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冥王星語りをしてみようか

先祖調べとは別に、西洋占星術というものに非常に興味を持っています。
いわゆる、ワイドショーなんかで「今日の○○座さんの運勢は」とかやっているアレのことと思ってくれればOKです。

そもそも占星術ってなんよ?言われたら。
一言で言えば、占いよ。
二言で言えば、空に輝いてる星や天体を見るもの。その動きで占うの。

どの星を使うのっていわれたら。
学生時代に習った、水金地火木土天海冥。
ただし、天動説の時代に出来た占いだから地球は入らないよ~。

そんな答えをするかもです(笑)
まあ、基本そんなイメージでOK。

ちなみに、使う天体には公転周期ってのがあって。
自分が立っている場所を中心に360度空が有ると仮定して、天体が360度回ってきて同じ場所に戻るまで何年かかるかというのが、公転周期って言います。地平線の下にある星は見えないから実際に見えるのは180度だけど。

その公転周期が、一番長いのが冥王星。
星占いの世界では、コイツが結構怖がられてたりするんです。
正直最初はなんでやねん!と思ったのも事実ですが。

今日は、その強敵である冥王星を語りたいと言うお話っす。。。
おーけーぃ?

冥王星(以下コイツ)は、公転周期は約250年。
とてつもない時間を掛けて、空を移動していく。
人間は2回生まれ変わっても、同じ位置に戻って来るのを見られない。
そんなやつ。

だから、同世代の人は、産まれた時に同じ星座に冥王星がいることになる。
だから、『社会天体』とか言われていて。
単体で冥王星を解説するなら、世代共通の価値観を見るくらい。

所が、コイツが空を移動して来ると・・・問題が勃発するわけですよ。

星占いって、自分が生まれた時の天体の位置を生涯を通した占いに使うので。産まれた時に、天体が有った場所にコイツが来ると「おい、元気?お前ってさ今どうなんよ?」と根掘り葉掘り監査されるとか言われてます。

一番コイツややってきて影響が大きいのが、太陽と月で。
そこに、コイツが来ると・・・例えば太陽の肩に手を回して
「なあ、ここまでの生涯でやってきたこと聞くぜ!」
「で、俺が納得出来ないことしてたら駄目出しすっからな!」ってやられるらしいのですよ。

私的には、閻魔様みたいなイメージ。絶対に逃がして貰えなくて。
色々な問題を水面下から引っ張り出して、答えが見つかるまで徹底的に追求してくる面倒くさいやつ。

もっと言うと、西洋占星術は360度見えている空を30度ずつ区切って12個の部屋に分けるのです。
で、それぞれの部屋に、意味を持たせている訳です。

コイツは移動していくと、どこかの部屋のドアをノックして入室してくる訳。そうすると、その部屋にまつわる問題が起きてくる。
要は、コイツが部屋にやってくると、部屋の持つ管轄(4ハウスなら家庭問題とか)に監査が入ってくるという訳。

星周りなんて信じなくても、知らなくても。
本当に色々なことが次々と起こってくる。

で、コイツがその部屋を退室するまで、色々な試練をもたらしてくれるのでヘロヘロにされてしまうのですよね。

250年近く掛けて、コイツは動くから。
自分の太陽や月のあるお部屋に、コイツが一生掛けても来ない人もいるんだなぁ。これが。そういう意味では、コイツと遭遇したら貴重な体験をしたと泣き笑いしながら進むしかない模様。

まあ、前置きはこのくらいにしておいて(笑)

私の経験を書いていこうと思うのだけれど・・・。
太陽やぎ座の7室にありまして。
ここは、対人関係がメインのお部屋。
そのやぎ座にある7室に、30代半ばにコイツがノックしてやってきた!

私自身の対人関係が、手荒く改善要求が入る時期になったと言う事です。

コイツがやってきた頃はどんな感じだったかというと・・・。

2000年に結婚して、結婚9年目。
数回の夫の転勤を無事乗り越え。
「私もそろそろ立派な転勤族の妻になったな」と思い始めた頃。

2001年に開設した”転勤生活と愛鳥の日々”を綴ったホームページ運営も軌道に乗り。某N○Kのテレビ取材を受けたり、楽しく暮らしていたのです。

がっ、ここにやっていたコイツ
早速、私の自尊心をケチョンケチョンにプレスにかかります。
完膚なきまでに叩きつぶーす!!
そんな感じですよ。

当然ですが、ホームページが大きくなればアンチが出て来て。
アンチに先導されて、謎なパッシング集団が発生し。
「そんなん、どーでもえーやん!」と思うことまで事細かにケチがつく。

2001年に始めた普通のホームページから、色々な荒し対策が出来るWordPressでwebを作り替え。

ついでに、レンタルサーバーも完全移行したのが・・・多分、2013年秋頃。
この時、ちょうど・・・私の太陽にコイツが寄り添って「なあ、元気?」と肩を組まれた状態だったのですね・・・今思えば。

その後、アンチに対する、応援団(親衛隊?)まで出て来て。
めんどくさくなり、ブログを鍵付きにしたのが2016年だったかと。

世界に広く、自分の生活を発信し。
同じ様な悩みを持った人のお役に立ちたい!
そう思って作ってきたホームページの方向性を変え。
知り合いとの交流の場として存続させる。個人的には大きな決断でした。

その後も、面倒な事が多発し。
結局、SNSの交流が盛んになるにつれてブログも閉じることになります。

多くのブロガー達が、やはり似た様な状態を経て。
Twitterや、Facebook、あの時分はまだmixiなどもあり
そちらに、散り散りに消えていきました。

その関係でホームページ仲間として、交流した仲間とも疎遠になり。
「私は今まで何をしてきたの?」「あれは何だったの?」と足元を見て、手のひらを眺め。涙に暮れる・・・まあ、そんな日々が訪れました。

転勤族って孤独なんですよ。
人と繋がりたいと思っても、アンカーとなる土地がコロコロかわるのですから。当然、毎回人間関係も転勤の度にリセットされる。

どこに住んでいても、リセットされないネット上の繋がり。
それにどれだけ自分が依存していたのか知る事になりました。

冥王星恐るべし!

じゃあこの心の隙間どうやって埋めたろうか・・・。
私の模作が始まります。

所がこの頃、夫も仕事関係で大きな改革があり。
彼の業界内の事とはいえ、世界共通のライセンス試験を受ける必要が出て来て。この試験に受からなければ、仕事が出来ないという事態に。

結局、唯一の話し相手だった夫は、寝ても覚めても数年後の試験の為。
食事以外は、猛勉強。
私は邪魔をしてはいけない&完全放置の刑に処され呆然とします。

ホームページは辞めてしまった。
お友達居ない、いつ転勤があるか分からないド田舎で仕事すら行けない。

完全に魂が抜けた状態に突入します。
マジ、コイツいけずなんや。

1人で楽しめる、趣味を見つけないとアタシ死んじゃう。
本気で、そう思い始めました。

何かあるかな?と思った時。夫がボソッと
「空港近いんだし、飛行機でも撮ったら?」と言い出しました。

実は私。
子供の頃からカメラにトラウマがあり。
私がカメラで撮影すると、まともな写真が撮れた例しがない。
でも、それはフィルム写真であって、デジタルカメラ出て。
少し前までは、ホームページ用に愛鳥の写真を撮影しまくっていたのですから撮影も悪く無い。それなら、写真撮影を趣味にしても良いんじゃ無い?

言われたら、即動く。
夫にお願いして、大型電化量販店に行きnikonのイチデジをゲットしたのでした。同時に、撮影の為に良く動くようになり。腰痛や筋肉痛に悩まされる事になり。トレーニングも開始。

空港に行けば、同じく写真撮影を1人で楽しむ人がいて。
そこで、情報交換や会話をして友達が増えたり。
夫も無事、ライセンス取得に成功し。家庭にも平和がもどりました。

飛行機撮影・エアバンド用

トレーニングも続けれれば、エクササイズ関係の友達も増え。
有名なトレーナーさんが来られるといえば遠征したりと。
パソコンの前に座って、交流するから、外に出て人と関わるというパターンに大きく対人関係の舵切りが行われました。
これもコイツ効果やな・・・と、今になって思うのです。

ただ、頑張ってトレーニングを積んだ後。
今度はトレーニング関係で目立ち過ぎたのか。
某巨大掲示板で身元特定班が動きそうになり、落ち着かない日々を過ごします。と言っても、別に悪い事をしたわけでは無いので問題無いのだけれどw

そんなある日、トレーナーにならないかとお誘いがあり。
長期計画を練り始めた途端。
転勤話が舞いこみ白紙撤回。

ここからまた、忙しく日常が動き出します。

転勤を1ヶ月後に控えたある日。
スクーターで走っていると、砂利運搬車が落とした砂利に乗り上げ大転倒。骨折数カ所という、大けが。
転勤は待ってくれず、怪我を押して引越準備に明け暮れます。

やっと、転勤して一段落したかと思った頃。

分かる方にしか分からない表現ですが、4ハウスのネイタル冥王星と、7ハウストランジット冥王星がスクエアーになりました。もっと言うと、太陽もオーブはありますが7ハウスで冥王星に合。
最大の試練到来です。

少し前に書いた通り、4ハウスは家庭を示す部屋なんですね。
7ハウスは対人関係(社会的な意味合いも)と、4ハウス的な家庭の2つを跨いだ大問題勃発します。

転勤直後から、慣れない仕事を割り振られた夫が何かおかしい。
最初は、愚痴を言ったりしていたけれど。
次第に、無口になっていく。笑わなくなる。
顔色悪い。
眠れないとか言い始めた。

心配していた、ある日・・・夫が布団から起き上がれなくなった。
声をかけても、返事すらしなくなった。

突然、廃人のようになってしまった夫の手を引き病院に行ったところ。
「かなり酷いうつです。仕事は無理ですね、休職を」
本人は、まともに話す事も出来なくなっており。

職場とのやりとり、事情説明。
諸々の休職絡みの書類など。
全て私がやりとりをすることになりました。

やっと夫を休養させる事が出来ると、思ったのに。
職場からは、休職早々に早期の復帰を求める連絡が引っ切り無しに来る。

こんなの、夫に聞かせたら駄目だ。
私は、絶対に夫に電話を繋がず、彼の上司と電話で大喧嘩
「まだ医師も復帰は早いといっていますので」
取りあえず、彼が起き上がれるようになるまで待ってください。と突っぱねる。主治医からも、絶対に本人を電話口に出さない方が良いと言うので、必死に彼を護りました。

2ヶ月が経過し、外食をしたいと彼が言いだした頃。
上司に急かされ。
夫は、早々に仕事に復帰。

出勤するときに
「戻ってこなかったらごめん」
「電車が来ると線路に引き込まれそうになる」
というので、毎朝、駅まで一緒に行き
「帰りもここで待ってるからね、必ず帰ってくるんだよ」と言い聞かせ。
電車に飛び込まれない様に、雨の日も雪の日も駅まで通いました。

無事、夫が1人で通える様になってすぐ。
ほっとした上に、疲れていたのでしょう。
私は、自宅マンションの階段から転落。
足の骨を折り松葉杖生活を数ヶ月しました。

踏んだり蹴ったりとは、こういうことを言うのでしょう。
当時の私は、まだ星を読む事すら知りませんでしたが(苦笑)
影響はあったようです。

年が明けても、夫の精神状態は一進一退で。
彼の上司に
「ここの部署で勤め続けるのは無理です。
 出来ればしばらく地元に戻してください!」
うるさいほどお願いをしまくり、無事4月に地元に異動が決定。
大喜びで支度を始めたのですが。

最後の試練が・・・。
引越まで1ヶ月を切った我が家は、段ボールも大量に積まれ。
忙しい日々に、頭痛が頻発し横になっていたところに、あの大地震。
東日本大震災です。

夫の職場も、我が家も結構な揺れで、引越の資材も部屋に散乱しました。

玄関も物が散乱
最寄りの駅の急告

八千代市に住んでいましたから、そこそこ揺れて。
ガソリンも入手困難になりました。

あの混乱のまっただ中。
夫の職場から、転勤がどうなるか分からないと連絡があり。
3月末で、自宅の賃貸契約を切っているので不動産会社に連絡をしたり。
引越業者からは「今の所、トラックの確保も燃料の確保も難しい」
「こちらも、お引き受けしたお荷物を動かせるように全力で調整いたします」などと連絡が来て。

それより何より、我が家の車も赴任先までのガソリンを確保しなければならず。本当に、気がおかしくなりそうでした。

そんな中でも、夫は緊急時の対応で職場に出たきりになり。
その時が、人生最大の心労だった気がします。

参考に、この時のホロスコープは・・・。
プログレス&ネイタルの冥王星が4室で合。
トランジットの冥王星が7室で、太陽とオーブありで合。
4室P・N冥王星が、7室太陽・冥王星とカツカツのスクエアー。
※記載違いを訂正しました^^;

この時点で2011年ですから(笑)

冥王星がやぎ座を出ていくまで、まだ道のりは長かった訳です。
当然、コイツがやぎ座を去るまで波瀾万丈は続いて行きました。
非常に人生勉強になりました!とは思うのですが、その時はそんな余裕はありませんでした(笑)

この後、別の転勤先で西日本豪雨に遭遇したり。
再度、離島に飛ばされたり。

今思い返せば・・・。
クライマックスは、太陽と冥王星がスクラムを組んでいた頃だった気がします。次のクライマックスは25年後、月に冥王星の手が掛かるとき。
その頃は、良いお年なので死なないように気をつけなければ(笑)

やっぱり、冥王星っていけずやなぁー。と思ったお話でした。

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やまゆき
大変光栄です!ありがとうございます❤️