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冬の一曲|吉田拓郎「外は白い雪の夜」(1978)

外は白い雪の夜 / 吉田拓郎
作詞:松本隆 作曲:吉田拓郎

本日の「冬の一曲」は、吉田拓郎のアルバム「ローリング30」から拓郎さんの代表曲のひとつでタイトルの字面だけでも格好良いこの曲です。

身勝手な男と全て受け入れてしまう女が別れ話をしている歌で、歌詞は男女の掛け合いになっていてます。
そしてサビではタイトルでもある「外は白い雪の夜」と言うフレーズが繰り返し使われています。
この外とは男女が別れ話をしている店の窓から見える外の景色のことでしょう。そして二人が共に過ごした世界の外、恋人を失った後の世界のことも指しているのかもしれません。
外は明けそうにない夜と止みそうにない雪の世界で、静かに積もるその雪は大切だったものをなかったかのように隠していくと。
そんな別れの歌を演じるように歌う拓郎さんの表現力と迫力で短編映画を観たような気分になる一曲です。


本日のお節介

吉田拓郎さんは1994年の第45回紅白歌合戦に出場した際、豪華なバックバンドと共にフルコーラスで「外は白い雪の夜」を披露しました。

その時のバックバンドのメンバーがこちらです。コーラスもまた豪華。

アコースティック・ギター:石川鷹彦
ピアノ:大西順子
ウッド・ベース:金沢英明
トランペット:日野皓正
ドラム:日野元彦
キーボード:宮川泰
ベース:吉田建
エレクトリック・ギター:渡辺香津美

コーラス:五木ひろし、前川清、森進一

五十音順


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