突然ですが、ドラゴンヘッドの考察
現代西洋占星術には「ドラゴンヘッド」「ドラゴンテイル」と呼ばれるポイントがあります。このポイントのことを、折に触れ、自分の中であーだこーだと考えてきたので、まとめてみようと思います(と言っても、“今現在”でのまとめ。また変わるかもしれません)。
ドラゴンヘッドは魂の願い
☊(ドラゴンヘッド)・☋(ドラゴンテイル)とは、月の軌道「白道」と、太陽の軌道「黄道」が交わるポイントのこと。
これを西洋占星術では
・北極に近い交点を ☊(ドラゴンヘッド)
・南極に近い交点を ☋(ドラゴンテイル)
と呼んでいます。
☊(ドラゴンヘッド)と☋(ドラゴンテイル)は、必ず真逆の位置になります。
例えば、ドラゴンヘッドが魚座の場合、ドラゴンテイルは180度向い側の乙女座。
わたしがこの、 ☊(ドラゴンヘッド)と☋(ドラゴンテイル)というものを知ったのは、占星術家、ジャン・スピラーの著書『前世ソウルリーディング あなたの魂はどこから来たのか』がきっかけでした。
ジャン・スピラーによると☋(ドラゴンテイル)は、
・その人が前世で強調してきた人格的傾向
・その資質が今世でも影響力を発揮する
・行動パターンを繰り返し、その人の人格の均衡を崩そうとする
つまり、新しい人生(今世)では、以前とは真逆のことにチャレンジしてやろうじゃないか!と、魂が決めてきたはずなのに、それを忘れて慣れきったことばかりしているとやがて人格が破綻するわよーという、ちょっと危険なポイントのようです。
彼女がこの本の中で説くのはズバリ、前世と今世の統合。
ドラゴンテイルに固執するのはダメだけど、ドラゴンヘッドだけでもダメ。両方を意識することで、「アウフヘーベン」する!ということでしょうか。
わたしの場合、前世のパターンは乙女座。そして今世のテーマは魚座にありますから、「乙女座らしさに固執すると人格が危うくなるから、魚座の面もやって両輪で行くわよー」みたいな話になります。
ジャン・スピラーの解説によると
初めてこの本を読んだときはびっくりしました。「秩序の維持は大事だよ。それの何が悪いんだ?」「宇宙? は? ふざけんな! 浮ついたこと言ってんじゃないよ。ちゃんと計画立ててやらないとダメでしょ‼️」とイラっとするくらいの感情を覚えたものです。
しかもこのドラゴンヘッドは、1年おきくらいに区切りがあり、同級生くらいの近い年齢の人は、同じにドラゴンヘッドを持つことになるのです。
「同級生だったあの子も、あの子も、みんな秩序に執着していて、宇宙を信じなくちゃいけないの? そんなバカな〜」と、嫌疑しか湧きません。
が。どこか引っ掛かっていたんでしょう。
奥歯になにか引っかかったような、このドラゴンヘッドふざけんな問題は、時間をかけてわたしの腑に落ちていくのでした。
(つづく)