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タイム・リミット
私は、宇多田ヒカルのタイム・リミットという曲が
人生で一番好きな歌です。
聴き飽きないように、あえて「しばらく聴かないでおこう」とするぐらい大切だし、私のお葬式ではこの曲を流してね、と旦那には伝えるほどです。(人生を終えたときに「タイムリミット」って曲が流れるのも、なんかシュールで私らしい気がしてるのもあり。)
私が一番好きなのはこの歌詞。
仮に何事にも終わりが訪れるとしたら
なおさら「今」を愛せる気がするよ
私がなんでもない日常がいちばん幸せと思えるのは、きっと「そんな毎日はいつか終わるから」と強く感じているからです。
でもですね。
私にとって終わりを思うことは、決して悲しくてネガティブなことではないんです。「今」を愛するためのスパイス、なんだと思います。
ほんの少し想像するだけで、「ただいま」といつも通り帰ってきた旦那への「おかえり」が、ちょっと特別になる。明日も変わらず続くいつもの日常が、たまらなく愛おしくなる。
そんな日常の愛おしさを、思い出させてくれるのがこの曲です。
ほかにも、こんな歌詞があります。
タイム・リミットのない頑張りなんて 続かないよ
みなさんは、想像するでしょうか。
・新しい仕事をはじめるときは、終えるときのことを。
・新しくモノを買うときは、捨てるときのことを。
これって結構大事なことだと思うんですよね。
終わりをちょっとだけ想像することは、いまの振る舞いを変えるきっかけになると、私は思っています。
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