【東京編】インド猫は暑さに強いのか?
物語は少し飛んで2016年〜
物語の更新がしばらく滞ってしまっています。理由は、途中で筆者である私が帰国し、妻がヤンマールの検疫と引越しを引き継いだので、取材しながらの作業が滞ってしまったわけです・・・。
書けるところから続けていきたいのです。
少し時間は飛びますが、2016年12月に無事ヤンマールは東京は品川区にやってきました。
日本の気候に馴染めているのヤンマール?
日本の寒い冬にびっくりして、湯たんぽとクッションの中にうずくまって過ごした冬も3回も越しました。冬は寒くてかわいそうかもしれない、と思っていましたが、実はそれだけではなく得意なはずだと思いこんでいた夏も、大変でした。
ヤンマールが暮らしていたグジャラート州は、夏は45度前後は当たり前でした。だから私たちは夏は得意だと思い込んでいて、実際ヤンマールもエアコンを避けてわざと暑い廊下で寝たりしていました。
事件は2018年8月に起きた
この年、連日35度前後が続いた8月中旬に我が家のエアコンが壊れました。我が家は鉄筋コンクリートの最上階4階で西日を直接、長時間受ける場所にあり、夏は外より暑いという状況。
そんな環境でエアコンが壊れたのだから大変。スイッチを入れても送風だけで冷気は出てこない。。。大家さんにあわてて連絡すると、すぐに扇風機を差し入れてくださり、更に電気屋さんにも連絡してくれましたがあいにくの定休日で復旧は3日後になるとか・・・。
9ヶ月の息子は、熱中症になりかけて大泣きして身体を冷やしてポカリスエットを与えました。妻も私も大騒ぎで対応しました。
そのとき、ヤンマールの様子もおかしいことに気が付きました。
犬のようにハーハー舌を出して呼吸をはじめ、しばらくするとあの猫が威嚇するときのシャーという鳴き声をどこともなくするようになりました。
慌ててかかりつけの獣医に連絡すると、初期の熱中症とのこと。とにかく体温を下げることが大事ということで、浴室につれていき嫌がっていましたがシャワーで身体を冷やしました。
とても嫌がりましたが、15分ほどクールダウンしていると、徐々に呼吸は落ち着いていきました。
実は、この浴室でシャワーをしている間に、電気屋さんが来てエアコンを新品に付け替えてくれました。それで事なきを得ました。
インド・グジャラートと東京の暑さはタイプが違う
しかし、ヤンマールはインドの猫だから大丈夫だと、勝手に思い込んでいたことを反省しました。
日本の夏は、35度だとしても湿度が80%前後。インドは45度でも湿度が15%前後。不快指数を計算すると、どちらも大差がないようですが、私がインドで暮らした体験から考えるとエアコンがない状態での比較では日本の暑さの方が辛いと思いました。まとわりつくような暑さが日本にはあるため、建物の中でも暑いと感じます。インドでは、日差しは指すように痛かったですが、建物の中ではさらっとしていました。
温度35度 湿度80% → 不快指数91 暑くてたまらない
温度45度 湿度15% → 不快指数87 暑くてたまらない
この出来事の前は、8月でも窓をあけて通気をよくしておけばエアコンはなくてもヤンマールは大丈夫だと思ってきましたが、とんでもない間違いだったと反省しました。
今では、常時エアコンの中で、寒いと廊下の灼熱を楽しんでいます。
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