【はじめに】 わたしの理由〜ひなたホリスティック
なぜ私はこうなんだろう?と、思う。
もしかしたら、幼い頃からずっとそんなことばかり考えているような気もする。答えが出ない対象に向き合って、絶えず原因究明と分析をしている感じ。
問いを立てる。そして問いを深掘りする。そんなことが好き。
その深堀り欲みたいなものは、自分以外の人に対しても発動する。
「なぜその職業に就いたのですか?」
「なぜその趣味を始めたのですか?」
と、ついつい聞きたくなってしまう。
20〜30代は雑誌編集の仕事をしていた。芸能人や著名人に会って話を聞いて記事にするのが仕事だった。
当時は、毎週のように誰かに対し「問い立て」と「深掘り」ができる環境にあった。
私の生存欲求みたいなものは、相当満たされていただろうと思う。
雑誌編集の仕事をやめてからも、その欲は消えなかったのか。オンラインサロンで出会った人たちにインタビューしたこともあった。
雑誌編集の仕事に未練はなかったが、誰かに話を聞くこと、「あなたはなぜ?」と問いを立てて深掘りしていく欲は失せなかったようだ。
おそらく私は、
誰かの話の中に自分が入り込むことで、誰かの人生を疑似体験し、自分が持っていない感情や思想を知ることで新しい発見をしたいのだと思う。
それは、読書とも似ている。映画やドラマを見るのとも似ているかな。
要は、他者を通じて知らない世界に入り込み、心を揺さぶられながら新しい自分を見つけたいのだ。
ひなたホリスティックチームメンバーのインタビューを始めます
ふと。欲が湧き出して、聞くことにした。
お相手は、縁あって、数年前から共に活動している「ひなたホリスティックチーム」の面々。
「ひなたホリスティックチーム」は、ホリスティックな療法、生き方、あり方を、さまざまなひとたちと考えながら提案していこうという有志の集まり。
集まったのは、心と身体のつながりに興味があり、健やかに暮らすにはどうしたいいかを考え実践しようとしている人たちだ。
大きな病気を経験した人もいれば、家族を病気で亡くした人もいる。
でも実は、チームのそれぞれが「なぜ、何をきっかけに、心身のことを考え取り組むようになったのか?」を、突っ込んで聞いたことがなかった。
聞きたいと思っていたけど、「いろんな出来事の積み重ねでなったんだろうなぁ(自分もだし)」と察して、そのままにしていた。
でも、ちょっと突っ込んで聞きたくなった。教えてほしくなった。
なぜ、あなたが、今のあなたのようになったのか。
その理由を。