なぜいま環境のために投資がすすむ理由とは?
ども、もっちです。
今回は、世界で環境のためにESG投資をはじめとして環境負荷対策にお金が流れているのかを、基礎から話していきたいと思います。
そもそも地球になにが起こってる?
世界で起こっている災害問題の90%は気象災害が原因です。
それにより、都市部では建物の倒壊や人の死亡が起こっているのはニュースでもよくみられると思います。
さらに、まわりまわって生活にも直撃しています。
まずは農業、林業、畜産業、水産業等の一次産業は、気温上昇と台風の影響によって収穫量が落ちます。
それにより、家庭に供給される食材の値段が上昇します。
そして、それらを運ぶためのインフラや流通業も洪水や豪雨によって道の破損や通行止め等により滞ります。
また、熱波は先進国・高所得者の自然要因による死亡理由第一位です。
それら気候変動問題を引き起こしているのが、地球温暖化です。
そして地球温暖化の主な原因は温室効果ガスの排出です。
温室効果ガスを一番出している業種は35%で産業部門です。
どこから出ているかというと、第一に会社の運営を行う事務所、事業用車の利用等で、第二に会社で利用するユーティリティ、第三に会社のバリューチェーンで発生する温室効果ガスです。
ここまで来れば、環境問題がほんとに問題なのか?という疑問は解決したと思います。
次に世界・経済ではどのような動きがあるかというと、気候変動問題対策のためにIPCC(気候変動に関する政府間パネル)という国連と世界気象機関が連携している団体が気候変動対策の目標を設けています。
具体的には、2000年から100年以内に地球の平均気温上昇を2℃以内の抑えようという目標です。
よく「2℃目標」ともいわれます。
これらの目標達成のために国、企業が製造・サービス提供、それらに付随するエネルギーの使用低減に励んでいます。
そして、これらの気候変動対策を頑張っている企業用の投資が存在します。それがESG投資という物です。
その企業がどれほど社会的責任、環境問題対策を行っているのかというスコアをCDP(カーボンディスクロージャープロジェクト)を通して見える化した上で投資を行います。
このように、企業を「環境問題にたいして取り組んでいるのか?」という評価指標は一般的になりつつあります。
つまり環境問題対策をする企業、事業にお金が流れるシステムが構築されたのです。
崇高な目的でも、打算でも環境問題対策は経済を動かしています。
特に日本は世界からそういった取り組みの遅れを指摘されている厳しい立場でもあります。
今後、さらに流れるお金の量を増えるでしょう。
いまから深堀りして勉強する必要があると私は考えています。
どうでしたか?
今回の話は基礎をまとめたものになります。
今後さらに、深堀した内容を書いていきたいと思います。
では!