『すけきよ』が好きすぎる
『すけきよ』が好きすぎて困っている。
さて、『すけきよ』と言っても、かの有名な“湖から突き出した足”の『犬神家すけきよ』ではない。
いや、正確に言えば『犬神家すけきよ』もすごく好きだ。あの有名な足だけでなく白い顔のインパクトは一度見たら忘れられない。ストーリーのドロドロさ、日本的な一族、血族の闇、業、閉塞感。
画になるシーンもたくさんあって、暗いのに、醜いのに、なぜか美しさを感じる時さえある。名作だからいろいろな時代に創り直されているけど、“初代“が決して色褪せない作品。本当に素晴らしい。最高よねー。
おっと、話がそれた。
今日言いたい『すけきよ』は犬神家のことじゃない。
私が今好きすぎて困っているのは『すけきよ』と言っても『sukekiyo』のこと。
DIR EN GREYのボーカル(正式はVoice)である京さんのもうひとつのバンド、sukekiyoのことだ。
2024年2月16、17日と京都劇場にて開催された【sukekiyo TOUR2024「冷たい沈黙」-漆黒の儀- 】に参列してきた。東京公演は残念ながら会場には行けなかったが、ありがたいことに3月23日からU-NEXTで配信開始。東京公演も無事にこの目で拝むことができた。
さて、生で拝むことができた京都劇場公演。
2日間とも嗚咽しそうになるほど泣いた。
自分でも驚くほど泣いた。
声を我慢するのが本気で大変だった。
以前の記事《sukekiyo/EROSIO開封の儀》にも書いたが、やっぱりLIVEで泣かないわけがなかった。生の破壊力は凄まじい。
本当に、本当にすごい公演だった。
【呼吸】は覚悟してたけど、後半のセットリストが予想以上だった。想像を超えてた。sukekiyoの“泣き曲”とされている曲たちが立て続けなんだもん。
あれはずるいよー。明らかに泣かせにきたやん。
京都初日は本当に「タオルで口を押さえる」羽目になるほど泣きました。笑
で、配信東京公演。
配信なのにめちゃくちゃ泣きましたよね。
2回も観てるはずなのにね。
むしろ配信だからこそ、人目を気にせず思いっきり泣いたわ。それこそ嗚咽よ。笑
生で観たからこそ余計に泣けるのかな。ありきたりな言葉を使えば『あの時の感動を再び』的な。
あー、sukekiyo好きだー。
EROSIO好きだよー。
抜け出せない。どうしよう。さあ困った。
そしてやっぱり芽生えるこの気持ち。
「もっとたくさんの人にsukekiyoの良さを知って欲しい!!!」
7月にベストアルバムリリースされるよー!
みんな聴いてーーー!!!
どこかの誰かにsukekiyo刺さってーーーー!!!!
できればDIR EN GREYを知らない人の方がいいのかもしれない。京さんへの先入観なくsukekiyoの曲や世界に浸って欲しい。
EROSIOや、今回の配信公演は【映画】とか【舞台】が好きな人に刺さるんじゃないかな?とずーっと思ってるのです。
U-NEXTって映画好きの人が結構利用してるイメージだから、そんな人たちにsukekiyoに出会って欲しいなあと思うわけですよ。
もしここにたどり着いた人で、『sukekiyoをよく知らない』でも『U-NEXTには加入している』っていう人が居たら、まずこれを見て(聴いて)欲しい!
ただ、まだ、私。
あ〜〜〜名曲〜〜。
できれば生で聴いて欲しい〜〜〜〜。
もしこれを見て「いい曲だな」って思ったら、最新東京公演の配信も見て欲しい。
sukekiyoの“泣き曲”が立て続くのは最後の方なので、1時間くらい他の曲も聴かなきゃいけないんですが、妖しかったり、アイドルっぽかったり、荘厳だったり、いろんなsukekiyoが詰まってるからその世界を満喫してくれ〜〜。
今回の公演は、私個人的には「今までよりもストレートでわかりやすい」表現が多いと思っているので、とっつきやすいとは思うのです。。
(「子宮」とか「受け入れる」とか「対価」とか、京さんの仕草もストレートだなあと思った。映像も歌詞多めで視覚から伝わりやすかった。【変わってくれませんでしょうか?】の涙で滲んだネオンみたいな映像がすごく好きだったなー。泣きながら運転するとヘッドライトが滲んであんな感じの景色になるのよね。←危ないからダメ)
それでもきっとsukekiyoの世界は多くの人が「なんじゃこりゃ?」って思うかもしれない。けど、そこで誰か1人でも「沼」に堕ちてくてたら嬉しい!
沼に堕ちたらきっとあなたもsukekiyoの世界が病みつきになるよ〜〜〜〜。
U-NEXT配信のおかげでそんな人が1人でも増えてくれたらいいな!
さて、余談です。
なぜ私が【呼吸】(あと後半で歌っている【白濁】も)でそんなに嗚咽しそうなほど泣くかというと、
『自分にもこんな可能性があったんじゃないか』と曲に思いっきり感情移入してしまうから。
sukekiyoの最近の曲は「女性目線」でほぼ書かれているけど、【呼吸】と【白濁】の女性は最終的に”死”を選択したことが明白。曲自体がまず素晴らしく良いんだが、そこに京さんの表現力、sukekiyoのバンド全体としての表現力、空気感、映像(視覚情報)のパワーが乗っかる。
そりゃあ歌詞の女性に感情移入してしまったら涙が止まらなくなっちゃうよねー。
でも、思いっきり泣いた後に、
『私は生きよう』『きっと大丈夫』
ってなぜか思える。
それがまたsukekiyoの不思議。
心に抱えていた”何か”が浄化されていく感じがする。”何か”が溶けていく。
日常に生きづらさ、窮屈さを感じている人はぜひsukekiyoを聴いて!
そして配信を見て〜〜〜!!!
配信が(U-NEXT加入してなくて配信観れなかったらYouTube見て)sukekiyoが少しでも刺さったら、できれば歌詞カードを読みながら曲を聴いて欲しいので、7月にリリースされるベストアルバム買ってね〜〜〜〜〜!!!!
サブスクで消費されるような曲じゃない、
“作品として曲たちが手元に残る幸せ”をsukekiyoがきっと体感させてくれるから。
楽しみにベストアルバムを待とうぜー!
あ、これだけsukekiyoについて書いてますが、もちろんDIRの春ツアーには参戦しますぜ!
そちらももちろん楽しみだああああ!!!
◉追記
U-NEXTでの最新東京公演は配信終わってしまいました。今ある配信はこちらを参考くださいませ。