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想像の翼を広げたら、夫婦関係が改善した話

星のことを考えるのが好き。
「ここではないどこかへ」考え続ける
9ハウス・ステリウムのヤナヘイです。
要は、無類の考えたがりなわけで……。


鑑定をご依頼いただいた方のホロスコープを読みながら資料を作成していたらふと、「ああ、幸せだ」と思った。

なぜならホロスコープの読み解きをしている間は、想像の翼を無限大に広げられるから。

翼を広げた勝利の女神、ニーケー


ルールの中で想像を広げる西洋占星術

西洋占星術には、非常に細かな読み方のルールがある。

ただ、どのホロスコープシステムを採用するか、どんな象意に注目してどのように言語化するかは、読み手の人生経験や語彙、感覚や裁量に委ねられる。

唯一無二の正解はない。

一定のルールがありながら、限りなく自由。そういうのすごく好き。

本質的に、読み手や受け手の自由が確保されているのが西洋占星術の素晴らしいところだ。

家族のことで行き詰まって西洋占星術に辿り着いた


私が西洋占星術を学ぶようになって5年が経つのだけど、西洋占星術の世界を学ぶことで、夫婦関係が改善された——と、私は思っている。

西洋占星術を学ぶ前の私は、夫をこんなふうに捉えていた。

仕事ばかりして
家庭のことも私のことも
顧みてくれない冷たい人

(ごめんよー! 紆余曲折があっただよ)


私が西洋占星術の学びにどっぷりとハマったのは、息子が高校を辞めたのがきっかけだ。


なぜ我が子は高校に通い続けられないのだろう? 
なぜ夫は息子や私に関心をみせず、変わらず仕事に邁進しているのだろう?
なぜ私たちはこんなふうになっちゃったんだろう?

息子や夫、自分に対する「なぜ?」が積もり積もってぐるぐるしていた時、「ホロスコープを読んだら何かわかるのだろうか?」と、腰を据えて西洋占星術を学び始めたのだった。


ホロスコープから読み取れる夫の特徴は、私が感じている夫とだいぶ違っていた。

感情を顕にせず何事も淡々とやり過ごす人と私は思っていたが、ホロスコープにあらわれる夫は、感受性が高く家族のために頑張っている、と読めた。

どうも夫に限っては「ホロスコープは当たらない」と、思いかけていた時、「四柱推命」(西洋占星術と同じ、誕生日で占う命術)で夫を見てもらったところ、「とても優しい人ですよ」と言われた。

そう言われて、なぜかどわっと涙が出た。

「どちらかというと、あなたが男性的で旦那さんが女性的ですね」とも言われた。

確かに、私のホロスコープはとっても男性的(積極的)で、夫のホロスコープは女性的(受容的)だ。


「ホロスコープが当たらない」のではなく、私が夫の本質や気持ちを理解できていなかった。

そう思うようになってからは、家族に対して私の価値観を押し付けるのではなく、本人の本質をできるだけ理解し、本人の良さがいきるようにしていこうと努めている(放っておくよう頑張っているというか)。

そして、自分の意識や思い込みを変更したら、夫との付き合いがとても楽になっていった気がする。


ホロスコープに描かれた希望を想像してみる


ホロスコープには、そのひとが精一杯生きてきた軌跡と、こんなふうに生きたい!という願いが描かれている。「人生への希望」が表れている、と私は思う。

では、私が人生に何を求めているのか(人生が私に何を求めているのか)と言うと、

冒頭に書いたように、私には「9ハウス・ステリウム」の特性があり、「ここではないどこかへ」「もっといい未来」を哲学的かつ直感的に追い求めているようだ。

ならば、私らしく! 私と夫の未来が希望に満ちた世界であるよう、想像の翼を広げて、2人の関係性をホロスコープから読み解いてみた。

そして生まれた、新たな捉え方はこんな感じだ。

夫は私をものすごく愛している
そして本当は家族のヒーローになりたい
でもうまく表現できていないだけ

私はシャイな夫の愛情を
見逃さずキャッチして受け取って

貴方は最高の私のヒーローだ!と
褒め称えてさしあげる

私には愛される魅力があるし
私が愛されるヒロインを
まっとうすることで
夫は満たされ幸せになる


みたいな筋書き(笑)。

どうよ、想像の翼、無限大!

かなり盛ってます。
みっともない程、盛ってます。
妄想モリモリ盛りすぎです!

しかし、想像(妄想)は自由なのです! 

私の想像の翼は、誰にも奪うことはできないのです!


ただ今、朝ドラ『花子とアン』を見直しているので、想像の翼がこぴっと余計にはためきまくっております。


想像の翼は、広げ続けるのが大事


夫婦関係の基本設定をハッピーな筋書きに変更したら、その設定をニンマリと日々、想像し続けるのも大切。

彼は私のスーパーヒーロー♡
めっちゃ素敵な“推し”♡

と、目をハートにしている女子を自分の中に住まわせているうちに、だんだんそれがフツーになっていくんですよ、お客さん!

実際、友人との会話でも、
「私の人生最初で最後の“推し”はオット」
「今日は“推し”が(単身赴任先から帰って)きてるから♡」

などと言っては、夫と自分の世界を勝手に盛り上げてみる。

そうこうしてたら、夫がだんだん言葉や態度で愛情表現してくれるように
なってきた(気がする)。

特に最近は、ちゃんと話を聞いてもらえている感じがある。めちゃくちゃ傾聴してもらっている感覚がある!


え?

思い過ごし?

そうかもな。そうかも。

それでも〜いいと〜♪ 
それでも〜いいと〜♪


でも、「思い過ごしも恋のうち」と言いますように、私たちは基本的に自分だけの意識の中を生きている。

だから、私の意識が「大切にされてる」「幸せだ」と思えたなら、私にとっては「紛れもない真実であり現実」なのだ。

想像が現実化したらやっておきたいこと

翼を大いに広げた想像(モリモリの妄想)が現実になったと確信したら、さらに一歩、踏み出してみる。

自分が幸せになっていることを、相手に伝えてみるのだ。

「貴方の心遣いや行為のおかげで私は幸せになっている」という事実・現実を、感謝とともにお伝えするのだ。

想像から生まれた私にとっての現実を、言語化して共有することで、ふたりの(公の)現実にしちゃうってこと。

これは

「伝えなければならない!」というより、正直なところ「伝えたくなった」と言いますか。自然な形でgive&giveができるようになったのかな、と思う。

……と、だんだん、ただのノロケみたいになってきたようで申し訳ございません。


20年近くギスギスしてきた夫婦が、関係性を改善できるとは思いもよらなかった。このまま仮面夫婦みたいになって終わるのかな、なんて一人で思っていた時期もあった。

多分それも、私が作り出した想像なんだな。

想像の翼は、どんなふうにどこまで広げるかも、自分次第なのだ。

ホント、想像の力ってすごいな! 

そして、西洋占星術って、最高に面白くて役に立つ、天文学を想像力で拡大した人類の「術」だな、と思うのであった。

じゅつ 〖術〗 (術󠄁) ジュツ わざ・すべ
1. 何回も行って自分のものとなった能力。手仕事の能力。学問。わざ。
 「技術・学術・芸術・方術・術語」
2. 一定の技能によって行われる仕事。その仕事のやり方。
 「医術・手術・秘術・妙術・剣術・柔術・忍術・魔術・兵術・算術・仁術・心術・隆鼻術」




翼、翼と書いていたら思い出した、『みんなの歌』のこの曲。
ちょっと暗いけど(暗いから?)、好きだった。


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