ツーリズムEXPOジャパン2019に行ってきました。

2019年10月26日、27日と2日間かけて、ツーリズムEXPOジャパン2019に行ってきました。

6回目を迎える2019年は、初めて東京を飛びだし、大阪に初上陸しました！
近年の外国人観光客の急増や2025年の大阪万博開催の決定で、活気づく大阪で、このイベントが開催された意義はとても大きいと思います。今回は日本のブースを中心に視察してきました。

「ツーリズムEXPOジャパン」とは

ツーリズムEXPOジャパンは、この日のためだけに、世界100ヵ国以上の国と地域、日本全国の観光地が集結する、年に一度の世界最大級の旅の祭典です。日本観光振興協会、日本旅行業協会（JATA）が主催し、開催しています。1977年から始まったJATA旅博と、1995年から始まった公益社団法人日本観光振興協会が主催していた旅フェアの2つの展示会が2014年から統合し、新たにツーリズムEXPOジャパンと改称されました。国内でも有数の規模を誇る旅行業界の見本市で、業界日と一般消費者向け開放日と分けて開催されています。色華やかな民族衣装やご当地グルメ、世界各国の最新の旅情報が入手できるほか、本場のステージパフォーマンスなどもあり、日本にいながら世界一周気分が楽しめる、そんなイベントです！

特設ステージでは様々な観光PRがされていて、大勢の人が集まっていた。

世界の絶景と出会えるブース。まだまだ知らない絶景がたくさんあった。

全国ご当地どんぶり選手権。やっぱり、 旅にグルメはつきもの。

全国ご当地グルメの中で一番人気があったのが、埼玉の秩父わらじ豚味噌丼。お店の前には絶え間なく来場者の行列が出来ていた。

現在の日本は、身の回りに安全な食べ物があふれ、贅沢を言わなければワンコインでお腹を満たすことができ、本当に豊かな食文化に恵まれていますよね。「ミシュランガイド」に掲載されている星付きの飲食店の数は、東京版が世界一です。この中で、和食だけでなく、フランス料理など様々なお店が掲載されているのは凄いことです。この結果からも、良質な食材と、それを調理する素晴らしい腕前の料理人が国内外から集まる日本は、世界一の美食の国だと言っても過言ではないと思います。日本の食文化は日本の誇りですね！

VRで沖縄の世界遺産めぐりを体験した。本物を見てるかと思うくらい、クオリティが激高かった。今まで一緒に旅行に行けなかった人とも、一緒に旅行が楽しめたり、観光の新しい形としてこれから普及していくだろうと感じた。

日本のエリアに足を運ぶと、47都道府県がブースを出展し、各県・各地域の魅力をPRしていた。同じ日本なのに、それぞれ違った特色があった。

大阪発祥の文楽を鑑賞した。全身で声を振り絞る語りや、力強さと繊細さを兼ね備えた三味線の響き、何より人形の美しい動きに圧倒された。

カジノ誘致の大阪に、IR大手「MGMリゾーツ」

27日には、カジノを含む統合型リゾート（IR）運営大手の米MGMリゾーツによるセミナーが開催されました。MGM日本法人のエド・バワーズ最高経営責任者（CEO）は「日本での事業展開は大阪オンリーだ」と述べ、大阪府・市が誘致を目指す夢洲IRのみへの参入を目指す姿勢を強調していました。終始大阪に全面的にコミットしているのが伝わってきて、痺れました。セミナーの内容をまとめると、下記のようなことを発表していました。

「以前から大阪と、大阪の皆様の声を最優先させることを意味する『大阪ファースト』方針を宣言しており、その意思に変わりはありません。大阪で、地域の皆様とのパートナーシップを築く活動を続けてきた中で、大阪が求める唯一無二の統合型リゾートを実現できるのは、世界中でMGMリゾーツだけだと確信を日々深めているからです。

私たちは、観る人の心を躍らせるエキサイティングなアートや音楽関連イベントから、国際会議、高級レストラン、ショッピング体験に到るまで、世界と日本のお客様を大阪・関西に惹きつける、世界トップクラスのエンターテイメントを夢洲にもたらします。MGMには、世界中で大規模なIRを開発・運営してきた豊富な経験と実績があります。新たなIRを計画する際には、常に地域の声を最優先させ、地域経済を活性化し、雇用機会を多様化し、すべてのステークホルダーに利益をもたらすことを企業理念として掲げていることから、これまでもその土地の特色を最大限に活かしたユニークなIRを産み出してきました。

また、大阪に強い経営基盤を有する日本を代表する企業のひとつ、オリックス株式会社とパートナーシップを結び、協力・協働して大阪のIRプロジェクトに取り組めることを大変嬉しく思っています。MGMリゾーツが大阪IRで提供するのは、「最高のWOW体験」です。今回のパートナーシップにより、日本と米国のビジネスのよいところをかけあわせ、大阪および関西にイノベーションと経済成長をもたらしたいと思っています。MGMリゾーツとオリックスは、皆様が誇りに思えるような、大阪や関西の魅力を存分に取り入れたリゾートを作っていきます。」

IRを巡っては、現時点では特に大阪、横浜、北海道（苫小牧）が特に有力な候補地と見られています。そして、気になる「いつ候補地が決まるのか」については、候補地が正式決定するのは2022年頃ではないかと予想されています。いやーどうなることやら。まだまだ課題もありますが、楽しみです。

まとめ

今回、ツーリズムEXPOジャパンに参加して、各地域のグルメを食べたり、文化の体験ができたり、色んな方たちと交流ができて、日本の魅力を再発見することが出来ました。どのブースの人たちもアピールスタイルはそれぞれ異なりましたが、自分たちの地域を盛り上げたいという思いは同じように伝わってきました。また、こうした人たちをサポートする企業のブースも見て勉強になりました。今回学んだことを今後の仕事でも活かしていきます。