晩秋の北海道 2020-⑨(洞爺湖周辺)
駐車場を出て昨日は湖畔を完全にスルーしてしまった洞爺湖方面に向かいます。周辺一帯は「洞爺湖有珠山ジオパーク」と名付けられた日本で最初の世界ジオパークです。
↓以下参照。
何度も大きな噴火を繰り返している有珠山についての博物館や、過去の噴火で被害を受けた建物がそのまま保存されている公園もあります。今日はその公園のひとつに立ち寄りたいと思います。
ここは1977年の大噴火の際に被災した病院が当時のまま保存されている火山遺構公園です。
この病院は火山による地殻変動のため、噴火開始後数日でひびわれが始まり、2~3ヵ月後には徐々に倒壊していったそうです。ただ病院スタッフの適切な判断による早めの避難で入院患者や関係者には人的被害はなく、被害は建物だけに収まったとのこと。
廊下の奥も見渡すことができます。建物全体が歪んでしまっている様子がよくわかります。
周辺は遊歩道も整備されているらしく、噴火の被害を後世に残していくためのたくさんの遺構を見学することができるようです。残念ながら今日は時間の関係でここのみでそれをしっかりと実感しました。
再スタート。洞爺湖をずっと右側に見ることができる気持ちのいい道路を湖畔沿いに北上します。徐々に道の勾配がキツくなり、洞爺湖の中島が目線の高さと同じくらいになった頃、展望台に到着しました。
サイロ展望台です。
ここに来て空からはポツリポツリと雨が落ちてきました。風も強く体感温度は0度近いと思われます。食事ができるかなと思い立ち寄ったのですが今日は営業していないということで残念。
仕方ないので羊蹄山方面に向かって先を急ぐことにしました。
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