会社員から保育士へ転職した話
10年以上務めた会社を辞め、保育士へ転職した。
保育士資格は3年前に取得していたので、今となってはようやく転職したね、という感じ。辞められなかった理由は、本当に些細な事で、10年以上も務めた会社を辞めるなんて言いづらい、とか本当に私に保育士が出来るのだろうか、という不安がつきまとったため。
きっかけは、3人目育休から復帰して会社に戻った時、どうしようもなく古い体質が変わっていなかった事に幻滅しすぎてしまった事。コロナ感染で突然自分にも死がやってくるかもしれない(コロナ以外でもそうだけれど)、という焦りから。
どうせ死ぬならやりたいことをやらないと死ねない。そんな風に思って動き始めたら早かった。
転職して、保育士の仕事はとても大変だった(時間に追われる、人手が足りない、子供の怪我にものすごく敏感になる)。これは想定内。職場の人間関係は良好、これは想像できていなかったので、良かった(とはいえ、厳しい先生に気を遣うのは疲れる)。前職の先輩が厳しい人だったので、多少の厳しい事があっても大丈夫と辞めてから気づけたのは面白い発見だった。
働き方のバランスを比較するとどう考えても前職の方が楽ではあるけれど、前職に戻りたいと思った事は1度もない。今を生きる子供たちと過ごすこと、それぞれの個性を大切にしながら集団生活を送ること、本当に気を遣うし大変だとも思うけれど、もういい加減にしてと思う事もしょっちゅうだけれども、子供たちの成長を感じられるのはとても面白い。