2023年 冬 北海道⑦(最終回) 〜知駒峠、おこっぺソフト、そしてメルヘンの丘から女満別空港
道道785号線、知駒峠。
結果的にはめちゃくちゃ快適な山岳ルートでした。
道北地方のドライバーが日本海側とオホーツク海側をつなぐ際のショートカットによく使う道のようで、除雪は完璧。
峠の標高もそれなりに高く眼下には原生林が広がり絶景を楽しめる、北海道らしさを満喫できる道でした。
雪崩による国道の通行止めに合わなければ道北のこんな目立たない道はおそらく一生通ることなかったと思います。
これなら飛行機の時間にも間に合いそうですし、まさに怪我の功名で享受することができたラッキーな道との出会いでした。
道道はクッチャロ湖の少し南側で昨日走ってきたR238号線とぶつかりました。
ここを右折してオホーツク海沿いを進みます。天気は快晴で春を思わせるような暖かさです。
青々と広がるオホーツク海を眺めながらのシーサイドドライブが爽快。
道中、前日に美味しいソフトクリームを食べた興部のJA直売店に寄り道。まさかもう一度寄れるとは思っていなかったので、これも雪崩のおかげ笑
そしてまたエゾシカ君。
そのうち撮影するのも飽きてきました笑
飛行機には間に合いそうとは言え、それほど余裕があったわけでもなく帰路はほぼ止まらず走り続けます。
お昼は前日の夕方にセコマで買っておいたパンやらオニギリやら、そんなもので済ませました。ラーメンとか食いたかったのにこれは少し残念。
ところでオホーツク海沿いには40年くらい前に廃止されるまで国鉄の線路が通っていました。
R238号沿いにはその頃の面影を残した線路跡や鉄橋跡、そしていかにもここには線路が通っていたんだろうなあという痕跡がそこかしこに残っています。
そういったものを見てノスタルジーに浸りながら走り、ようやく網走湖まで戻ってきました。女満別空港はもうすぐそこです。
そして最後の目的地はここ。
ずっと来たかったメルヘンの丘。こんなに空港の近くだとは思いませんでした。
そして途中から目指していた夕日になんとかギリギリ間に合いました。
最後まで本当に運に恵まれました。
そして後ろ髪を引かれる思いでレンタカーを返却して空港へ。
エントリーした写真のまさかの当選から始まった今回の旅。
招待されたホテルは満喫できたし、撮りたい写真は撮れたし、なんと言っても32年ぶりに流氷に再会できたし、控えめに言っても最高の3日間になりました。
次の北海道はいったいいつになるか。
でも必ずまた戻ってくることを誓い、機内の人になりました。
ありがとう、北海道!
おしまい