犬の苦手が増えていく
我が家の犬、キルシェについて
我が家のキルシェはペットショップからお迎えした子です。ワクチン接種完了まで散歩もせず、ウッドデッキに出したりする程度でした。生後4カ月位からお散歩デビューしましたが、社会化が遅れてしまう事となりました。
犬が社会に順応していく力を養うのですが、生後3週間から14週間(生後3カ月)までに体験する事には順応しやすい傾向があるとされています。それを過ぎると順応しない訳ではなく、生涯社会化を続けていきます。
犬のしつけ教室に通う
大型犬という事もあり、しつけ教室に通うことになりました。臆病で、知らない場所ではワクワクより怖いが先に来てしまう子でしたが、楽しみながら行うトレーニングのお陰で、臆病も少し改善されました。一般的に犬が怖いとされる雷などですが、トレーニングで雷は平気な子になりました。
予想外の花火にパニック!!
2019年、生後6か月の時に花火の音を聞いても平気でした。遠くで鳴ってる花火を認識してなかったのでしょう。2020年はコロナで一度も花火を聞く機会はなかったのです。そして、2021年、密を避けるために打ち上げ場所は公表しないサプライズ花火があがりました。子犬の頃に平気だったので花火は平気だと思っていました。そして、サプライズ花火は自宅の近くで上がったのです。初めて真近くで聞く花火にびっくりし、パニックになるキルシェ。
しかもその日、私は不在だったのです。基本的にキルシェは私達夫婦が揃っているのが普通と感じているようで、犬の散歩も夫婦で行きます。どちらか片方だけで散歩に行こうとすると、全然散歩になりません。私達どちらかが欠けると食欲も落ちるのか、食べない事もあります。家を空けて、遅くまで帰らないとウッドデッキで帰ってくるのを待ってたりするのです。
夫しか家におらず、大きな花火の音・・・。私が帰宅してからも1.2日様子がおかしいままでした。もう、花火が大嫌いになってしまったのは明白です。頻繁に花火が上がることはないので、しばらくしたがほとぼりが冷めるのでは?と期待していました。
これも花火か・・・スズメ除けの花火
落ち着きを取り戻し、1.2週間経った頃、爆竹のような、ロケット花火のような音が遠くから聞こえました。「スズメ除けかあ~」なんて思ってたら、バリケンからキルシェが「何事だ?」と言わんばかりに警戒心たっぷりで出てきました。ウッドデッキに出て、音を聞き・・・そそくさとバリケンの中に入ってしまいました。そんな大きな音では無かったのですが、花火と認識したようで、怖くなったようです。数日前の激しい雷には平気な様子だったのに・・・。
不意な花火が条件付けになりつつある
朝の散歩で近所の公園に居た時、例のスズメ除けの花火がまた鳴ったのです。そこの公園は毎日行くお気に入りの公園。トイレをしたかったのか、ウロウロしてたらいきなり花火が!!
犬はビックリして「もう帰る!!」とそそくさと帰ろうとするのです。この場所が苦手になってしまうと困るので、帰宅したのですが・・・。これが続くと散歩嫌いに拍車がかかってしまいます。飼い主はなるべく平然と「鳴ったけどどうしたの?」という態度で挑むのですが、花火の音が嫌いになってしまい、反応してしまうようです。すぐさまお気に入りのおやつを与えようとしましたが、この時はおやつを食べる余裕もないくらい怖かったようです。
出来る限り恐怖を感じる状況を作らないように
なるべくこのような状況にならないようにしたいのですが、スズメが来たら花火で追い払ってるので、いつ花火が鳴るか分からないのです。だんだん警戒心が強くなってきてるようで、部屋の中にいても音が聞こえるとバリケンの中に入ってしまうのです。
これがご飯前だと大変。しばらく出てきてくれません。ご飯食べてると時に鳴って「ごはん食べるとあの音が鳴るかも?」なんて条件付けしてしまっても大変です。
もうすぐ稲刈り!稲を刈ってしまうとしばらく花火も鳴らないので、それまでの辛抱です。家ではなるべく窓を閉め、テレビをつけて花火が聞こえにくい状況を作りたいと思います。
ちなみに掃除機は子犬の頃は苦手でしたが、慣れたのか、まったく気にしなくなりました。
来年に向けて少しずつ慣らし練習を
花火を音を小さい音から少しずつ慣らす練習をしていこうと思います。ただ、スピーカーから出る音と少し違うので、効果はないかもしれませんが・・・。ストレスにならない程度でやっていこうと思います。
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