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女性は稼げたら幸せ?
起業して9年目。
いろいろあった。
会社員だった私は
当時やりたいことがわからなくて
会社近くの本屋でヒントを探していた。
そこで手に取ったのがワタナベ薫さんの本。
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それから、彼女のブログを読み漁り
「私もこんな風になりたい!」と
同じメンタルコーチを目指すことにした
すぐにブログを書き始め、退職。
コーチングスクールにも通い始めて
個人事業主として、起業した。
見よう見まねのブログでも
なぜか集客はできていて
継続のクライアントも抱えていた。
集まってくれる女性はみな
何かやりたいことを探していたり
起業スタートの人が多くて
「私にビジネスノウハウがあったらなぁ」
ともどかしく思うようになった。
そこで、コーチングスクールに通い続けるのをやめて、ビジネスコンサルを受けることを決める。
それが私の起業において
大きなターニングポイントになる。
コンサルを受けても
最初は結果が出なくてヤキモキしたが
3ヶ月ぐらい経ったあたりから
一気に月に100万円を稼ぐようになった。
そう、月商7桁とか言う、あれだ。
集客のノウハウの基本がわかったところで
それをさっそくクライアントに教え始めた。
起業コンサルとしての活動が始まったのだ。
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その時にはちょうど
起業ブームが巻き起こっていて
(私はそのちょっと前に起業してる)
「やりたいことはわからないけど、起業したい」
そんな女性が集まってきた。
だから私のコンサルは
方向性を決めるところからの完全な0→1の作業で
まぁ、それは大変でプレッシャーもすごかった。
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それでも、クライアントと話していると
未来のビジョンが見える瞬間があった。
今思えばチャネリングなのだけど
その能力がコンサルに役立ち
たくさんの女性を稼がせることができた。
クライアントの中には
出版するほど売れた人も何人かいる。
(私はしていないのに。w)
たくさん感謝されたし、憧れられた。
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クライアントに結果が出たことと
当時のメンターが思いっきり引き上げてくれたことで、私の収入も増え、知名度もつき始めた。
何でもない会社員だった私が
自分一人では到底見れなかった世界を見せてもらった。
今後の人生においても、あんなにしてもらうことはないだろう。
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その裏側では、葛藤もあった。
私が起業コンサルをすることで、女性を幸せにできていたか?と言うとそうではなくて
私が学んだビジネスノウハウはと言うと
毎日複数の媒体で発信しないといけなかったり
そもそもニーズのあるマーケットに
自分のビジネスを合わせていくという制限があった。
もちろん、ビジネスは結果が出てなんぼだし
実際にそれで私は売れたからこそ
そこに異論はないのだけれど
そのやり方が合っている人にはいいが
発信が好きではない人
やりたいことが世間的なニーズが少ない人にとっては、苦行でしかなかった。
「女性を幸せにする仕事がしたい」
私の信念との間で、葛藤が生まれるようになった。
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「ビジネスがうまくいけば、人は幸せになれる」
そう思って、走ってきたが
それは幼い考えだったと思う。
わかってはいたが、起業だけが人の幸せではないし
何なら、稼いだからと言って
幸せかと言われると、そうではなかった。
「このまま走り続けられないな」と感じ
私は起業コンサルをやめて
女性の生き方について発信するようになった。
つづく。