推しと親を看取ったら正直人生に自信ない
先日とあるバンドマンが亡くなった。
私の最推し(軽いからあんまり使いたくない表現だけど、ここでは伝わりやすいからあえて使う)バンドではないが、何度もLIVEに足を運んだし、楽しくてキラキラした【青春】という言葉がピッタリな思い出をたくさん作ってくれたバンド。
なんなら去年の周年LIVEにも行ったし、新たな告知、リリース、それに伴うツアーも本当に楽しみにしていた。大人になった今でも好きな存在だった。
これからも活動を続けてくれるようだから、もちろん今後もLIVEには行くつもり。でも、この【喪失感】【虚無感】はしばらく拭えそうにないと思う。
このバンドの中では1番好きなメンバーだった。
漢気あふれる真っ直ぐさ、熱さが好きだった。
今でも信じられない。
自分の人生を彩っている音楽、LIVE。
最推しじゃないバンドのメンバーの突然の死で、これだけ揺らぐ自分のメンタル。
これが最推しバンドのメンバーだったら…
そう思うとゾッとする。
果たして自分を保てるだろうか。
今の世の中、友だちが少ない、恋人もいない。
生きる楽しみ、生き甲斐が【推し】という人たちは少なくないと思う。
生き甲斐の度合いは人それぞれだから、例え今の推しが目の前から居なくなっても、すぐ別の推しを見つけられる人も居ると思う。
でも、みんながみんなそうじゃない。
推しも居なくなり、親も居なくなったら、私は【自分】が存在していられる気がしない。
そして私と同じような想いを抱えている人たち全員が、『独りでそっと居なくなること』を選べるとは限らない。虚無感のベクトルが『幸せそうな他人』に向かないとは言い切れない。
かと言って結婚したいか?と聞かれると、正直それもよくわからないんだよなぁ。自由が好きだから。
これもまた困ったところ。
自分みたいな人生を器用に歩めない不器用な人たちが、ゆっくり安心して集える場所がどこかにあったらいいのにな。と心の底から思ってる。
良い場所ないかな。
ネットじゃなくてリアルでね。