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初めてドールをお迎えした話

初めてドールをお迎えした。いや、正確には『既に2人お迎え"予定"であったが届くのは来年になるため待ちきれなくなってしまい、また1人お迎えをしてしまった』である。どうやらドールオーナーにはありがちらしい。という事で、来年にはドールが3人になるということに…。

なぜ突然ドール!?というと、元々私はドールという存在が好きだった。遡ること中学生時代…現在ドールオーナーになっている方々にもたくさんいると思われるけれど、『ローゼンメイデン』という作品に出会い、そして『ALI PROJECT』の楽曲にどっぷりと浸かり、ドールという存在にロマンを感じ始めていた。

それからというもの、大人になってから秋葉原に行ってはラジオ会館のドールエリアでドールを眺めて癒されて帰る、というのを何度も繰り返した。それだけでなくSNSでもドール関係のアカウントを覗き、その時はまだ可愛いなぁ良いなぁと思う事に留まっていたけれど遂に去年、この方と出会ってしまった。

スマホカバーが反射するのがもどかしい

ローゼンメイデンの水銀燈である。
もう"本物"だった。思わず、至高の薔薇乙女でこんなにも美しい少女である彼女達がどうして『未完成』なのよローゼン…と、考えてしまうほど(漫画の中の設定である)。

そう、お迎えした1人目が水銀燈だった。

そして2人目、

↓下のサイト引用

リナシュシュの天使。
20体限定との事だったので、当たるわけ無いだろうとダメ元の軽い気持ちで応募をしたら当たってしまった。『男の子でも女の子でもない天使のドール』という設定が私に突き刺さった。
ドールという存在は聖域であると思っているので、まさしくこの子はそれを体現していると思った。


それぞれお迎えするに至ったあれこれについてはまた届いてから綴ることにして、先にも言った通り我が家でご尊顔を拝めるのが来年になるのである。


2人も待ちがいたらもう、そわそわと落ち着かなかった。


8月某日、東京に行く用があったのであわよくば…あわよくばピンとくる子がいたらお迎えしてしまおう…と、うっすら心に思いながら秋葉原のラジオ会館へ向かっていた私。
もう一つ、ドールをお迎えしたらどのようなものが必要になるのか?どういう事に注意をしていけばいいのか?なども知りたくて仕方がなかった。
目当てのお店はDOLK。水銀燈もDOLKから出ていて、リアル系で美麗で少女的な「これぞドール」といったお顔が好きな私は、DOLKに並んでいるドール達がとても好みだった。



そこで出会ってしまったのだ。

以前SNSで見かけたとても豊かな表情の笑顔のドールと非常によく似ている子だった(後で調べたら同じメーカーだった)。あの笑顔が私は忘れられなかったのだ。ドールといえばおすまし顔が多い中、こんなにも柔らかな笑顔をしている子は珍しいと思った。

お店の方にガラスケースから出してもらい、ヘッドを間近で見た時、あまりの可愛さと美しさに私は少し泣きそうになっていた。

そしてこの子をお迎えすることに決めた。
ウィッグとお洋服は別売りとのことで、ラジオ会館とは別の少し離れた場所にある本店にて、ウィッグとお洋服を見に行くことにした。
事前にこの動画を見ていたため楽しみで仕方がなかった。


せっかくならば『俺が考える最強の美少女』にしようとじっくり試着もさせて頂きながら考えた。



そしてフルコーデを完成させて帰宅。

靴はまだ無くてごめん

なんて可愛いのだ……。可愛すぎてしまった。

メーカーはAsleep Eidolon(アスリープ エイドロン)のDingDang。名前を『小姫』と名付けた。
直すぎやしないか?とも思ったけれど私にとっての小さなプリンセスで、名前の画数は大吉。
聖域なのできっと画数も大事だろうと。

偶然にもアリスルックになってしまったけれど、リアル系で少女的なドールを追い求めると、潜在意識的に私の中の『可愛い』はそこにも繋がってくるのかもしれない。



可愛い。

小さきいのち

本当に可愛い。
ドールはまだ小姫さん1人だけど、元々色んなものを集めるクセがあったから既に賑やかだったね。

瞳は元々付属していた物ではなく、お店の方が展示するに当たって別の物を選んだと言っていたのだけれど、ピンクのメイクに宝石のようなピンクの瞳がとんでもなく似合っていたため、そのまま一緒に購入をする事にした。

光に反射すると花びらのように輝くのも可愛い。

これはお迎えして分かった事だけど、"そこに存在してくれている"という存在感が本当にありがたい。
家にいると惨めな気持ちになる事やイライラする事の多い私にとって、癒しであり光になった。
もしかしたら私の癒しになってくれるかもしれないとも思ってお迎えしたため、小姫さんに課してしまった役割がもしかしたら重いかもしれない。

そんなふうに少し申し訳なく思いながらも、ドールをお迎えしてからやってみたい事も沢山増えた。まずは裁縫から始めてみた。

ヘッドドレス

形の不格好さとサイズ感を間違えて己の不器用さを感じたけれど、それはまたリベンジという事で…。


ドールバッグを買ったらドールOKのカフェに行ってみたいし、カメラを買ったら綺麗な写真も撮ってあげたい。ドール系のイベントにも行ってみたい。まずは靴を用意してあげないと。

人の形をした存在というのはぬいぐるみや、なんならフィギュアともまた訳が違った特別な存在なんだと思う。より一層大事にしていかなければ。

これからよろしくね。







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