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ジャンクの富士通LIFEBOOKを復活させた話
1.LIFEBOOKを購入
ある日ヤフオクを眺めているとジャンクの富士通LIFEBOOKを発見しました。
ジャンクになっている理由は、SSDとOSが欠けているから。
その時、あるひらめきが脳裏に走りました。
「このPCにSSDを挿してOSをインストールしたら、使えるんじゃない?」
![](https://assets.st-note.com/img/1727064185-NYEU9f0QeA1hOj52ItcqdbWP.jpg)
OSのインストールは問題ありません。
というのも、最近SteamDeckをWindowsとのデュアルブートにしたのをきっかけに、WindowsやLinuxを古いPCにインストールして遊ぶことを覚えたので。
問題はSSDの装着。
これもOK。ネットで調べると、LIFEBOOKは簡単にSSDを取り付けることができるらしい。
これは行くしかない!
ということで、約24,000円(税・送料込み)で落札。
ついでに1TBのSSDもAmazonから約8,000円で購入。
合計で約32,000円。
****スペック****
LIFEBOOK U9310/D
CPU:Core i7 10610U
メモリ:16GB
記憶容量:SSD 1TB
約32,000円
***********
Amazonで同スペックの整備品(中古)を購入すると約70,000~約80,000円かかりますので、自分で整備出来たらかなりお得です。
![](https://assets.st-note.com/img/1727064288-cvEPHzF2rZjBnGXy6f1qu9D7.jpg?width=1200)
2.SSD交換
落札の翌日にはSSDが到着。
さすがAmazon。対応が早い!
翌々日にはPCが到着。
さすが業者さん。対応が早い!
通電させて、しっかりBIOS起動することを確認。
ここで電源を切って、いよいよ作業に入ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1727064413-Igi06OSdpcHEruVe1QaAB9km.jpg?width=1200)
PCの底面を見てみると、一部のネジが錆びていたり、一部の滑り止めが取れていたりと、いかにもジャンクな感じ。
これまでジャンクは触ったことありませんでしたが……これはグッとくるものがある。
ネジをとってオープンすると、前情報通りの中身。
![](https://assets.st-note.com/img/1727064400-egXnxal9kziVqwfCcRmWs4BK.jpg?width=1200)
本来なら安全のためにバッテリーを取り外すところですが、電池残量0%にしてバッテリーが完全に放電しきった状態にしていたので、バッテリーは外さず作業に入ります。
万が一にも壊さないよう、ゆっくり優しくSSDを挿して――
完了!
蓋をしてネジを締めて全工程が終了。
あまりにあっけない。
![](https://assets.st-note.com/img/1727064429-tXFrMYmNCw6zd2EsxHfyGciL.jpg)
3.OSインストール
再び通電してBIOS起動する。
ドキドキしながら表示を見ると――
ちゃんとSSDが認識されていることを確認!
勝った! 第三部完!
![](https://assets.st-note.com/img/1727064447-lx6am7uZGk8wCAgnrz2bqJP1.jpg)
うっかり勝利宣言してしまうほど安心しました。
もしもSSDを認識しなかったら、24,000円が露と消えるところでしたので。
あとは消化試合のようなもの。
次の工程を踏みます。
⓪ 8GB以上のUSBメディアを準備。
① Windows11のISOとRufasをダウンロードして、
② Rufasを使って、USBメディアをブーティングUSBに仕立て上げる。
③ USBをLIFEBOOKに挿して、USBメディアからブート起動。
⓪~②の工程は、問題なくスムーズンに進行。
ブータブルUSBmediaが完成しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1727065337-HqMDQj6ptInirJFAlszx3kRX.png)
ちょっと手間取ったのが③。
LIFEBOOKをBIOS起動。それからUSBメディアを読み込んでブートするよう、ブート時に読み込むディスクの優先順位を変更する工程です。
ところがUSBポートが2つあり、どちらがUSBメディアを挿したポートかわからない。そこで、とりあえず2つとも優先度を1、2番に設定。
すると、無事にUSBメモリから起動して、OSインストール開始!
4.Windowsのプロダクトキーについて
さて、無事にWindows11のインストールが開始されました。
ここで気になるので、Windows11のライセンス認証はどうなるかという問題。
ジャンクになる前のLIFEBOOkは、SSD内にWindows11がインストールされていた模様。
ここで質問。
SSDを換装した今、そのライセンス認証はどういう扱いになるか?
答えを一つだけ選びなさい。
![](https://assets.st-note.com/img/1727064471-U3PZy6LIrKkMG24FQbzcf5qJ.png?width=1200)
①プロダクトキーの入力は不要。そのままWindowsが使える。
②プロダクトキーの入力が必要。ただし、以前インストールされていたOSのプロダクトキーがそのまま使える。
③新しくOSを買う必要がある。現実は非常である。
[①そのままWindowsが使える]可能性
①であれば、このままプロダクトキーの入力無しでOSが使えます。ハッピーうれピー!
![](https://assets.st-note.com/img/1727064479-wVh6Kv1pcsP3QDn784mIaSlx.jpg)
[②以前インストールされていたOSのプロダクトキーがそのまま使える]可能性
②であれば、なんとかしてプロダクトキーを見つける必要があります。
ネットで調べてみたところ、マザーボードにWindowsのプロダクトキーが記録されているらしく、Windowsのコマンドプロンプトや、Linuxのコマンドから確認できるそうです。
たしかプロダクトキーを入れなくても、Windows11は使えた筈です(更新が有効化できないので、セキュリティがガバガバになってしますが)。
なので、コマンドプロンプトからプロダクトキーが確認できる筈です。
もしそれが無理でも、一度Linuxを起動させてプロダクトキーを確認することができます。
[③新しくOSを買う必要がある]可能性
③であれば、Windowsは諦めてLinuxでも入れることにします。
Ubuntuか、SteamOSの派生OSであるChimeraOSでも入れて遊ぼうかな。
実際のところは?
さて、Windows11のインストールが進んで、いよいよ答え合わせの瞬間です。
答えは――
①プロダクトキーの入力は不要。そのままWindowsが使える。
![](https://assets.st-note.com/img/1727064507-4nGhdQf8gaAB1P9vqi3X6Ict.jpg)
どうやら、最近のOSはデジタルライセンス認証という形式を取っているらしいです。
OSがハードウェアと紐づけられていて、ハードウェアの構成をおおきく変えない限り同一のPCを引き続き利用しているとみなされ、プロダクトキーの再入力は不要となるそうです。
5.まとめ
ジャンクで購入したLIFEBOOKにSSDを挿入してWindows11をインストールしました。
****スペック****
LIFEBOOK U9310/D
CPU:Core i7 10610U
メモリ:16GB
記憶容量:SSD 1TB
約32,000円
***********
Windowsのインストールに際して、プロダクトキーの再入力は不要でした(デジタルライセンス認証 万歳!)。
というわけで、めっちゃ簡単にジャンクPCの再利用ができますね!
ただ、鍵打感がおかしかったり、傷や汚れがあったり、バッテリーの満充電容量が75%だったりと、いかにもジャンキーなところはあります。
それでも、Amazonで同様の中古品を購入すると7~8万円かかりますので、コスパは良いです。コスパお化け。
また、私のようにディスプレイにつないで無線キーボードとマウスで作業する場合、ノートPC本体の状態はなんでもよいので、本当にお買い得です。
とっても嬉しい。
今後もジャンクPCで遊ぼうと思います。