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聞き取り調査のキーパーソン

先祖調べをしていると、お話を聞きたい。
そう思って、子供の頃に良く遊んで貰ったオジさんを思い出したりして。
最近でも、消息も聞いていたので・・・。
お元気だと思っていたのに、いざ話しを聞こうと思うと亡くなったと知る。
そんなパターンが多い様に感じます。

他にも、ご存命なのだが痴呆が入ってしまっており。
聞き取り困難になっている。そんな経験もあります。

本当に、先祖調査で身内の聞き取りというのは時間との闘いです。

お話を聞きたかった方が、亡くなったと聞くと諦めてしまいがちです。

しかし、そこで諦めてしまうのは、とても勿体無いのです。

私自身、親戚付き合いの濃い家系に生まれているので、お話を聞こうと思っていた方が亡くなっていたとしても。
その方のご家族に、遠慮無く聞ける環境にいます。
性格的にも、イケイケGO GO!タイプなので。
相手をどん引きさせない気遣いをする方が大変だったりします。

こんな私の経験則として。
「昔の事を知っている」と思って目星を付けていた方を、最後にお世話していた家族。例を挙げると、おつれあい(嫁)では無く、息子の嫁等が、実は隠れたキーパーソンだったりします。

高齢者は日がな一日、ゆったりと時間を過ごしています。
体の自由も利かなくなり、友達も歯が抜けるように鬼籍に入り。
思い出すのは、遠い昔の楽しかった思い出。

そんな感じの方が、実はとても多いのです。

そして、思い出した記憶は、なぜか人に話したくなる。
そこで、自分の身近で話しやすそうな相手に話すのがセオリーみたいです。こればかりは、憶測の域を出ません。ただ、私の経験則として言えることは”話しやすそうな相手”認定を受けるのは、家庭内を取り仕切っていて、高齢者の面倒を見ている嫁様の立場にある人の様です。

嫁様は、受動的に聞いた話だけれど。
親身になって聞いていくと、ジグソーパズルが嵌まる様に”自分の知らない古い時代”に、詳しくなっていく物の様です。

曾祖父の実家(本家筋)にお手紙したときも、私の知りたかった家庭事情(終戦前後)をなぜか終戦当時は子供だったはずの嫁様がご存じでした。
誰に聞いたのですか?と伺うと、義母が色々と晩年話してくれましてね。
そう仰っていました。

また、ある時は・・・。

祖母の継母に付いて、伺いたくて大叔父(息子)にお電話したところ。
「僕は早く家を出ましたから、母の事は良く知りません。
 ただ、兄の嫁様が晩年母の面倒を見てくださいましたから。
 彼女の方が、家の事情をご存じですよ」
と、連絡を付けて下さいました。

義曾祖母の事を知りたいとお電話したのに、祖母の兄弟姉妹のこと。
家庭の入りくんだ人間模様。
経済事情や、義曾祖母のご実家や、ご実家の先祖の話まで全てご存じでした。驚くことに2時間半、話し続けてくださいました。

そして、私が完全に盲点だった。
実母。
この人も、舅姑につかえた嫁様だったのです(笑)
すっかり、長男の嫁だったことをわすれていました。

しかも、自営業で家族経営でしたので。
経営者として、祖父母と、祖父母の兄・姉夫婦と同じ敷地に住んでいたのです。母が、祖父からだけでなく。祖父の兄や、祖母の姉から。
色々な古い話を聞いていた事を、先祖調べをして初めて知りました。

祖母が私は「○○尋常高等商学校卒だよ」と学校名を言ったのを覚えていたり。「アメリカさんという人がいてね、その人と相続で揉めたのよね、お義父さん」とか。「昔のお墓に行く途中の分かれ道、逆に行くと荒屋があって。そこが爺様の昔の実家ね、○畳程度の部屋が○個有って・・・」とか。

まあまあ、良く知っていること。
もう、目が点でした。
私が調べているといっても、こんな枝葉みたいな情報意味無いだろうと思って話さなかったというのだから驚きです。

先祖調べしている方!
そのお宅で、一番高齢の嫁様を狙ってください。
意外と、キーパーソンとして位置付けられるほどの情報を持っている可能性が高いです。

以上、まだお正月でご親戚と逢う方も多そうなので、急いで書いた情報でした。いつもと違って、文章を直してません。乱文失礼致しました。

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やまゆき
大変光栄です!ありがとうございます❤️