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弥生美術館

数年前、テレビCMで見て私の好きそうな美術展だなぁ〜と思って行ったあやしい絵展。

惹き込まれます

今の時代、多様性だったり男女平等を叫ばれることが多いですが、どんな時代でも美しく妖しい魅力を持つ女性は人々を魅了させて来たのでしょう、それが女性の持つ力…と、そんなふうに感じた事を思い出します。やはり私が好きな雰囲気の美術展だったなと今でも忘れられません。

そこから気になる画家さんや美術館が増えてはいたため今年、「月に1回は美術館に行く日を作ろう」を目標にしました。


そして1月、早速行った美術館が「弥生美術館」です(この記事をあげる頃にはもう2月になってしまいましたが…)。

赤レンガの素敵な佇まいです。
この美術館には高畠華宵や竹久夢二の絵が所蔵されており、私はこの御二方の絵を観てみたかったのです。


驚いたことに写真OKでした。

高畠華宵の展示のテーマが舞姿で、当時流行っていたものやバレエに日本舞踊など、様々な女性の舞姿を描かれていてどの作品も美しく、線や肉感がたまらないものがあり、ひとつひとつの絵をじっくり見てきました。

モノクロの線も繊細で見応えがあります。

そして"浅草オペラ"、気になって調べてみたくなる名前を知りました。大衆芸能というものに興味をそそられますが、大正や昭和初期となるとさらに好奇心を刺激されるのが私です。
ムーラン・ルージュというものにロマンを感じましたが、同じくらいの魅力がありそうです。



次は竹久夢二です。

竹久夢二の展示は旅がテーマでした。
旅行が好きだったようで、その行く先々で作品を作っていたようです。

そして恋多き方でもあったようです。
説明の文章を読んでいると、やけにいろんな女性と恋に落ちているなぁ〜と気になっていたら、しっかりスキャンダルを起こしている所まで説明に書かれていて、今の時代とそういう感覚の部分は変わらないんだなぁと思わず笑ってしまいそうでした。

もう1つ絵を見ていて面白いのが当時の暮らしを感じ取れる所です。鐵道馬車やガタ馬車というものを初めて知りました。
こんなに乗り換えて時間をかけて地元に帰っていたんだ…と、今がどれだけ便利なのか思い知らされます。



絵を見て癒されて、知的好奇心も刺激されて、生きた事がない時代に思いを馳せられて、やっぱり美術館は良いなぁーと改めて感じることができました。


展示のテーマが変わるとまた見られる絵が変わるかもしれないのでまた何度も訪れてみたい、そんな場所でした。

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