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新著が出ます!
久しぶりに共著の書籍が刊行されます。その名も『コミュニティデザインの現代史』。共著の相手は饗庭伸さんです。
「コミュニティデザインって、山崎さんが作った仕事ですよね?」と言われることがあります。そのたびに「違うんです。僕より前にコミュニティ・デザインという仕事に取り組んでいた先輩はいるんです」と答えています。
ただ、その人達の多くは建築とかランドスケープのデザインにおける住民参加のことをコミュニティ・デザインと呼んでいました。あるいは住民参加による都市計画や地区計画のことをコミュニティ・デザインと呼んでいました。アートとか福祉とか教育の分野で仕事をしていた人は少なかったと思います。僕はその分野で仕事をするようになったので、自分の仕事をコミュニティ・デザインと表記するのではなく、コミュニティデザインと表記するようにしました。「えっと、何が違うんですか?」と聞かれるのですが、「・」があるかないかが違いますw。些細な違いなのですが、先輩たちが建築や都市計画分野で取り組んでいたコミュニティ・デザインと、それ以外の分野で取り組むコミュニティデザインを、自分のなかで区別してみたのです。
とはいえ、こうした区別はわかりにくいものです。ほとんど僕しかこだわっていない点でしょう。そこで、いつか「コミュニティ・デザイン」に取り組んできた先輩たちの軌跡をまとめたいと思っていました。そういう本をひとりで書くつもりでした。そんな話を饗庭さんにしたら、「一緒にまとめよう」という話になりました。ありがたいことです。そこから、饗庭さんとの往復書簡が始まったのです。
コロナ禍の間、定期的に続けた手紙のやり取りと、コロナ禍が落ち着いた頃に訪れた先輩たちとの鼎談をまとめたのが『コミュニティデザインの現代史』です。「コミュニティ・デザインという仕事は山崎が作ったのだろう」と思っている人には、ぜひとも読んでいただきたい本です。
それにしても、饗庭さんはさすがです。都市計画とまちづくりの歴史に詳しいだけじゃなくて、先輩たちのほとんどと知り合いなのです。だから、先輩訪問のアポイントメントはほとんど饗庭さんが進めてくれました。僕は業界に知り合いが少ないってことがよくわかりました(^_^;)。今回の本は、コミュニティ・デザインの現代史について僕が饗庭さんに教えてもらうという体裁になっています。ぜひ、僕と一緒に饗庭先生からコミュニティデザインの現代史を学びましょう。
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どうぞ、よろしくおねがいしますー!