卒入学式に「桜」は必須か・・
各学校のPTAには、上部団体から存在します。(※上部組織からは、わたしたち学校単位のPTAは、単位PTA「単P=たんぴー」等と情けない呼称で呼ばれます。この呼称は、農協(地区の農協を「単位農協」と呼びます)とPTA以外では私は聞いたことがありません。)
学校PTA
→市区町村PTA連合会(連絡協議会)
→都道府県PTA連合会(連絡協議会)
→日本PTA全国協議会
といった具合ですね。
本来情報共有が一番の任務の組織のはず。詳しいことは存じませんが、ここが現場の声などお構いなしに、勝手なことを言う。
いわゆる「9月入学」問題に対してです。
① 学校現場へのさらなる負担を強いるのではないか
② 学年の始期を5か月遅らせることによる経済的負担増への懸念
③ 9月入学により子どもの居場所を確保できるのか
④ 9月を学年の始期とする場合、学級編成はどのようになるのか
⑤ 部活動の大会はどうなるのか ⑥ 社会と学校の始期のズレによる影響が大きいのではないか
⑦ グローバルスタンダードに合わせるというが、国際基準から1年遅れになるのではないか ⑧ 社会の働き手が不足するのではないか
⑨ 四季に恵まれた日本独自の文化が損なわれるのではないか
あげられている問題点は、このようなものらしいのですが・・・
日本PTAは、単位PTAの上部団体のはず・・・
現場の意見も聞かずに(少なくともわたしは聞かれてませんが)このような発言が組織としてふさわしいのかどうか・・大変疑問が残ります。その前にやるべきことはたくさんあるはずです。
学校が3月から機能してないということは、PTAも新体制・新役員への移行、組織変更などが当然スムーズにできていない。上部団体の大きな収入源は、各単位PTAからの会費のはずですが、会費をあつめる、それすらスムーズにいっていないPTAが多いと聞いている最中、これはなかなかな事柄です。
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日本PTA全国協議会の収入に関する、東洋経済の記事があります。
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9月入学の大きな問題は、浮いてしまう半年間の金銭的問題と学校現場の労力の問題が、一番の問題だと思います(上記①②ですね)その前にどうしてこのような議論がでるかと考えれば、3月から(現状すくなくとも)5月までの3か月もの間、子供たちが学校に行けない状態が続いている ということが前提で、日本PTAの9つの提言の最後・・⑨季節感の話などは、子供を持つ現役の親としては、優先順位が大変低い話のはずです。
桜・・・無くてもね・・
すでに3か月=1年の1/4学校に行っていない。
このことこそが一番大変な問題なのではないかと思います。
すでにインターハイも中止決定。新高校三年生は、秋新人戦をやっただけで、すでに引退状態です。(中学3年も、小学校6年生も)これをどう考え、措置するか。これこそが一番大切な争点だと思うんですけどね。
あとはPTAの「T」はもちろん「先生」ですので、これも現場の意見を聞きながらになりますが・・・