
どの世界観で生きるのか
久しぶりのnoteです。
朝、息子と外に出たら、寒くてびっくり。
明らかに、服のチョイスを間違えていて
息子と「さむいー」と叫びながら、自転車で猛ダッシュした。
でも、冬の到来にワクワクしてるんだよね。
ハロウィンが終わったら、始まるクリスマスムードって、幸せの象徴って感じでよい。
さて、本題。
昨日は、ジャスミンさんに誘われて
田名網敬一の回顧展に行ってきた。

めちゃくちゃ。
ぐちゃぐちゃ。
イカれてる。
カオス。
そんな作品が何百点と並ぶ。



美術館の楽しみ方をわからなかった私が
初めてアートを通して、たっぷり受け取り、味わえた時間だった。
誘ってくれたジャスミンさん、ありがとう!
どこまで言語化できるのか
伝わるのかはわからないけれど
書いてみます。
「記憶の冒険」と名付けられた回顧展は
田名網敬一の戦争での壮絶な経験、病からの生死を彷徨い見た幻覚、さらに彼が幼少期から見てきた映像やキャラクターが、時間軸なく同じ平面に描かれている。
爆弾が落とされ、血を流し、涙を流すキャラクターの横で、花が舞い、鯉が飛び跳ね、謎の生命体が笑う。


この世の闇と光を包含し
そのすべてが遊びであり、美しさであり
意味なんてないのだと、嘲笑っているかのような世界観は
「これが宇宙の真理だ」と見せつけてくる。

私たち人間は、人生に起こる出来事に
「良い」「悪い」のラベルを貼り
それが起きないように
それが起きるように
コントロールして
それが幸せだと、滑稽に頑張っているけれど
私たちは、生まれて必ず死ぬように
争いの中にも愛があるように
何も避けられない。
どうしたって、すべてがあるのだから。

唯一、選べるのは
それをどうゆう世界観(主人公)で受け取るのかということだけだ。
「さぁ、カーニバルの始まりだ」と人間世界のアートを楽しむのか
「幸せだ!不幸だ!」と感情のジェットコースターを味わうのか
「不幸にならないために、幸せもセーブしなきゃ」とケチケチ、ちまちまな世界観にいるのか
すべて私の思うがままだ。
何を選んだって、残念ながらそこに意味なんてない。
すべては宇宙の遊び、コントでしかないから。
それが私のたどり着いた真理。

さぁ、どんな世界観で生きていこうか。
私がずっと知りたかった解は、それだけだったのかもしれない…
そう気づいてしまった回顧展。
