ドラマ最終回で思うこと *随筆*
ドラマが好きでよく観ている。中にはハマって、何度も同じものをみることもある。
しかし、あんなに夢中でみてたのに、今は全然心に響かない。とか、むしろ嫌いになりそうな作品。とかもある。自分の心境の変化のせいだったり、あれ?という気づきがあって、夢中になっていたことへの恥ずかしさや虚しさを感じることも。
その感覚は、なにかに似ている。
そうだ、騙されていたと思う時の感覚に似ているのではないか?!と私は思う。そして、騙されていた自分を情けなく思って悔しくて哀しくなるのだと思う。
仕事でも人間関係でも、買い物でも。
気づいていたのに逃げなかった。信用してたのに違っていた。良いと思ったのに失敗だった。自分の判断の誤り、費やした時間や徒労感、私の良心や優しさを返してほしい気持ち等々。
気づいてしまった相手の嫌な部分、本人も気づいてないかもしれない本音、隠してもしかたのない取り繕い。猜疑心を持ちながら仲良しを続ける煩わしさ。まるでこちらが片思いをして利用されてるだけのような気分に陥ること。等など。
ふりかえったときの、仕事や人間関係への悔しさと、ドラマへのがっかり感とがリンクする部分がある。
ドラマでは最終回ひとつで、なんだったのこれ(この作品)は、と思えてきて、それまでのストーリーもなんだかなぁとなってしまったりすることがある。物語よりも雰囲気を楽しむ作品でも、やっぱり最終回は大事。
続々と最終回を迎えるドラマをみながら、ドラマの最終回はやっぱり、ないがしろにしないでほしいと思うのでした。
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見出し画像は<「スヌーとビーンズ模様2 はがき絵 *スヌーの森#86」©2022犬のしっぽヤモリの手>を使用しました。
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