【デッキ紹介】PSYフレームを広めたい
皆さんは『PSYフレーム』というテーマをご存じですか?『PSYフレーム・γ』や『PSYフレームロード・Ω』はほとんどの人が知っていると思いますが『PSYフレーム』デッキを組んでる人はほぼいないと思います。癖がかなり強くパワーもそれなりにあるテーマなので2年間くらいずっと使い続けているのですが、かなり高いパワーを持ったデッキとして調整できたので備忘録がてらデッキ紹介をしたいと思います。
デッキレシピ紹介
コンセプト紹介
基本コンセプト
『PSYフレーム』で相手のカードを発動した時に無効破壊をしつつ、既に発動してしまっているカードを『ラビュリンス』『スプライト』及びシンクロモンスターで適切に破壊や効果無効を行う《コントロール型》のカウンターデッキとなります。
サブコンセプト
『深淵の獣』や『ホップイヤー・飛行隊』などといった手札に戻したいカードを『ビックウェルカム・ラビュリンス』や『強制脱出装置』によって手札に戻しながら毎ターン手札誘発効果を使用していきます。
ギミック紹介
自分が思いついたギミックの中で個人的に最高傑作だと思っています。ですが裏話をすると『ラビュリンス』を採用した後偶然見つけたギミックで組むまで全く気付いていなかった動きでもあります。カードを少し変えればかなり面白い動きになるのでぜひ皆さんも使ってください。
メインギミック
1.
『ビックウェルカム・ラビュリンス』の効果にチェーンして『スプライト・エルフ』の効果で『PSYフレームギア・γ』を墓地から特殊召喚
2.
『ビックウェルカム・ラビュリンス』の効果で『PSYフレームギア・γ』を手札に戻しつつ、『白銀の城のラビュリンス』を特殊召喚
3.
『白銀の城のラビュリンス』の効果で相手の手札or場を一枚選んで破壊しつつ、『白銀の城の火吹炉』を特殊召喚
以上が基本的な動きとなります。『白銀の城のラビュリンス』の効果による破壊と『スプライト・レッド』による効果無効と『ビックウェルカム・ラビュリンス』によって加わった『PSYフレームギア・γ』による発動無効の合計3妨害となります。手札や余剰展開、相手のデッキによっては動きが変わります。ですがこれ以外に特に決まった動きはあまりないです。
『ビックウェルカム・ラビュリンス』と『スプライト・エルフ』を使うことで間接的に墓地のレベル2モンスターを手札に加えることができます。
『PSYフレームギア』レベル2チューナーや『ホップ・イヤー飛行隊』をこの動きで手札に加えつつ『PSYフレーム』にはない「選んで破壊」をできるのでかなり重要な動きだと個人的には考えています。
サブギミック
サブギミックとして『深淵の神獣ディス・パテル』を使った『ビーステッド』を採用しました。『スプライト』や『ラビュリンス』『PSYフレーム』の動きと直接は繋がりはあまりありません。ですが、光or闇デッキ対面で強く出ることができ『複烙印』『深淵の神獣ディス・パテル』と『PSYフレーム』が相性がいいので採用されています。また『深淵の獣』は特殊召喚しやすいレベル6モンスターなため『スプライト・エルフ』によって蘇生されたレベル2チューナーとシンクロ召喚することで『PSYフレームロード・Ω』に繋がるため、少し希薄ですがシナジーがあり使用感は悪くないかなと思います。個人的には『深淵の獣バルドレイク』が余った『PSYフレーム』で妨害になったり『深淵の獣マグナムート』が『亡龍の戦慄-デストルドー』や『アークネメシス・エスカトス』をサーチできたりと面白い動きを見せるので伸びしろを感じています。
採用カード紹介
これ以降の内容は採用理由の紹介となります。あまり重要ではないので暇な時に読むくらいの気持ちで気軽にお読みください。
キーカード
『PSYフレームロード・Λ』
モンスターが場に存在しても『PSYフレーム』モンスターが手札から特殊召喚できるようなる効果と条件付きでエンドフェイズに『PSYフレーム』カードをなんでもサーチできる効果を持っています。このカードは効果無効や除去などで狙われやすいのため、それらから守るために『スプライト・エルフ』を含めた『スプライト』達を採用したのがこのデッキの始まりです。
『白銀の城の火吹炉』
墓地から簡単に特殊召喚できるレベル2モンスターであり『ビックウェルカム・ラビュリンス』をセットすることができるのでこのデッキの潤滑油となる存在です。『ギガンティック・スプライト』によって特殊召喚したり、手札から通常召喚することで『スプライト』モンスターの特殊召喚条件を満たすことが基本になります。『PSYフレーム』も『スプライト』も「無効」はあるものの「除去」手段に乏しいため、それを補うために『ラビュリンス』を採用しました。
個人的にはラビュリンスで最も好きなカードです。
採用理由(PSYフレーム)
「『PSYフレーム』を組みたい」から始まったデッキなので深い採用理由はあまりありませんがどれも面白いカードなのでぜひ使ってほしいテーマではあります。ただかなり癖が強く人によって「正解」が変わってくるので使用者が増えて『PSYフレーム』研究所を開きたいです。
『PSYフレームギア・γ』
モンスター効果の発動無効破壊ができるカードです。
唯一墓地効果も止めることができので最も強いと思います。弱点としては制限カードなので一枚しか採用されていないとばれてしまうところ、基本的にはサーチするため手札にあることが相手にばれている状況が多いことです。しかしこの弱点を逆手に取り「敢えて効果を使わない」ことにより相手の思考を狂わせることがあります。いわゆる切り札カードなので使えるからといってすぐに使うのは悪手なので気を付けましょう。
採用枚数は制限なため1枚です。
『PSYフレームギア・δ』
魔法カードの発動無効破壊ができるカードです。
既に発動してしまっている魔法や墓地効果は止めることができませんが3枚あり魔法自体もよく使われ、レベル2なため、最も汎用性が高いと思います。後攻0ターン目の奇襲妨害からホップイヤーでバロネスまで繋がったり、『PSYフレームギア・γ』を使用した後のサーチ先として選択肢に上がるかなと思います。
採用枚数は汎用性と特殊召喚しやすいことから3枚です。
『PSYフレームギア・α』
相手が召喚、特殊召喚に成功した時に自分も特殊召喚しながら『PSYフレーム』カードをなんでもサーチすることができるカードです。
サーチ効果と特殊召喚しやすさから最も使用頻度が高いかなと思います。ただし「時できる」効果なのでタイミングを逃すことがあるのと、レベル1なためシンクロ先がレベル7になるので注意が必要となります。『PSYフレーム』のことを知っている相手に「それは特殊召喚した後に何かしますか?」と聞くことで「このカードを持っているんだぞ。」というブラフを仕掛けることもできます。
採用枚数は、特殊召喚しやすいことから3枚です。
『PSYフレームギア・ε』
罠カードの発動無効破壊ができるカードです。
既に発動してしまっているカードや墓地効果は無効にできず、罠に対してこのカードを発動したいタイミングではそもそもこのカードを発動できないシーンが多いため使いづらさを感じることが多いです。ただ罠カードは魔法やモンスター効果に比べて効果が強く一枚でゲームをひっくり返すことができるカードも多いので、お守りとして優秀なカードであるとは思います。
採用枚数は、使いづらさから1枚のみの採用となります。
『PSYフレームギア・β』
相手の攻撃宣言時にそのモンスターを破壊しバトルフェイズを終了させる子です。
効果は強いものの破壊が通らないとバトルフェイズを止める事ができないため破壊耐性があるモンスターに弱いのが弱点です。『PSYフレームロード・Λ』を守る事ができますが、『PSYフレームギア・ε』同様に打ちたいシーンで打てないことが多いため使いづらさを感じます。ただ相手に攻撃をためらうようなプレッシャーになるため他にサーチ先がなければ持ってくる先として優秀かなと思います。
採用枚数は、『PSYフレームギア・ε』と同様に使いづらさから1枚のみの採用です。
『PSYフレーム・ドライバー』
『PSYフレームギア』の効果で特殊召喚される通常モンスターです。3枚除外された場合、『PSYフレームギア』の効果が発動できなく除外されないようにしましょう。
採用枚数は、手札デッキ墓地からなくなると困るため3枚になります。
『PSYフレームサーキット』
『PSYフレーム』モンスターが特殊召喚された場合にフィールドの『PSYフレーム』モンスターでシンクロ召喚を行う効果とダメージ計算時に手札の『PSYフレーム』モンスターを捨てることで攻撃力を上昇させる効果になります。
シンクロ召喚の効果にターン1制限はなく、シンクロ召喚先に縛りもないため『PSYフレームロード・Ω』や『アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン』を特殊召喚することで、『PSYフレームギア』での妨害後に更なる妨害を構えるのが基本となります。『PSYフレームギア』の効果にチェーンして『メタバース』を発動することで半ば奇襲するような形でシンクロ召喚を行うことができます。また『PSYフレームギア』の効果を同一チェーン上で2回発動した場合でも『PSYフレームサーキット』の効果でシンクロ召喚を行えるのは一度のみですが、この効果で『PSYフレームロード』をシンクロ召喚した場合、更にシンクロ召喚を行うことができるので何度もシンクロ召喚を行うことができます。『PSYフレーム』デッキを使う場合は「如何にこのカードを除去から守るか」がゲームの勝敗を握ります。なのでもし守る手段がなくても口先のブラフで守るなどして、絶対に除去しないよう頑張りましょう。
採用枚数は、2枚になります。本当は3枚にすべきなのですが、初めて『PSYフレーム』デッキを組んだ時に2枚しかもっていなかったのでその時の名残りでずっと2枚のままになります。
『PSYフレーム・オーバーロード』
手札フィールドの『PSYフレーム』モンスターをコスト除外することでフィールドのカードを対象に取り裏側除外するカードです。
『クシャトリラ・フェンリル』の効果と似ていますが、こちらはセットされているカードも裏側除外できます。また墓地効果で『PSYフレーム』カードをなんでもサーチすることができかなり強力な効果を持っています。『PSYフレームロード・Λ』の「フィールドからサイキックが除外された場合、エンドフェイズに『PSYフレーム』カードをサーチする」効果を使いたい時に発動条件を満たすため、フィールドの『PSYフレームギア』を除外することが多いかなと思います。また相手が魔法や罠を使わない場合やフィールドの『PSYフレーム』モンスターを破壊orバウンス出来ないことが予想される場合などにこのカードのコストにすることで有効活用できるので『PSYフレーム』デッキを使う場合は必須級のカードになります。ただ自分はフィールドの『PSYフレーム』モンスターをバウンスすることをメインギミックにしていることや永続罠であることの脆弱性を考えると純『PSYフレーム』デッキでない場合はそこまで要らないのかなという気もしています。
以上のことから今回の採用は1枚としております。ただ採用枚数はかなり自由になるので場合によっては変更する可能性があるかもしれません。
『PSYフレーム・アクセラレーター』
500LPをコストに次の自分スタンバイまで『PSYフレーム』モンスターを一時的に除外するカードになります。
このカードは本来、『PSYフレーム』モンスターを自身の効果による除外から守るために使用したりします。しかし自分が採用した主な理由としては別にあります。それは「『PSYフレームロード・Λ』を一時的に除外するため。」です。従来であれば『PSYフレームロード・Λ』を『PSYフレーム・マルチスレッダー』で守っていたのですが、それでは効果無効からは守れないのが弱点となっていました。そこでこのカードを採用し『無限泡影』をはじめとする「破壊を伴わない効果無効」から守るために採用しました。使用感としてはサーチするほどでもないですが、デッキのシステム上盤面を圧迫してしまうことが多くフィールドを空ける効果は少ないためかなり好感触でした。『PSYフレーム・マルチスレッダー』と若干役割が被っているためこのデッキではどちらか片方のみの採用で十分かなと思っています。ただ『PSYフレーム・ドライバー』を除外から戻す方法が多いことや『PSYフレーム・サーキット』や『PSYフレームロード・Λ』が破壊以外の方法で除去、無効化されてしまうことが多く『PSYフレームマルチスレッダー』よりも『PSYフレーム・アクセラレーター』の方が使いやすく感じます。
そのためこのデッキでは1枚採用にしています。
採用理由(スプライト)
スプライトはモンスターと魔法罠の『スプライト・ダブルクロス』と『スプライト・スターター』を全てピン採用となります。理由としては初動以外ではデッキを回すエンジンになりえないこと、デッキから直接特殊召喚やサーチすることはあっても初動以外で引いて強いカードではないからです。『スプライト・ダブルクロス』を採用した理由は『スプライト・ジェット』でサーチする先が1つだと弱いと感じたため、蘇生か相手の盤面を干渉できるこのカードを選択しました。このデッキは『スプライト』のウェイトが低いので場合によっては少し抜いてもいいかもしれないです。ただ『ギガンティック・スプライト』へのアクセスを考えると全ピン採用が丸いのかなと思います。
採用理由(ラビュリンス)
『PSYフレーム』ではできないことを主に担当してくれるテーマになります。直接的な繋がりは『スプライト』に比べて薄いですがどれもこのデッキには欠かせない動きをしてくれるので気に入っているテーマになります。
『白銀の城のラビュリンス』
『ビックウェルカム・ラビュリンス』の効果でこのモンスター特殊召喚することで相手のフィールドか手札を破壊することができます。『PSYフレーム』では除去できないカードをこのカードによって処理することができます。またこのカードは墓地から罠をセットする効果もあるため一度使用した『ビックウェルカム・ラビュリンス』や『強制退出装置』をセットします。また『ビックウェルカム・ラビュリンス』で『ホップイヤー・飛行隊』を戻しつつ特殊召喚することができれば、破壊効果にチェーンして『ホップイヤー・飛行隊』の効果を発動し『フルール・ド・バロネス』を特殊召喚できるので更なる制圧を狙うことができます。ただ『ビックウェルカム・ラビュリンス』以外の効果で出すことはまずありえないのと『ビックウェルカム・ラビュリンス』自体は手札デッキ墓地から特殊召喚できるため複数枚採用する理由は無いように感じます。
なので採用枚数は1枚のみとなります。
『迷宮城の白銀姫』
『ラビュリンス』としてみたときにデッキにセットしたいカードが多かったり罠カードのウェイトを置いているデッキでは強いと思いますが、僕のデッキでは罠があまりないのとデッキからセットしたい罠も特にないためあまり採用する理由がないかなと個人的には思います。ただデッキを調整していると罠の枚数がかなり変動しているので0枚か1枚かで常に悩んでる枠となります。『白銀の城のラビュリンス』と同様に初動にならず手札にきても仕方ないことが多いカードでもあると思います。
採用枚数は、今は1枚にしています。ただ採用理由が薄いため他のカードを入れたくなった場合は抜ける気がします。
『白銀の城の召使い アリアンナ』
『白銀の城のラビュリンス』が既に場に存在する場合に『ビックウェルカム・ラビュリンス』の効果で出したいモンスターが特にいなかったため新たに採用しました。状況によってドロー効果とサーチ効果を選べるのでかなり優秀かなと思います。僕のデッキなら『迷宮城の白銀姫』よりもこちらの方が『ビックウェルカム・ラビュリンス』の効果で出したときにアドバンテージを稼ぎやすいです。ただ『白銀の城のラビュリンス』と同様に手札に来た場合、初動になりにくいことや『PSYフレーム』『スプライト』の動きに繋がらないことが弱点です。
採用枚数は以上のことから1枚のみの採用になります。
『白銀の城の火吹炉』
このデッキで最も重要なカードであり『スプライト』『PSYフレーム』『ラビュリンス』の3テーマを繋げるカードとなります。『PSYフレーム』レベル2チューナーを手札に戻すための『ビックウェルカム・ラビュリンス』をセットする効果を持っています。『スプライト』モンスターの特殊召喚条件や発動コストを満たすためのコスト要因としても優秀です。またリンク2の『スプライト・エルフ』や『PSYフレームロード・Λ』のリンク素材になりやすいことも好感触です。手札にきてしまって使い道が特にない『PSYフレーム・ドライバー』や『白銀の城のラビュリンス』を手札コストにしたり、『スターダスト・ドラゴン/バスター』を間接的にデッキに戻すための役割も担っています。ただ1つ弱点があるとすれば、デッキにセットできる『ラビュリンス』魔法罠がないとフィールドから離れることができないので注意が必要です。なので「出せるから出しちゃえ」という考えではなく「敢えて出さない」という選択肢を取ることができれば、よりこのデッキをうまく回せるんじゃないかと思います。
『ビックウェルカム・ラビュリンス』
フィールドのモンスターを手札に戻しながら『ラビュリンス』モンスターを除外以外から特殊召喚できるカードです。
『PSYフレーム』は手札から特殊召喚された後はシンクロできない場合や『ホップイヤー・飛行隊』を使う場合は場に余ってしまいます。放っておくとエンドフェイズに除外されてしまい回収が困難になります。『強制脱出装置』や『Vivid Tail』でも手札に戻すことはできるのですが、それだけではあまりアドバンテージに感じなかったので間接的にドローや選んで破壊をすることができるこのカードを主軸に起きました。使用感としては『PSYフレームギア』や『ホップイヤー・飛行隊』を手札に戻すことができるのは想像以上に強く、エンドフェイズに除外される前にこのカードで手札に戻すことで相手の手札を破壊することができるのはかなり強力で対面からの評価も高い印象です。弱点らしい弱点は特にありませんが、場を空ける効果ではないのでたまに『PSYフレームギア』たちが効果を発動できないのが玉に瑕です。
採用理由(深淵の獣)
あまりこのデッキの直接的な
『深淵の獣ルべリオン』
手札から捨てることで『深淵の獣』モンスターをサーチする効果と墓地から自身を特殊召喚する効果とデッキから烙印永続魔法罠を置く効果を持っています。
レベル6『深淵の獣』モンスターをレベル8に変換することができるので10シンクロにつなげることができます。このデッキではシンクロ8が実質2枚であるのと『アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン』は使い切りなので出来れば10シンクロで『深淵の神獣ディス・パテル』や『フルール・ド・バロネス』を特殊召喚したいです。なのでSSしやすいレベル8と『スプライト・エルフ』によって蘇生されたレベル2チューナーと合わせて10シンクロを狙います。またこのカードの効果によって持ってきた『複烙印』も面白い役割を持つのでキーカードとまではいきませんが比較的重要なカードなのかなと思っています。
以上のことから採用枚数は2枚にしています。
『深淵の獣マグナムート』
光闇を除外してSSする共通効果とデッキ墓地からドラゴンを手札に加える効果を持っています。
特殊召喚しやすいレベル6なので『ホップイヤー・飛行隊』で8シンクロモンスターを特殊召喚できたり『亡龍の戦慄-デストルドー』や『アークネメシス・エスカトス』などもサーチできるため汎用性はかなり高いです。また手札を戻すギミックを使えば『複烙印』で蘇生したこのカードを手札に戻すこともできるので相手が光or闇を多用するデッキならかなり強いかなと思います。
採用枚数は制限のため1枚となります。
『深淵の獣バルドレイク』
光闇を除外してSSする共通効果と儀式及びEXモンスターが特殊召喚された場合に光闇をリリースすることで除外することができます。
このカードを採用したことで使い終わった『PSYフレーム』モンスターを場から離すことができます。特に『PSYフレームロード・Λ』は効果を無効化されることが多く、無効化された場合はフィールドから離したい状況が多いです。そのためこのカードの効果で『PSYフレームロード・Λ』をフィールドから離しレベルを持つモンスターに変換することでシンクロ召喚につなげます。このデッキでは『ホップイヤー・飛行隊』をよく使うのでフィールドがレベル6モンスター1体であればそのまま8シンクロで『PSYフレームロード・Ω』に繋がるのでフィールドからモンスターがいない状況に持ち込めます。『PSYフレーム』モンスターは自身の効果で特殊召喚した場合はエンドフェイズに除外されてしまうので、このカードの効果で墓地へ送ります。
ただ採用枚数に関しては『深淵の獣』モンスターは基本的にメインギミックと関りがないので1枚の採用にしています。
『深淵の獣ドルイドヴルム』
光闇を除外して特殊召喚する共通効果と墓地へ送られた場合に相手モンスターを対象にとって墓地へ送ることができます。
破壊以外での除去で最も使いやすい除去カードとしては優秀ですが『深淵の獣バルバドレイク』と違いそれ以外での用途がないためそこまで採用理由は深くないです。ただ『深淵の獣』の共通効果は名称ターン1であり「名前が違う」という理由から一枚採用しています。
『複烙印』
光闇が除外された場合デッキに戻し1ドローする効果と墓地から『深淵の獣』特殊召喚する効果があります。何度も言いますが『PSYフレームギア』は『PSYフレーム・ドライバー』が3枚除外されるとデッキとして詰んでしまうので除去された場合にこのカードの効果で除外からデッキに戻します。また墓地から特殊召喚する効果は『深淵の神獣ディス・パテル』も特殊召喚できます。『深淵の神獣ディス・パテル』は除外されているカードをデッキに戻すことができるので、『PSYフレーム・ドライバー』を除外から戻す手段がこれ1枚で2効果分の役割を持っています。ただこのカードはあくまでリソース回復の手段であり、『深淵の獣ルべリオン』でデッキから置くことができるため複数枚採用の理由は薄いかなと思います。
以上のことから1枚のみの採用になります。
『烙印の即凶劇』
このカードはフィールドのドラゴン族モンスターを含んでシンクロ召喚を行うことができるカードです。『深淵の獣ルべリオン』の効果で永続『烙印』魔法罠をデッキから置くときに『複烙印』以外の択として採用しています。このカードの採用後、一度も使用していないのでなくてもいいんだろうなとは思います。しかしあった方が面白そうなので1枚だけ採用しています。
採用理由(その他のカード)
『ホップイヤー・飛行隊』
自分フィールドのモンスターを対象にとり、手札から特殊召喚し自身と対象のモンスターでシンクロ召喚を行うことができます。
このデッキで最も強力な手札誘発であり『PSYフレームギア』によって特殊召喚された『PSYフレーム・ドライバー』と共に8レベルモンスターのシンクロ召喚に繋がります。相手の先攻1ターン目に『PSYフレームギア』で妨害した後さらにこのカードで『アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン』を特殊召喚すれば、『フルール・ド・バロネス』か『電脳堺狐-仙々』までつながります。『墓穴の指名者』以外ではこの動きを止められることはほぼないのでこのカード1枚で後攻0ターン目に2妨害構えることができます。また『深淵の獣』でも同じことができるので8シンクロ召喚がキーとなるこのデッキではかなり重要であるといえます。また『スプライト・エルフ』と『ビックウェルカム・ラビュリンス』から『白銀の城のラビュリンス』を特殊召喚する動きで相手の手札フィールドを一枚破壊しながら『フルール・ド・バロネス』や『カオス・アンヘルー混沌の双翼ー』につなげる事ができます。今回は採用していませんが獣なので『メルフィ』とも相性がいいです。
このカードは名称ターン1はありますが基本的に手札で腐ることがないため3枚採用しています。
『亡龍の戦慄-デストルドー』
LP半分を生贄に自分フィールドのモンスターを対象にとり手札墓地から特殊召喚する効果を持っています。
この効果で特殊召喚した場合そのモンスターのレベルだけ自身のレベルが下がるため『PSYフレームロード・Ζ』に繋がります。『PSYフレームロード・Ζ』はこのデッキではかなり強いためそれに繋がるカードとして採用しました。似たような役割を持たせることができる『ヴィサス=スタフロスト』と迷いましたが、墓地から特殊召喚されないこととフィールドのモンスターを2体使ってしまうことからこちらを選択しました。結果的にはこのカードはドラゴン族なので『深淵の獣マグナムート』からサーチすることができるようになり、より活躍の機会が増えたかなと思います。
ただ高レベルモンスターが主体なので複数枚あっても困ることがあるため1枚のみの採用にしています。
『アークネメシス・エスカトス』
墓地の異なる3種類の種族を1枚ずつ除外し手札から特殊召喚する効果とフィールドに存在する種族を1つ宣言し、その種族を破壊し往復1ターンの間特殊召喚できなくする起動効果を持っています。このデッキは多種族で構成されているため特殊召喚しやすく、対象に取らずに除去することができ、更に特定の種族に頼るデッキと対面した場合にはかなり強力なロック効果をもつため相手へのプレッシャーとしてはすごく有用なカードになります。またドラゴン族なため『深淵の獣マグナムート』でサーチすることができるので余裕があればこのカードをサーチしそのままゲームエンドまで持っていきます。
ただ『深淵の獣マグナムート』は墓地からも回収できることと複数枚欲しいと思うことがないカードでもあります。
なので採用枚数は1枚になります。
『貪欲な壺』
このデッキでは様々なカードがピン採用となっておりEXモンスターは使用頻度に対して採用枚数が全然足りてないので墓地に行ってしまったEXモンスターをデッキに戻すために採用しました。先攻1ターン目に腐ることの多いカードとして今までは避けていましたが、『スプライト』展開をすると場合によっては墓地にモンスターが5枚たまることが多かったため腐らないと判断し1枚採用しました。やはり2ドローに関してもかなり魅力的なため使うことができれば強いカードなのかなとは思います。
『メタバース』
『PSYフレームサーキット』を発動するカードです。
『PSYフレームギア』の効果にチェーンして発動することでシンクロ召喚につなげることができます。また通常罠なため『トラップトラック』や『ラビュリンス』レベル8モンスターのサポートを受けることができます。特に理由はないですが2枚が一番しっくりくる気がするので2枚にしています。
『強制脱出装置』
フィールドのモンスターを手札に戻す効果を持っています。
破壊以外での除去手段であることや『深淵の獣』『PSYフレーム』を手札に戻すことができるので最も汎用的なカードであると感じます。また『トラップトラック』でセットできたり『ラビュリンス』とも相性がいいためかなり使い心地のいいカードだと思います。こちらも『メタバース』同様に、特に理由はありませんが何となく2枚採用しています。
『トラップトラック』
自分フィールドのモンスターを破壊し通常罠をセットすることができます。このデッキではデッキからセットしたい通常罠は多いものの、『迷宮城の白銀姫』の効果でデッキからセットできるほど通常罠は多くないためこちらのカードを採用しています。またデッキの性質上モンスターを減らしたい状況が多いためこのカードはそういった状況でも有用と言えます。
初動にはなりにくいものの腐るシーンがあまりないため2枚採用となっています。
採用理由(EXモンスター)
『PSYフレームロード・Ω』
8シンクロでメインフリーチェーンの効果で相手の手札1枚と共に次の自分スタンバイまで除外する効果と、墓地の自身とカード1枚をデッキに戻す効果があります。『PSYフレームロード・Λ』の効果を発動するためにはこのカードを使うのがかなり楽です。またメインフリチェで逃げる事ができるので場持ちがよいので『PSYフレームギア』の発動条件である「フィールドにモンスターが存在しない」状況を作りながら自分のターンではシンクロ10やリンク素材になる便利さがあります。また8シンクロが薄い問題も墓地からデッキに戻る効果でカバーすることができるため必要不可欠なカードです。ただ制限なため除外や場に既に存在する場合は8シンクロが『アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン』しかいなくなるためそこが課題点かなと感じています。
『PSYフレームロード・Ζ』
相手の特殊召喚された攻撃表示モンスターと共に次の自分スタンバイまで除外する効果と、墓地の自身をデッキに戻し墓地の『PSYフレーム』カードを手札に戻す効果があります。
主に『PSYフレームギア・α』を使ってシンクロ召喚しますが『PSYフレームロード・Ω』に比べてフィールドから離れる効果が使いづらいため注意が必要です。ただ墓地の『PSYフレームギア・γ』を手札に加えることができるため一度特殊召喚してしまえばかなりのプレッシャーを与えることができます。またこのカードが場にいることで相手は守備表示で特殊召喚したりリンクデッキに対する牽制になるなど工夫すれば強いカードだと思います。
また『PSYフレームロード・Ω』と違いメインフェイズ以外でも効果を発動できるため『PSYフレームロード・Λ』さえいれば強力なカードだと言えます。
『PSYフレームロード・Λ』
フィールドにモンスターがいても『PSYフレームギア』モンスターが効果を発動できるようになる効果と、フィールドのサイキックが除外されるとエンドフェイズに『PSYフレーム』カードをなんでもサーチできます。
『PSYフレーム』デッキで混ぜ物をする上で必須カードであると同時にネックポイントにもなるカードです。このカードを上手く使うために様々なカード(『紫宵の機界騎士』や『異次元の探究者』など)を使っていましたが結論としては
サーチ効果を強く使うよりもこのカードを守りつつ攻めにも使えるカードを多く採用する。
という風になりました。そのため『スプライト・エルフ』をはじめとした『スプライト』カードを採用しています。『PSYフレーム』デッキにおいて目指す盤面は『PSYフレーム・サーキット』『PSYフレームロード・Λ』の両方がある状況なのでもし『PSYフレーム』を使うのであればぜひこのカードを上手く使ってほしいなと思います。
『ギガンティック・スプライト』
デッキからレベル2モンスターを特殊召喚する効果です。『スプライト・エルフ』『PSYフレームロード・Λ』を両方立てたい時や『白銀の城の火吹炉』を特殊召喚するために使います。ただ最近は妨害が怖くてたてる頻度が減りました。
『スプライト・エルフ』
墓地からレベル・リンク・ランク2のモンスターをメインフリチェで特殊召喚する効果を持っています。
このデッキのメインギミックで最も重要な役割を持っており、間接的に墓地のありとあらゆるレベル2モンスターを手札に戻します。また『PSYフレームロード・Λ』を墓地から特殊召喚し、リンク先のモンスターを対象にとれなくすることで守り、『スプライト・ダブルクロス』で相手のモンスターを奪うための条件を満たすために使われます。ただメインフェイズにしか効果を発動できないため、スタンバイに『無限泡影』を打たれて全てが止まることが多々ありました。なのでこのカードを過信しすぎると足をすくわれるかなと思います。
『アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン』
シンクロ召喚成功時に墓地のレベル2を蘇生する効果とリリースすることで『スターダスト・ドラゴン』をシンクロ召喚扱いで特殊召喚しつつフィールドのモンスターでシンクロ召喚を行います。
レベル8シンクロをレベル10シンクロに変換することができるので『PSYフレーム・サーキット』や『ホップイヤー・飛行隊』でシンクロ召喚8から『フルール・ド・バロネス』か『深淵の神獣ディス・パテル』か『電脳堺狐-仙々』をシンクロ召喚することができます。ただ弱点としては『墓穴の指名者』にあまりにも弱すぎるため注意が必要です。8シンクロであまり汎用的なカードが多くないのでこのカードはわりと重要なカードかなと僕は思います。
『フルール・ド・バロネス』
効果の発動無効とデッキに戻り墓地から蘇生する効果と起動効果で対象にとって破壊する効果を持っています。
相手の先攻1ターン目に効果を使用した『PSYフレーム』と『ホップイヤー・飛行隊』で『アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン』から特殊召喚され、そのターン中は相手の発動した効果を受けないのでかなり強力です。あまり深い採用理由はありませんが汎用10シンクロとして採用しています。
『電脳堺狐-仙々』
フィールドから墓地へ送られるカードが除外される永続効果と攻撃宣言時に除外のモンスターを墓地へ戻す効果と種族属性が異なるモンスターを2体除外し墓地から自身を蘇生する効果を持っています。
一部のデッキに対して強力な効果を発揮するのと『アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン』から特殊召喚された場合には相手の発動した効果を受けないためゲームエンドまで持っていくこともあります。また一度特殊召喚してしまえば墓地から特殊召喚しやすいため、かなり優秀なカードとなります。
『深淵の神獣ディス・パテル』
除外から特殊召喚する起動効果と除外のカードを戻して相手を妨害する効果があります。
2ターン目以降の『アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン』から出てくるシンクロ10としてはかなり優秀でなおかつ『深淵の獣ルべリオン』とレベル2チューナーでもシンクロ召喚できるので個人的にはかなり気に入っているカードになります。『PSYフレーム・ドライバー』を3枚とも除外してしまった場合はこのカードで解決でき『複烙印』の蘇生効果にも対応しているのでかなり優秀なカードだと思います。また『PSYフレームロード・Ζ』で除外したモンスターをこのカードで奪うこともできるのでかなり面白い動きもできます。個人的には新しく入れて良かったなと思うカードの中では一位になります。
『カオス・アンヘルー混沌の双翼ー』
対象にとって除外する効果とシンクロ召喚されている場合に自分のモンスターを守る効果があります。
採用してみたはいいものの特殊召喚しづらいので正直入れなくてよかったなとちょっと後悔しています。ただ採用して日が浅いので今後の伸びしろに期待しています。
『サイコ・エンド・パニッシャー』
打点上昇とライフで負けている場合は相手の発動した効果を受けない効果を持っています。
採用している理由は特にありませんがブルシクがかっこいいので入れています。
課題点
・『PSYフレームロード・Λ』を罠から守る手段が少なく感じること
・対象にとれず破壊もできないカードを突破するカードがほとんどないこと
・先攻1ターン目の展開をどこまで伸ばしどこで止めるか
があげられます。
1つめの課題点に関しては『PSYフレームギア・ε』の採用枚数で調整していく予定です。
2つめの課題点に関しては解決策が思いついていないのですが、『スプライト・ピクシーズ』で事足りている気がしているので放置しています。何か案があればコメントかTwitterにDMください。
3つめの課題点に関しては最近プレイングの方で改善がみえるので、デッキの調整による対応は行わなくていいかなと思っています。
最後に(あとがき)
この記事を執筆しだしたのは前回の記事を書いてすぐになります。ですが、そこからここまで書くのに大型アップデートが1回、小さなアップデートが
10回ほどありなかなか執筆が進みませんでした。また採用理由はできるだけ書きたかったので結果的に文字数が14000を超える記事になってしまい投稿が遅れることになりました。ですがここからデッキの大きな調整はないと思うのでこの記事が参考になれば幸いです。