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由比のご先祖様持ち大集合!

私は自分のルーツを調べています。
小学生の頃に亡くなった、祖父が先祖を調べていて色々と話してくれた種火が大人になって燃え始めたからでしょう。

最初は、自分が生まれてから結婚するまで名乗っていた名字だけを調べるつもりでしたが。大人になり、自分が嫁に行き。
夫の名字になり、同じ名字のはずの義母にも結婚する前の名字があり。実母だって、父と結婚する前は別の名字だったんだよな。

そう思った時に、母方のご先祖様も意識するようになりました。
今回、書いてみたいのは同居していた祖母の母親の地元。
「だいぶ遠くないかい?」って言われそうですが。
愛着のある土地だったりします。

今回は、ニッチな話題で
「由比にご縁があり、先祖を調べているよ」という方に向け。
書くのは2度目だと思いますが、とある書籍をご紹介したいと思います。

全国各地には、地方自治体が作成した郷土史が残っています。
いわゆる○○市史、○○県史、○○村誌と言われるものです。
一般人(個人)で、歴史家と呼ばれる方が書く場合は、内容としてはかなりマニアックな内容になり「ちょっと無理かも」と腰が引ける書籍が多いのが事実です。その、セオリーを完全に払拭してくれた本がこちら。

由比町の歴史(上下巻)です

現物です。分厚い書籍になります。


個人宅の家系図まで付録に!?
土地勘が無い方でも大丈夫です

昭和の時代に出ているので、現品を入手するのは困難ですが。
国立国会図書館デジタルコレクションで、読む事が出来ます。
※要送信サービス加入(無料)※

この書籍、実はとあるお寺の住職さんが地元にある古い文献が、時代と共に散失してしまうのを防ぎたい。後世に残したいという思いで、同業者や地域の協力を得て作成した本になります。

正直、由比で先祖を調べるなら時間がもったいないので「まず、これから読んでね」というレベルの書籍です。

この土地を古い時代から、現代に向けて歴史の流れを説明し。
その後、各地域ごとに分けて文章を読ませるというよりは「地域の残る古文書」をベースに解説していくというスタイルになります。

当然、古文書は活字化され。
分かり難い部分は、著者の注釈が入ります。
面白いのが、地域の協力を目一杯得られた地域では江戸時代の戸籍に、昭和に生きる御子孫の名前が添えられていたり。
戸籍と現実が違う事が分かっている場合は
「Aは、Cの子供となっているが。実はBの娘である」などという極々親しい方しか分からない様な内容まで書かれていたりします。
発行が今から50年ちょっと前。
今ではあり得ない個人情報がギュッと止まっているのです。

もっと驚くのが、この本の中には。
宗門人別改帳だけでなく、壬申戸籍の下書きと思われるもの。
※正式に提出する書類には下書きがあり、それを地域で保管していることが多い様です。経験則なので、違ったらごめんなさい※
明治19年より前に、使われていた戸籍簿と呼ばれるものが多く収録されています。私も、この地域のご先祖様の明治19年式戸籍(最古の戸籍)に含まれていない、古いご先祖様を3人見つけました。
結果、1世代所か、2世代遡れることになりました。

でも、あんな分厚い本。
開いて探すのも面倒!って方。
お任せ下さい、取りあえず先祖調べに有用そうな物をピックアップしてみました。同じ志を持っている方の為に、一肌脱ぎましたのでどうぞ有効活用なさってください。では、今日はこの辺で。
後は、データを羅列しますので好きにご利用ください。

以上、由比のご先祖様持ち大集合!でした。


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