star》の両方に対応しつつ、マジボンバーで後続を呼び出してくれます。
自身を呼び出すこともできるため、大量展開も可能です。

《大爆龍 ダイナボルト》 4枚

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最強のカード

侵略することで4打点を形成することができます。
進化せずともダイレクトアタックに貢献してくれる、まさしくビートの花形ともいえるカードでしょう。
地味ながらシンカパワーも強力です。

《モモスター キャンベロ》 4枚

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アニメで登場後、公式Twitterで公開された新カードです。

基本的には《ダイナボルト》優先ですが、シンカパワーが最強なので4枚採用しています。
侵略の性質上どうしても息切れしやすいのですが、それを完全にカバーするシンカパワーです。
GS及び見せたときの効果も侮れず、”ヘブンズゲート”への解答足り得ます。

《「火球の祈り手」&「伝承の語り部」》 4枚

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無から有を産み出します。

盤面が空でも《ヘビポ.Star》や《ダイナボルト》を出すことで一気に侵略していきます。
《トップアイト》からつながると気持ちがいいので4枚採用です。

《ビリボー・チュリス》 2枚

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どちらの侵略にも対応できるクリーチャーとして採用しています。

対”赤単速攻”最終兵器でもあります。

《閃メク星戦 絶十》 3枚

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受け札として採用しています。

デッキとしてのかみ合いは《ビリボーチュリス》に軍配が上がりますが、受け札としての性能はこちらのほうが高いほか単色であることが大きく、1枚多い3枚採用しています。

《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》 3枚

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侵略で攻めきれないときのサブフィニッシャー。

コスト4以下のクリーチャーが多いため十二分な活躍をします。

《キャンベロ 〈レッゾ.Star〉》 4枚

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このデッキのコンセプトカード。

強力なロックをかけながら殴りに行くことができます。
離れたときのアンタップ効果もあり、進化元を残しつつ粘り強く戦えます。

強力なのは間違いありませんが、呪文には無力であること、マナがたまっていない序盤に出してもうま味がたりないこと、そもそも1枚で勝負を決められるカードではないことを覚えておいてください。

《富士山ン〈ジャック.Star〉》 2枚

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同じく新登場の赤い侵略レクスターズです。

《ジョー星》やメタクリーチャーを焼くために採用しています。

とはいえ、やや重いため信用できないため採用枚数は控えめです。

《絶十〈九極.Star〉》 2枚

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サブコンセプトです。

《レッゾ.Star》と違い、序盤に出すのであればこちらを優先したいです。
《ザーディクリカ》や各種蘇生呪文をロックできます。

GSも持っているため、受けに貢献できる強カードです。

《ダイナボルト》などSA持ちレクスターズに反応しないため2枚のみ採用ですが、もっと増やして問題ないと思います。

4.環境での立ち位置

試運転をした感想ですが、Tier2~3程度の実力があります。
おおよそ、”綺羅.Star”と同ランクに位置すると思います。

”綺羅.Star”が「守りのメタビート」であるならば、”侵略レクスターズ”は「攻めのメタビート」でしょう。(”ビート”なのに守り、って違和感ありますね。)

”RX”や”ドギラゴン”系統、”ゼロルピアなどののデッキには《レッゾ.Star》のメタ効果が強烈に刺さるため有利がとれそうです。

逆に、呪文主体の”5cコントロール”や受けが硬い”ヘブンズゲート”などは不利対面でしょう。
トリガーを使い、《レッゾ.Star》の効果が発動しないこちらのターン中に展開してくることも向かい風です。

5.改造案

いくつか改造案があるため公開します。

メタ寄せ”赤白レクスターズ”

4 x 爆衆聖者トップアイト
2 x Re:奪取 トップギア
4 x 赤い稲妻 テスタ・ロッサ
4 x 奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ
2 x 「正義星帝」
4 x 大爆龍 ダイナボルト
4 x モモスター キャンベロ
4 x 「火球の祈り手」&「伝承の語り部」
4 x CAPTEEEN 〈ヘビポ.Star〉
4 x キャンベロ 〈レッゾ.Star〉
2 x 富士山ン〈ジャック.Star〉
2 x 絶十〈九極.Star〉

《ミクセル》や《テスタロッサ》を採用してメタに寄せました。
前述した「”綺羅.Star”との折衷案」になります。

トリガーをなくし受けを完全にGSに任せる代わり、対応できるデッキの幅を広げました。
”ボルシャック”や”ドギラゴン”が多い場合こちらに切り替えたほうが良いです。

”ラッカレクスターズ”

4 x 爆衆聖者トップアイト
2 x Re:奪取 トップギア
2 x その子供、可憐につき
2 x ネ申・マニフェスト
4 x 大爆龍 ダイナボルト
2 x モモスター キャンベロ
4 x 「火球の祈り手」&「伝承の語り部」
4 x CAPTEEEN 〈ヘビポ.Star〉
3 x 奇天烈 シャッフ
4 x エヴォ・ルピア
3 x 「正義星帝」〈鬼羅.Star〉
4 x キャンベロ 〈レッゾ.Star〉
2 x 絶十〈九極.Star〉

《ミクセル》などの代わりに、青を積み込み”綺羅.Star”に近づけました。

”綺羅.Star”としても中途半端で、”侵略レクスターズ”としても展開力に欠けます。
この形にするのであればどちらかに寄せたほうが強いです。

6.あとがき

最後までお読みいただきありがとうございます。

”侵略レクスターズ”はポテンシャルを秘めたデッキタイプだと思います。
特に《レッゾ.Star》は頭一つ以上抜けて強力です。
4枚集めましょう。

また、さんざん”綺羅.Star”と比較をしましたが、折衷案でも間違いなく強いはずです。
弱く感じたのは私のビルド力が足りないだけです。

これを読んだあなた。強いデッキを完成させてください。
それだけが わたしの望みです。

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