『15周年記念 妖狐×僕SS・藤原ここあ展』の余韻に浸る
「妖狐×僕SS」の作者、藤原ここあ先生の展覧会に行ってきた。
中学生の頃に大好きだった漫画の1つで、とにかく美しい絵が大好きな作品。
今回の展覧会に関わった人すべてから、藤原ここあ先生へ、そして作品やキャラへの愛を感じられる空間だったので、ここに残しておく。
ちなみに私の最推しは反ノ塚 連勝(cv.細谷佳正)。
でも他のキャラも綺麗でかっこよくて可愛くて、全員大好きな作品だ。
作品の内容について詳しく説明するのは省くので、気になる人はぜひ全巻読んで。
そして私と語り合いましょう。
今回は、展覧会について書こうと思う。
まず入ってすぐ、注意事項が書いてあるのだが、そのイラストがまぁー可愛い。
誰が描いてあるのか探すから、注意事項もしっかり守る。運営と客、とてつもなくwin-winな表示だった。
原画が額に入れて飾られており、ストーリーを追っていくように進む。でも全てのページがある訳ではなく、原作を読んでいるからこそ分かる並べ方が良すぎた。
そしてラフ画もあって感動。
可愛い可愛いと連呼しながら進んでいくと、双熾と凜々蝶の思いが交錯する空間が。
イラストとセリフが立体的に重なって、数cm動くだけでも見え方が変わる。
今と過去、双熾と凜々蝶、色々な思いや記憶がグワーっと湧き出す様子に息を飲んだ。
この配置、どうやって考えたんだろう。
これ作るの、絶対楽しいよね。
一緒に行った友達とそんな話をした。
そして第2章、ifの世界に進んでいく。
もうさ、そもそものストーリーがつらすぎるよのね。
ここから世界線が交わっていく中で、重要になるのが手紙。その手紙、本当に置いてあったの。
土の中に埋まった缶と、そこに入った手紙。
それが目の前にあって、二次元と三次元が交錯する。
そしてその後、カーテンに仕切られた部屋の中で千年桜の映像が流れる。
目の前で終結していくストーリー、音響の力も相まって、絶句したまま魅入ってしまった。
初めて思紋の意図を、命の意志を知ったかのような衝撃と感動。何度も読んだはずなのに。
同じ空間にいた他の来場者も、一言も喋れないままだった。
泣きそうになりながら、いぬぼくのストーリーを終えた。
その後は、ここあ先生の他の作品が並んでいた。
私はその作品たちを知らなかったけれど、とても面白くてストーリーに惹き込まれた。
この人の作る世界はどうしてこんなに面白くて、一人ひとりに深みが出るんだろう。
「かつて魔法少女と悪は敵対していた。」は近々揃えたい。アニメ化もしているようだが、コマ割りや枠外の文字、なによりイラストが綺麗で、手元に置いておきたくなる。
最後はカラーイラストがたくさん展示されていて、さらにテンションが上がる。
そして出口の手前に、こんな一角が。
ここあ先生が生み出したキャラ達。
うーん愛を感じる。
丁寧で細い線で描かれたこのキャラ達が大好きなんだ私は…!!
私にもこの一人ひとりを額に入れさせてくれ。片付ける時には一つずつ外させてくれ。
最後までおなかいっぱいの展覧会でした。
その後は無事物販で悩みまくり、日めくりカレンダーをGET。
8日の連勝の顔が良すぎるので、これから毎月8日はラッキーデーとしよう。
こうして先生が亡くなった後もなお、ファン・スタッフに愛される作品に出会えて、イベントに出会えて良かった。
家に置き場がないと、いぬぼく全巻私に押し付けてきた友達に感謝です。