お節介オジサンあらわる

そんなに長いエピソードでもないけれど、コロナ禍で人に話しかけるのもあまり躊躇されるというのに
今日知らないオジサンが私に一言。

ことは保育園の登園を終えて、これからの用事の前にスーパーでオムツを買おうと立ち寄ったことで起こった。

昨日の時点で残り少ないことに気づき、定期便のオムツはなんと明後日届く予定。なんともタイミングが悪いとは思いつつ、スーパ常備されていると思いこんでいるものだから、朝に買えばいっか、程度に考えていた。

保育園近くにもスーパーはあったのだが、地下にあるし割とフロアが広くササッと用事を済ませて立ち去る自信がなく、少し離れたスーパーに寄った。

子ども用のオムツの場所まで一直線。しかし、我が息子の愛用サイズがなかった。商品もその可愛いウサギさんのメーカー一択しかなく、さらに近所の薬局では乳幼児用品一切取り扱わないため、ここで買う人たちは割と多い。

朝の早い時間に来たので在庫はあるのではと、ウエットティッシュとインスタント味噌汁などの小物を手にレジへ。

店員さんは在庫確認してくれるということで一旦離れる。当然レジ前の台に、小物商品が置かれ、されらにレジ中止の札が置かれた。

スマホ片手に立っていると、ついにオジサンが声をかけてきた。

「レジ中止になってますけど」

どういうつもりなのか。
私がオジサンの声に耳を傾けると何故思ったか。
イヤフォンも付けていたから話しかけても聞こえないことも考えられる(実際は音を止めて耳に挿れてただけ)。しかしそのオジサンは確実に私に聞こえるように、さらに目を見て話しかけてきた。

とっさに私は、「別な用を頼んでるので大丈夫です」と答えることができたが、オジサンは私のことをもしかして、
レジ中止の札も無視する自分勝手にレジをやってもらおうしている不届きものと思ったか、
はたまたレジ中止の札が見えず、気がつかず、ぼけ〜っとレジの人が来るのを待っている、あまり世の中を知らない人間と思ったか。

すごくどうでもいいことかもしれないが、あまりに普通の日常を送ってこれなくなった現在において、こんなことで人に話しかける人がいるんだな、と少し感慨深くなって、ここに記したのです。

では午後にひと試合。


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